記事の閲覧
| <<戻る | 写真をクリックすると拡大写真が見られます。 |
| 講習会/2015年1月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。

| 消費者にパンの魅力を伝える努力が必要 | |
|
友近史夫会長の話 「原材料の値上げと人材不足が続く中、パン業界は厳しい状況にある。かつて中国は小麦の輸出国であったが、現在は世界一の輸入国となった。こうしたことも原因で、他の材料も入手が難しくなっている。また少子高齢化で働き手が減少し、業界にも人が集まらない。しかしパン作りは食べ物を供給する重要な職業であることを認識し、魅力ある職場にしていかなければならない。50代ぐらいまでの人たちは朝食にパンを食べる人が多いが、年代が下がるにつれてパンを食べる人が減少しているというデータがある。こうしたことに危機感を持ち、消費者にパンの魅力を伝え購入してもらうきっかけを作る努力をしなければならない。今日の2人の講師から学んだことは社内でも多くの人に伝え、フランスパンの質の向上とパン業界の活性化に繋げてほしい。
|

| パン・ド・カンパーニュ | |
|
仕上げ種とポーリッシュ種を使ってブルーベリーとリンゴを生地に練り込んだ、内相の美しいカンパーニュ。長田講師が実演。
【返り種配合%】 シェフ(元種)‥‥‥‥‥‥0・5 リスドオル(フランスパン用粉)‥2・75 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1・4 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥L8分 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥24度C フロアタイム‥‥‥‥‥‥7時間 【仕上げ種配合%】 返り種‥‥‥‥‥‥‥‥‥4・65 リスドオル(フランスパン用粉)‥6・75 アーレファイン(ライ麦粉)‥2・5 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4・65 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥L8分 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥24度C 発酵時間‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2時間発酵後5度Cの冷蔵庫で一晩 【ポーリッシュ種配合%】 リスドオル(フランスパン用粉)‥30 インスタントイースト赤‥0・1 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥30 【工程】 ボウルの中で混ぜ合わせ30度Cのホイロに入れて保管 【本捏配合%】 リスドオル(フランスパン用粉)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥48 全粒粉(グラハムブレッドフラワー)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10 塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2・1 インスタントイースト赤‥0・3 ユーロモルト‥‥‥‥‥‥0・2 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥32 仕上げ種‥‥‥‥‥‥‥‥18・55 ポーリッシュ種‥‥‥‥‥60・1 パシナージュ(足し水)‥‥‥9〜 ブルーベリー(漬け込み)‥‥‥15 アップル(漬け込み)‥‥‥‥‥15 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ L10分H30秒(パシナージュ投入)L2分H1分(一定量をプレーン生地として取り分けてから、ブルーベリー、アップル投入)L2分H30秒 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥24度C 発酵時間‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥27度C1時間(パンチ)1時間 分割‥‥‥‥‥‥‥‥ブルーベリーとアップルを練り込んだ生地は、フォンデュ形の製品用に450グラム、花の形の製品用に400グラム、プレーン生地は、フォンデュ形の製品用に170グラム、花の形の製品用に130グラムと15グラム ベンチタイム‥‥‥‥・20〜30分 成形‥‥‥‥‥‥・‥‥フォンデュ形の製品は、プレーン生地をのばして、ブルーベリーとアップルを練り込んだ生地を包む。花の形の製品は、130グラム分割のプレーン生地を正方形にのばしブルーベリーとアップルを練り込んだ生地をのせ麺棒で十字に抑える (写真1) ホイロ‥‥27度C75%1時間(ホイロ後、花の形の製品は、真ん中にアップルをのせ、15グラム分割のプレーン生地を丸めて中心部に置き、放射模様の型紙の上から粉をふり飾る=写真2。フォンデュ形の製品は、ストライプ模様の型紙の上から粉をふる) 焼成‥‥‥‥‥上火230度C下火220度C35分(スチーム注入) 長田講師のコメント このパンもマスター・ド・ラ・ブーランジュリー2014に出したもので、ポーリッシュ種とルヴァン種を併用した製法で作った。審査員の印象に残るように、インパクトの強い製品に仕上げた。ブルーベリーの紫色がきれいに出て、アップルとの相性も良く味のバランスが良いカンパーニュになった。 |

