記事の閲覧
| <<戻る | 写真をクリックすると拡大写真が見られます。 |
| 講習会/2013年11月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| 2013年星天会夏季講習会 - 星天会 | |
|
ホシノ天然酵母パン種を使用するパン店、製パン教室、製パン関連機械メーカーなどの団体、星天会(川又研三会長)は9月4日、「2013年星天会夏季講習会」を、福岡県東区にある日本製粉福岡技術センターで開催した。全国からおよそ50人が集まった。星天会の講習会が九州で開かれるのは初めて。
講師は、パン工房サンセリテ(埼玉県狭山市)のオーナーシェフ、高田知明氏が務め、秋冬向けの商品8品目を紹介した。また高田氏が若手のパン職人として期待をかけるベーカリーハイジ(千葉県白井市)のオーナーシェフ、宮下真彦氏も講師を務め、自店の人気商品7品とサンドイッチを紹介した。両講師ともホシノ酵母を使った生地から様々なバラエティーに富んだ製品を作り、幅広い品揃えを披露した。 高田氏のあいさつ 今回一緒に講師を務める宮下さんとは、経営者の勉強会で知り合った。6年前に父親から店を引継ぎ、お客様から愛される店として売り上げを伸ばしている。私はパン生地に重点を置いた焼きっぱなしのシンプルなものが多いが、宮下さんは若い人ならではのセンスを取り入れ、手間をかけた魅力のあるパンを作っている。ホシノ酵母を使う若手のシェフとして、益々活躍して欲しい。 宮下氏のあいさつ 自分は今まで職人意識が強く、作ることを中心に考えてきたが、最近は経営者として販売にも力を入れるようになった。良い商品、良い売り場、良い接客が揃うと売り上げは上がる。プライスカードに書き切れないことや伝えたいことは、店で配るニュースレターに載せてお客様に紹介している。カフェは、パンと料理の組み合わせを知ってもらう場所にもなっている。それによってハード系のパンが受け入れられ、売れるようになってきた。 |

| シュトーレン | |
|
日本でもすっかり定着したシュトーレン。フルーツがたっぷり入っていて、しっとりした食感が特徴。
【中種配合%】 フランスパン用粉(クラシック)‥60 ▼ホシノ丹沢酵母パン種生種‥‥15 牛乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥30 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥‥手捏ね 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥20度C フロアタイム‥‥‥‥‥5〜6時間 ▼ホシノ丹沢酵母パン種生種 【作り方】ホシノ丹沢酵母パン種500グラムに、30度Cの温水1000CCを混ぜ、28度Cで24時間発酵後、4度Cで保存する 【本捏配合%】 フランスパン用粉(クラシック)‥40 天日塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0・6 上白糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥25 無塩バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥30 ショートニング‥‥‥‥‥‥‥‥20 アーモンドプードル‥‥‥‥‥‥20 洋酒漬けミックスフルーツ‥‥‥50 ラム酒漬けレーズン‥‥‥‥‥‥60 ローストクルミ‥‥‥‥‥‥‥‥20 【本捏工程】 ミキシング‥①無塩バターとショートニングをビーターでホイップする②(1)に天日塩、上白糖を加え、白くなるまで立てる③ (2)に中種を少しずつ加え、フランスパン用粉、アーモンドプードル、洋酒漬けミックスフルーツ、ラム酒漬けレーズン、ローストクルミの順で混ぜ合わせる 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥24度C フロアタイム‥‥‥‥‥‥‥30分 分割‥‥‥‥‥‥大(300グラム)、中(180グラム)、小(45グラム) 成形‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥大、中は型詰、小は手成形(写真1) ホイロ‥‥‥‥‥‥‥‥常温1時間 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥上火190度C下火200度C大40分、中35分、小20分(粗熱が取れたら焦がしバターに浸け=写真2、バニラシュガーをまぶす。1週間ほどおいて粉糖をかけてラッピング) 高田氏のコメント ホシノ丹沢酵母パン種生種を15%使った中種は、油脂との相性が良く保湿性があり、しっとりした仕上がりになる。フルーツに使う酒は、ブランデー、コアントロー、ラム酒などを好みで選び、フルーツに対して10%の量をふりかけ一晩置く。ドイツでは小型のミニシュトーレンから大型まで各種販売されている。最近は何千円もするシュトーレンが売られているが、手軽に買ってもらえる小型のサイズ (45グラム)を200円で販売している。固定客も付き、リピーターが多い。粉類はサックリ混ぜ合わせ、捏ねすぎないように気を付ける。 |

