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| 講習会/2014年6月号 |
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| コンテストの過去の受賞者4人が、受賞製品の製造実演行う | |
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3月14日、東京製菓学校で行われた「ベーカリー新製品開発コンテスト入賞者による製パンアイデアセミナー」では、 ベーキング・ガレージ・ハリマヤの旅田勇人氏が2005年開催の第14回コンテストで審査員特別賞を受賞した「スフレレーズン」の、神戸屋の佐藤大輔氏が、2006年開催の第15回コンテストでレーズン大賞を受賞した「レーズンの恵み」の、石窯パン工房ル・マタンの金剛正志氏が2009年開催の第18回コンテストで消費者推薦賞を受賞した「フォルベルトレーズン」の、北欧トーキョーの須田いずみ氏が2010年開催の第19回コンテストでアメリカンチーズ特別賞を受賞した「夢のつぼみ」の、それぞれ製造実演を行った。
同講習会は3月11日に大阪府浪速区のイワセ・エスタでも開かれた。 |

| スフレレーズン | |
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2005年開催の第14回コンテストで審査員特別賞を受賞した製品。ベーキング・ガレージ・ハリマヤの旅田勇人氏(受賞当時はドンク神戸)が出品。クロワッサン生地に、メレンゲとカスタードを合わせたクリームをトッピング。
【クロワッサン生地配合%】 フランスパン用粉‥‥‥‥100 上白糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7 並塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2 インスタントイースト‥‥1・1 脱脂粉乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3 無塩バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥5 モルト‥‥‥‥‥‥‥‥‥0・5 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥56【工程】 ミキシング‥‥‥‥L3分M30秒 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥24度C 発酵‥‥‥‥‥26度C75%1時間 大分割‥1800グラム(大分割後5度Cで1時間30分休ませる) 折り込み油脂‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥生地1800グラムに対してシートバター500グラム 折り込み‥‥3つ折3回(最初の折り込み後と3回目の折り込み後に5度Cで1時間休ませ、2回目の折り込み後に5度C一晩休ませる) 成形‥‥‥‥‥2・5ミリ厚に伸ばし、12センチx12センチ(55グラム)にカットし、直径10センチ程度の焼き型に入れ、生地がカップ状になるように中央を押さえる ホイロ‥‥‥‥‥‥28度C70%1時間30分(ホイロ後ナイフでピケして中に重しを入れる=写真1) 焼成‥上火230度C下火190度C12分(焼成後、すぐに▼レーズンペースト5グラムをのせ、冷ましてから、スフレクリーム5グラムを絞る。さらにカリフォルニア・レーズン6グラムをのせ、その上にスフレクリーム25グラムを星型口金で絞り(写真2)、表面に粉糖をかける。その後、上火230度C下火170度Cで、クリームが色づくまで、15分焼成する) 仕上げ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥クリーム表面にナパージュがけして艶を出し、四隅に粉糖をかけ、セルフィーユ、▼白ワイン漬けレーズンをナパージュしたものをのせる ▼レーズンペースト 【配合%】 カリフォルニア・レーズン‥100 白ワイン‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥50【工程】 カリフォルニア・レーズンを細かく刻み、白ワインと混ぜ3時間おく ▼白ワイン漬けレーズン 【配合%】 カリフォルニア・レーズン‥100 白ワイン‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥50【工程】 カリフォルニア・レーズンを白ワインに3時間漬け込む ▼スフレクリーム 【配合グラム】 牛乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥170 生クリーム‥‥‥‥‥‥‥170 グラニュー糖‥‥‥‥‥‥100 卵黄‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥40卵白‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥120 コーンスターチ‥‥‥‥‥‥‥40白ワイン漬けレーズン‥‥‥‥6 【工程】 ①牛乳70グラム、生クリーム、グラニュー糖15グラムを火にかける ②牛乳100グラム、卵黄、コーンスターチを混ぜておく ③(1)がわくまでの間に、卵白、グラニュー糖75グラムを泡立ててメレンゲを作っておく ④(1)が沸騰したら、(2)をよく混ぜながら加え、再度沸騰したら火からおろす ⑤(4)に(3)を入れて混ぜ合わせる 旅田氏のコメント タルト状に焼き上げたクロワッサンに、カスタードクリームにメレンゲを合わせたスフレクリームをたっぷりと絞り入れた製品。パンのバリエーションの活路を、菓子風に仕上げることに見出したいと思って開発した。この製品の一番のポイントは、スフレクリームがふんわりとしていることで、メレンゲとカスタードクリームを、できるだけフワフワ感がでるように、さっくりと合わせることが大切。 |