| クロワッサン | |
|
フランスパン専用粉のテロワールピュールを配合したリーンな味わいのクロワッサン。茶山講師が実演。
【配合%】 リスドオル(フランスパン用粉)‥‥70 テロワールピュール(フランスパン用粉)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥30 上白糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8 塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2 インスタントドライイースト赤‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1・2 脱脂粉乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4 ユーロモルト‥‥‥‥‥‥‥0・3 無塩バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥52 【工程】 ミキシング(スパイラルミキサー使用)‥‥‥‥‥‥‥‥L5分H20秒 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥‥24度C フロアタイム‥‥‥‥‥‥‥‥45分 リタード‥‥‥‥‥‥マイナス15度Cで30分後マイナス5度Cで16時間 折り込み油脂‥‥‥バター対粉55%折り込み‥‥‥‥‥‥3つ折り3回 分割‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥50グラム 成形‥‥‥三角形にカットしてロールする(クロワッサン形、写真3) ホイロ‥‥‥27度C75%1時間30分 焼成‥‥‥‥‥‥上火240度C下火210度C15分(途中で上火230度C下火200度Cに下げる) 茶山講師コメント テロワールピュールが入っているので、ミキシングを多めにかける。捏ね上げた生地は突き丸めをし、発酵を取り冷凍庫で一晩寝かせ、生地の中心部まで冷やす。焼成は窯入れ後すぐに温度を下げる。 |
| 彩葉 | |
|
美しい彩りの木の葉を表現したデニッシュ。ピスタチオのクリームと3種類のチェリーの味が混ざり合う、リッチな配合の製品。
【配合% リスドオル(フランスパン用粉)‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥50 レジャンデール(強力粉)‥‥‥50 グラニュー糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥12 塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1・8 生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4 脱脂粉乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4 無塩バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10 卵‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥15 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥33 【工程】 ミキシング(スパイラルミキサー使用)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥L4分 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥‥22度C フロアタイム‥‥‥‥‥‥‥‥35分 リタード‥‥‥‥‥‥マイナス15度Cで30分後マイナス5度Cで16時間 折り込み油脂‥‥‥バター対粉75% 折り込み‥‥‥‥‥‥‥3つ折り1回、4つ折り1回、3つ折り1回 成形‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥①生地の半分を2・5ミリの厚みにのばし、木の葉の型紙でカット(2枚1組)②▼ダマンドピスタッシュを1枚の葉の上に絞り▼3種類のチェリーをのせる(写真4)③もう1枚の生地の縦の中心線の左右どちらかの側に抜き型で小さな穴を、縦に4つ並べて開け、(2)の生地にかぶせる④残りの生地を2ミリの厚みに伸ばし、半分の葉の型紙でカットした生地を重ねる ホイロ‥‥‥‥‥27度C75%1時間(ホイロ後、葉の穴に▼ダマンドピスタッシュを絞り3種類のチェリー(▼グリオット▼アマレナチェリー▼アメリカンチェリー)をのせる=写真5) 焼成‥‥‥‥上火230度C下火210度C25分(途中で上火215度C下火190度Cに下げる) 仕上げ‥‥‥‥表面にナパージュを塗り、粉糖とピスタチオで飾る ▼ダマンドピスタッシュ 【配合グラム】 無塩バター‥‥‥‥‥‥‥200 グラニュー糖‥‥‥‥‥‥200 アーモンドプードル‥‥‥200 卵‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥200 薄力粉(バイオレット)‥‥‥40 キルッシュワッサー‥‥‥‥‥40 ピスタチオペースト‥‥‥160 【作り方】 全材料をフードプロセッサーに入れ混ぜ合わせる ▼グリオット 【配合グラム】 グリオット‥‥‥‥‥‥‥300 ブランデー‥‥‥‥‥‥‥‥‥45 シロップ‥‥‥‥‥‥‥‥105 【作り方】 グリオットを、ブランデーとシロップに漬け込む ▼アマレナチェリー 【配合グラム】 アマレナチェリー‥‥‥‥300 マラスキーノ‥‥‥‥‥‥‥45 シロップ‥‥‥‥‥‥‥105 【作り方】 アマレナチェリーをマラスキーノとシロップに漬け込む ▼アメリカンチェリー 【配合グラム】 アメリカンチェリー‥‥‥300 キルッシュワッサー・‥‥‥‥45 シロップ‥‥‥‥‥‥‥‥105 【作り方】 アメリカンチェリーをキルッシュワッサーとシロップに漬け込む 茶山講師のコメント 大会ではシャープな作品を作りたいと考えている。工程や仕上げに手間がかかる作品は、作業時間の配分が重要。どこに時間をかけるか、メリハリをつけて工程を組むことを心がけている。 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。

























