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| レポート/2014年2月号 |
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| ベーカリーカフェが提案するパン食。試食提供が発展してカフェになった - パン焼き小屋ツオップ
千葉県松戸市のベーカリー「パン焼き小屋ツオップ」は、店舗の2階にベーカリーカフェ「ルーエプラッツ ツオップ」(Ruheplatz ZOPF)を持っている。食事と共に自信作であるパンを提供し、そのマッチングを顧客に味わってもらうのが趣旨だ。ドイツパンのように消費者に馴染みの薄いパンの食べ方や味わい方の提案は、1階のパン売り場での試食提供から始まり、それが十分な機能を果たし始め、さらに進化して2階のカフェになった。
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「パン焼き小屋ツオップ」のカフェは、同店でパン職人として独立を目指す社員達にも大きな影響を与えている。「ベーカリーカフェの開業を夢見ている子は少なくありません。でも実際に、カフェで大きな利益を上げるのはすごく大変なことなんです。基本は儲けが少ない。そういう実状を知って、経営感覚も腕も磨いて、いいカフェが経営できるように育ってほしいんです」とりえさんは語る。 同ベーカリーは基本的に、ベーカリーとカフェ両方の全ての業務を社員に習得してもらうシステムだ。カフェに配属になると、接客、配膳、仕込、調理などの全ての業務を一定レベルに達するまで続ける。ひとつの業務について、一定期間勤めると次の部門へ移るというシステムではなく、あるレベルに到達するまで同じ業務を続けてもらうシステムだ。ただ、全体の基礎知識習得に1年、1業務に3カ月程度という目安は設けている。 「例えばカフェでは、お客様に呼ばれた回数をカウントしています。それが多いとダメなんです。お客様は店員を呼ぶ前に、店員を探したり、そわそわしたりと、必ず何らかの動作を見せます。それに気付いて呼ばれる前にこちらから伺うんです。そういったことがお客様の満足に繋がります」(りえさん) 同カフェ内では、厨房からもホールが見渡せるようになっている。仕込をしながらでも、店内の客の状況を把握しているのが理想だという。水が空になっていないか、あと何分 後に今出ている料理を食べ終わるか、そういったお客の状態をつかみ、タイミングよく水やコーヒーを提供するのだという。 「そういうことが、業務の理解だと思います。いつ、どれだけの量を作って、どうやって提供すればいいかをわかっていなくてはなりません。お客様の波や流れをつかめるようになってほしいですね」(りえさん) 「ある勘のすごくいいスタッフは、そういう状況把握ができるから、ふと少し持ち場を離れて発注を済ませて戻って来たことがありました。彼のいう通り、彼の離れている間お客様は誰も店員を呼ばなかったんです。『いまお客様は満足度が高いから、離れても大丈夫な時でした』と彼は言っていて、その通りでしたね」 客の心理の把握は、効率的な時間の使い方や、絶妙のタイミングでの料理提供にも生かされ、無駄を省き、「店のコンテンツ」を最大限に生かす武器になっているようだ。 実は、20種類の基本アイテムによるメニュー構成も、人材育成に良い効果を生んでいる。同店には専属のイタリアンのシェフがおり、社員は同シェフの指導を受けて調理を習得する。 「シェフには、難しい料理ではなく定番をしっかり作り込むのがこのカフェなんです、と伝えて、指導してもらっています。代わりに、クリスマスなどの特別豪華メニューで腕を奮ってもらっています」(りえさん) 人材育成に情熱を注ぐ理由には「皆に独立して成功してほしい」という伊原夫妻の願いがある。同店は退職を「卒業」と捉えている。必要な技術を身に付けて立派に巣立ってもらうのが理想なのだろう。「退職をネガティブには捉えません。毎年6月にアンケートを取って、今後2〜3年の進退の希望を提出してもらいます。本人がどうしたいか希望を聞いて、もっと焼成の腕を磨きたいと言えば、焼成の部門を任せます。そうやって明るく将来を考えてもらいたいですね」とりえさんは力強く語った。 | ||||||||||

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SHOP DATA
店名:ルーエプラッツ ツオップ(Ruheplatz ZOPF) 住所:〒270-0021千葉県松戸市小金原2-14-3 電話:047-727-3047 営業時間:午前7時〜午後5時30分 定休日:水曜日 席数:22席 |

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