| レーズンの恵み | |
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2006年開催の第15回コンテストでレーズン大賞を受賞した製品。神戸屋の佐藤大輔氏が出品。レーズンをたっぷりと使用し、100%中種製法で作るライン生産を意識した製品。
【中種配合%】 強力粉‥‥‥‥‥‥‥‥‥100 生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥‥3 上白糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥15全卵‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥15卵黄‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10イーストフード‥‥‥‥‥0・1 ヨーグルト‥‥‥‥‥‥‥‥‥10水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥28【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥L3分H2分 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥‥25度C 発酵‥‥‥‥‥‥28度C75%2時間 【本捏配合%】 コンパウンドマーガリン‥‥‥‥12 食塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1・5 ▼前処理済みレーズン‥‥‥100 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥L2分H3分(コンパウンドマーガリン投入)L3分H4分(前処理済みレーズン投入)L1分H30秒 捏上温度‥‥‥‥‥‥‥‥‥28度C フロアタイム‥‥‥‥‥‥‥‥40分 成形‥①リバースシーター、または麺棒で、生地を30センチ×90センチ、厚さ7〜8ミリに伸ばす(レーズンが潰れないようにする)②のばした生地の上に、生地1キロに対してザンテ・カランツ300グラム、エダムチーズ30グラムを散らし(写真3)、ロールする③(2)を3センチ幅にカットする(写真4)④直径11センチの型にグラシン紙を敷き、(3)を入れる ホイロ‥‥‥‥‥38度C85%1時間 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥上火205度C下火210度C12〜13分(焼成前に上面に8カ所はさみでカットを入れ(写真5)、たまごを塗り、アーモンドをトッピングする) 仕上げ‥上面の円周部にフォンダンを塗り、上面全体にナパージュを塗る ▼前処理済みレーズン ①レーズンをスチーマーで5分間蒸す ②冷却後ラム酒に3日間漬ける 佐藤氏のコメント コンテスト応募のためにレーズンとカレンツをたっぷりと使い、いかに美味しく仕上げるかを研究して出来上がった製品だ。100%中種の製法は、自分なりの製法を確立しようと考え、6時間の作業時間の中でいかに発酵による風味を出すかを研究した結果、ヨーグルトを加えることにした。レーズンの処理も、お菓子っぽさを出すために、スチーマーを使い柔らかくして、ラム酒漬けにした。レーズンのギッシリ感を見た目にも演出したかったので、カレンツを巻き込み、生地の断面が見えるように成形した。 |

| レーズン・フォルベルト | |
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2009年開催の第18回コンテストで消費者推薦賞を受賞した製品。石窯パン工房ル・マタンの金剛正志氏が出品。レーズンをたっぷりと使用した全粒粉のパン。
【配合%】 強力粉‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥20全粒粉‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥50▼レーズンサワー種‥‥‥‥‥‥45食塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1・8 モルト‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0・2 生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥2・5 小麦グルテン‥‥‥‥‥‥‥0・8 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥53▼ライ押麦ボイル‥‥‥‥‥‥‥40▼レーズンミックス‥‥192・5 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥L5分M3分(ライ押麦ボイル、レーズンミックス投入)L1〜2分 捏上温度‥‥‥‥‥‥‥‥‥26度C 発酵‥‥‥‥‥27度C70%15〜20分 分割‥‥‥‥‥‥‥‥800グラム ベンチタイム‥‥‥‥‥‥‥‥10分 成形‥6回折りたたみ、腰高のなまこ形に成形して、卵白を塗り、黄金ごまをまぶし(写真6)、型に入れる(写真7) ホイロ‥‥‥‥32度C70%45〜50分 焼成‥‥‥‥‥‥上火250度C下火230度C35分(スチーム注入、上天板をして蒸し焼きにする) ▼レーズンサワー種 【レーズン酵母液配合グラム】 カリフォルニア・レーズン‥100 ミネラルウオーター‥‥‥300 グラニュー糖‥‥‥‥‥‥‥‥8 【工程】 ①アルコール消毒した容器に全材料を入れ、2日以上おく ②カリフォルニア・レーズンが浮き上がり、発砲してフルーティーな香りになったら、漉して液を抽出する 【元種(1日目)配合グラム】 ライ麦粉‥‥‥‥‥‥‥‥100 レーズン酵母液‥‥‥‥‥‥‥60【工程】 全材料を24度Cに捏ね上げ、18時間発酵させる 【元種(2〜4日目)配合グラム】 ライ麦粉‥‥‥‥‥‥‥‥100 前日の元種‥‥‥‥‥‥‥100 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥50【工程】 全材料を24度Cに捏ね上げ、18時間発酵させる。4日目のこの工程の後、pHが3・9になるまで冷蔵する 【レーズンサワー種配合グラム】 ライ麦粉‥‥‥‥‥‥‥‥100 元種(4日目)‥‥‥‥‥‥‥50水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥50【工程】 全材料を22度Cに捏ね上げ、16時間以上発酵させ、冷蔵保管する ▼ライ押麦ボイル 【配合グラム】 ライフレーク‥‥‥‥‥1000 お湯‥‥‥‥‥‥‥‥‥1100 食塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10【工程】 ①お湯に食塩を入れて沸かし、ライフレークを入れて再び沸騰させる ②ざるにあけ、冷蔵保存する ▼レーズンミックス 【配合グラム】 カリフォルニア・レーズン‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2000 くるみ(ロースト)‥‥‥200 アーモンド(ロースト)‥200 オレンジピール‥‥‥‥‥200 ホワイトリカー‥‥‥‥‥100 キルシュワッサー‥‥‥‥‥‥50【工程】 全材料を混ぜ合わせ、2日〜1週間おく 金剛氏のコメント レーズンをぎっしり包みこんだドイツパン。レーズンの甘みとライ麦、サワー種の酸味のバランスがよい。アクセントに使ったオレンジピールのフルーティーな酸味と、表面にまとわせた黄金ごまの香りも特徴。ミキシングではグルテンが少ないのでしっかりまわして生地を作り、一方で、大量に投入したレーズンがつぶれないようにするため、フックの調整も必要。黄金ごまをまとわせているのは香りを加えると同時に、表面に出たレーズンの焦げを防ぐ工夫でもある。 |
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誌面のスペースの都合上、須田いずみさんの実演内容は、次号に掲載させていただきます。
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2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。























