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| 講習会/2013年12月号 |
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| バゲット ド トラディッションフランセーズ(ポーリッシュ種) | |
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ポーリッシュ種で作るバゲット。フランス産小麦の「ブション」を使った、風味豊かな伝統的なバゲット。
【ポーリッシュ種配合グラム】 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1560 生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2 フランス産小麦粉(ブション)‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1300 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥‥‥手捏ね 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥‥‥24度C 発酵‥‥‥‥‥‥‥‥‥24度C12時間 【本捏ね配合グラム】 ポーリッシュ種‥‥‥‥‥‥2700 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2950 フランス産小麦粉(ブション)‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3500 フランスパン用粉(フランス)‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1400 ゲランドの塩‥‥‥‥‥‥‥‥120 生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥‥30〜40 バシナージュ(差し水)‥‥100〜 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥L4〜5分H2〜3分(バシナージュ=差し水=をしながら柔らかい生地になるまでミキシングをかける) 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥24〜26度C フロアタイム‥‥‥‥25度C1時間〜1時間30分、または4度C12〜15時間 分割‥‥‥‥‥‥‥‥‥350グラム ベンチタイム‥‥‥‥‥‥‥‥‥20分 成形‥‥‥バゲット形に成形(写真1) ホイロ‥‥‥‥‥‥‥‥25度C75%1時間〜1時間30分、または8度C6時間(ホイロ後クープを3〜5本入れる) 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 220度C20〜25分(スチーム注入) リシャール氏のコメント 伝統的な製法であるポーリッシュ種で作るバゲット。このバゲット生地にオレンジピールとヘーゼルナッツ、ライムの表皮と雑穀ミックスなどを入れると一つの生地で多種類のパンができる。30年位前のポーリッシュ種は粉と水は同量で作られていたが、最近の粉は水がたくさん入るようになり、今回使うフランス産小麦粉のブションも、水を20%多く入れてポーリッシュ種を作った。ポーリッシュ種の風味を生かすためには、本捏で種をミキサーに入れる時、カードで無造作に投入せず、種の回りに水を注ぎそっと入れることが大切。ホイロ時間は、12〜15度C3〜4時間でも風味の良い製品ができる。ホイロ時間や他の工程は、各工房や使用する原材料によって事情が異なるので臨機応変に対応してほしい。 |

| パン ド カンパーニュ(ルヴァンリキッド) | |
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2種類のフランスパン用粉に中挽きのライ麦全粒粉とそば粉を加えた、力強い香りのある田舎パン。
【配合グラム】 フランス産小麦粉(ブション)‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥500 フランスパン用粉(フランス)‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥500 中挽きライ麦全粒粉(ヘルゴラント) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥150 そば粉‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥50 ゲランドの塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥22 生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4 ルヴァンリキッド‥‥‥‥‥400 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥680 バシナージュ(差し水)‥‥‥40〜50 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥L2〜3分(オートリーズ1時間)M1分30秒(バシナージュ=差し水=をしながら柔らかい生地になるまでミキシングをかける) 捏ね上げ温度‥‥‥‥24〜26度C フロアタイム‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥25度C1時間〜1時間30分(必要であれば45分経過した時点でパンチ)、または4度C12〜15時間 分割‥‥‥‥‥‥‥450グラム(分割後、バタールの前成形を行う) ベンチタイム‥‥‥‥‥15〜20分 成形‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥生地半分を麺棒で伸ばし端にオリーブオイルを塗り折り返す(写真2、成形後粉を振った布に綴目を下にして置く) ホイロ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 25度C75%1時間〜1時間30分、または8度C6時間(ホイロ後表面にクープを入れて模様を付ける) 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 210度C35〜40分(スチーム注入) リシャール氏のコメント オートリーズを1時間とることで、ミキシング時間を短縮することができる。その結果日持ちと味が良くなる。ルヴァンリキッドを使う長時間発酵の製法で、風味の良い香りが生まれる。分割後の生地のまとめ方ひとつで、成形が80%決まる。生地は丁寧に扱うことが大事。カンパーニュの生地に8%のひまわりの種と適量のペパーミントエッセンスを加えたクーロンヌ形のパンは、バリエーションのひとつとしておすすめだ。 |

| ブリオッシュ フィユテ | |
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ブリオッシュ生地に、バター25%を折り込んだリッチなパン。高級感があり、ギフト向けのアイテムに適している。
