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| お店拝見/2014年1月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。

| 手間ひまおしまず商品と向き合う | |
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全粒粉やライ麦粉を使用したハード系の商品は、オープン当初から設置されているカフェで、食事メニューとして提供するサンドイッチにも活用される。これはカフェで提供されたパンそのものを客に購入してもらうための「工夫」の一つ。
「工夫」はこれだけではない。金丸さんにとって、手間ひまかけることも「工夫」だという。例えば「おいもデニッシュ」に使われる芋あんは、さつまいもを蒸かすことから作り始める。「田舎あんぱん」(221円)に使う小豆も同様だ。厨房で材料から加工し、総菜パンや菓子パンに作り上げる。 2013年の夏には、卸し先から残ったパインの加工を依頼され、同店ではドライパインに加工し、それをカスタードクリームと共にクロワッサンにサンドし、「パインカスタード」として売り出したところ、作るそばから売れていくほどの人気商品となった。今は季節を考慮して、「リンゴカスタードロール」(263円)が店頭に並ぶ。一つの切っ掛けが思わぬヒット商品を生み出した。 |

| 売り上げ回復へ味追求と業態開拓 | |
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これまでの同店を支えてくれた客の要望に応えるためにも、自らが考える商品作りに、今後も正面から向き合っていくしかないが、店舗経営の点からは、コストが問題になることも。
オープンして3年経ったころに経営が軌道に乗ったと実感でき、その後、売り上げは順調に伸びた。 しかし、2011年の東日本大震災以後、売り上げは思い通りにいかなくなった。これまで、商品の売値に対して原材料費の占める割合は25%に収まっていたが、今はそれが、30%を超えているそうだ。 現状で全てを手作りするならば、十分な売り上げが必要になる。栄養士の金丸信乃さんは料理の腕にも覚えがある。現在の客単価1100〜1200円を維持するには、どのような味を追求していけば、リピート率をアップさせることが出きるのか。リピーターの多くは、自分好みの商品を目指して店を訪れる。それらの人々に満足してもらうとともに、売り上げの向上を図るには、販売実績のある商品をより積み上げていくことも大切。まだ模索が続く。模索の中の回答の一つとして、2013年5月から始めた自然食品店4店舗への卸がある。毎回3店舗では完売しているという。食パンタイプの商品の売れ行きが良いそうだ。 |

| 経営感覚と意志力が未来を開く | |
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金丸さんの父親は印刷業を営み、栄養士の母親は料理教室を運営していた。「門前の小僧習わぬ経を読む」ではないが、自然に経営感覚が身についていたようだ。17年前にオープンしたときから、小さいとはいえ、パンを食べてもらうためのカフェを併設し、また、パン食に連なるであろうコーヒー、紅茶、蜂蜜それにワインなどの販売も同時に始めている。
金丸さんは「心からお客様を受け入れて、商品を販売していきたい」と話す。客の健康を願い、自分の信ずる天然酵母とオーガニックを前面に出し続けていることに、強い意志を感じる。この意志こそが同店の未来を呼び込む礎なのだろう。 |

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SHOP DATA
店名:SORA(ソラ) 住所:東京都目黒区八雲5-19-7たか乃羽マンション1階 電話:03−3718−9970 営業時間:午前9時(パンの焼き上がり具合で多少前後する)〜午後6時30分 定休日:月曜(今後変更の可能性あり) 品揃え:25品目 スタッフ:製造兼販売3人 店舗面積:厨房10坪、売り場10坪 月商:200万円(パンのみ) |
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