【配合グラム】 フランス産小麦粉(ブション)‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥500 フランスパン用粉(フランス)‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥500 塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥20 生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥40 グラニュー糖‥‥‥‥‥‥‥120 パートフェルメンテ(発酵生地)‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥250 牛乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥300 全卵‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥400 バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥150 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥‥L5分H2分(バター投入)L5分H2分 捏ね上げ温度‥‥‥‥24〜26度C フロアタイム‥‥‥生地を1キロずつに分け常温に1時間置き、生地を天板に広げてショックフリーザーで冷やし、4度Cの冷蔵庫で休ませる 折り込み‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥3つ折り2回、4つ折り1回 折り込み油脂‥‥‥‥‥生地1キロに対してシートバター250グラム 成形‥‥‥‥‥‥①厚さ8ミリ、幅24センチ、長さ48センチの生地を幅12センチの帯にカットする②1枚の帯を3本にカットし三つ編みにして(写真3)、型に生地を入れる ホイロ‥‥‥‥‥‥‥25度C75%2時間(ホイロ後表面に卵を塗る) 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥上火160度C下火170度C25〜30分(冷めたら表面に粉糖をかける) リシャール氏のコメント 生地を仕込む時、はじめは低速で中間の仕上がりになるまで回し、その後高速で生地がボウルから剥がれてくるまでしっかりミキシングする。バターは低速で少しずつ混入し、全体に混ざったら、高速で生地がボウルから剥がれるまで回す。冷蔵庫で生地をしっかり休めてバターの折り込みをすると、作業がしやすく、層がきれいに出る。パートフェルメンテは、前日に仕込んだ生地の一部を取り置いて使うと良い。 |
| そば粉・シードルのリンゴ入りクイニャマン | |
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シードルの香りとリンゴの酸味が程よく調和した、ブルターニュ地方の伝統的な菓子パン。
【配合グラム】 フランスパン用粉(フランス)‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥750 そば粉‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥250 塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥20パートフェルメンテ(発酵生地)‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥550 生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥30 シードル‥‥‥‥‥‥‥‥‥400 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥300 【工程】 ミキシング‥‥‥L5分M5〜8分 捏ね上げ温度‥‥‥‥24〜26度C フロアタイム‥‥‥‥‥‥‥20分 分割‥‥‥‥‥1000グラム×2 ベンチタイム‥‥‥‥‥‥‥15分 折り込み‥‥冷凍庫で冷やした1000グラムの生地をシーターでのばし、3分の2の部分にバターを500グラム敷き、3つ折り1回、さらに生地の上にグラニュー糖400グラムをふり、3つ折り2回(写真4) 成形‥伸ばした生地の上にリンゴの角切りを広げ、手前からロールして2センチ幅にカットし、型に入れる ホイロ‥‥‥25度C75%2時間30分〜3時間(ホイロ後、シロップ=グラニュー糖500グラムと水400グラム=に漬け込んでおいたリンゴのスライスを上面に飾る=写真5) 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥上火160度C下火180度Cで20〜25分(冷めたら表面に粉糖をかける=写真6) リシャール氏のコメント ブルターニュ地方の名産品であるおいしいリンゴとシードルを使ったクイニャマンは、地元でも人気がある菓子パン。グルテンのないそば粉を使うので、パートフェルメンテとフランスパン用粉を使って生地に力を加える。バターとグラニュー糖を一緒に折り込むと、きれいな層が出ない。低めのホイロで時間をかけて発酵させるのがポイント。 |
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講師のプロフィール 1970年フランス・ブルターニュ地方で生まれる。1997年のパン・ヨーロッパカップでフランスチームのメンバーとして参加し、優勝する。1999年クープ・デュ・モンド・ド・ラ・ブーランジュリーでは、準優勝。
2000年にMOFを取得。1995年からブルターニュ地方のサン・ミッシェル職業訓練校の製パン講師として技術指導に従事。 またポンパドウルのグループ会社、パレ・ド・パンの技術顧問として活躍。2012年5月、パレ・ド・パンが、東京・世田谷区尾山台にオープンしたベーカリーカフェ「ヴァン ド リュド」の立ち上げに携わっている。 |
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鳥越製粉常務執行役員営業本部長の久保田稔氏の挨拶 日本経済はアベノミクスの効果により長く続いたデフレを脱却しつつあり、2020年のオリンピック東京招致が実現したことも加わり、明るい兆しが出てきている。しかし一方では円安による原材料価格の上昇や消費税率アップの問題などがあり、食品業界は厳しい環境が続く。また、TPP交渉の行方も不透明だ。パン業界の動きとしては、8月の食品製造業の生産動向によると、食パンは6カ月連続で前年比増加している。菓子パンは12カ月連続して減少。リテールベーカリーは、フランスパンをはじめとする食事パンの提案に注力している店も多いと思うが、新しい素材や製法に拘った独自の食事パンが求められている。当社では1960年に日本ではじめてフランスパン専用粉を発売して以来、半世紀にわたり「夕食にパンを!」をテーマに食事パンの普及拡大に努めてきた。本日の講習会はMOFのリュドヴィック・リシャール氏を講師にお招きし、フランスの最新情報を交えた商品提案をして頂くので、是非現場で生かして頂きたい。
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2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。