| ザクザクコロネ | |
|
フランスパン生地に油脂を折り込んだコロネ。パイ風のザクザクした食感と生チョコフィリングとが好相性。
【配合%】 フランスパン用粉(クラシック)‥80 全粒粉(FS全粒粉)‥‥‥‥‥20 ▼ホシノ丹沢酵母パン種生種‥‥6 インスタントイースト‥‥‥0・15 塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2・1 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥65 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥L1分(インスタントイースト投入)L9分(塩投入)L4分 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥25度C フロアタイム‥28度C2時間30分 冷蔵‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥マイナス3度C1時間後2度C16時間 折り込み‥‥‥‥‥‥4つ折り2回 折り込み油脂‥‥‥ロールイン用コンパウンドマーガリン対粉50% 最終生地厚‥‥‥‥‥‥2・5ミリ 成形‥‥‥‥2・5センチ×38センチの短冊にカットし、コルネ型に 巻き、表面にグラニュー糖をまぶす ホイロ‥‥‥28度C40 分〜1時間 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥215度C12〜15分後型からはずし低温のコンベクションオーブンでさらに30分焼成(または、120度Cの捨窯に1晩入れておいてもいい) 仕上げ‥▼生チョコフィリングを25グラム絞り入れ、先端に生チョコチャンクを6つトッピングする(写真3) ▼生チョコフィリング 【材料グラム】 フロマーチョコ(フラワーペースト)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1000 クレームドアクラ(ガナッシュクリーム)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥200 【作り方】 クレームドアクラをホイップし、フロマーチョコに混ぜ合わせる 宮下氏のコメント 生地作りはその日の気温や湿度によって、仕込み水や捏ね上げの温度を変えている。フランスパン生地に水を加えた生地を使って、商品のバラエティー化が図れる。「ザクザクコロネ」は1日100本売れる人気商品だ。作り置きせず、こまめにクリームを注入して、ザクザクした食感を大事にしている。6〜9月の湿気の多い時期は食感が保てないため休んでいる。 |

| カボチャ | |
|
カボチャを使ったハロウィーン向けの季節商品。カボチャ生地で作った「ピスタチオメロンパン」「カボチャあんパン」「メープルグミ」の3種類。
【配合%】 内麦粉(ジャパネスク)‥‥100 ▼ホシノ丹沢酵母パン種生種‥‥5 天日塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1・8 三温糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥15 有塩バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7 冷凍栗カボチャ‥‥‥‥‥‥‥‥45 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥30 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥‥‥L5分M3分(有塩バター投入)M3分 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥24度C フロアタイム‥‥‥18度C15時間 分割‥‥‥‥50グラム、40グラム 成形‥‥‥「ピスタチオメロンパン」は、生地40グラムに▼ピスタチオメロン皮をかぶせる。「カボチャあんパン」は、生地50グラムに▼カボチャペースト40グラムを包んで丸め、飾りにスライスカボチャをのせる。「メープルグミ」は、生地40グラムの中にメープルグミを入れて丸め、表面にカボチャの種をつける。 ホイロ‥‥‥‥30度C75%1時間 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥上火190度C下火200度C13分〜 ▼カボチャペースト 【材料グラム】 冷凍カボチャ‥‥‥‥‥‥‥500 冷凍カボチャミクロペースト‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥500 無塩バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥50 三温糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥125 生クリーム‥‥‥‥‥‥‥‥100 【作り方】 全材料を火にかけ煮詰める ▼ピスタチオメロン皮 【材料%】 薄力粉‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥80 ピスタチオパウダー‥‥‥‥‥‥20 ピスタチオペースト‥‥‥‥‥‥20 グラニュー糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥40 ベーキングパウダー‥‥‥‥0・2 無塩バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥15 全卵‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥20 牛乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10 【作り方】 ①無塩バターを柔らかくし、ピスタチオパウダー、ピスタチオペーストに混ぜ合わせる ②(1)にグラニュー糖を混ぜ合わせ、全卵、牛乳を加え擦り合わせる ③ベーキングパウダーと篩った薄力粉を(2)にサックリと混ぜ合わせ一晩冷蔵 高田氏のコメント 季節感を演出できる秋向けの商品。ジェラート用のピスタチオペーストを使った、高級感のあるピスタチオメロンパン。カボチャミクロペーストと冷凍カボチャで作る餡は、一晩休ませて使うと味が馴染む。製菓用のピスタチオパウダーは高価なので、おつまみ用のピスタチオを選別してブレンダ―にかけて使う。 |

| 豆乳と黒豆のブレッド | |
|
ポリフェノールを含む豆乳と黒豆を使った、健康志向の体に優しいパン。正月にも良く売れ、季節商品として人気がある。
【本捏配合%】 強力粉(イーグル)‥‥‥‥‥‥50 内麦粉(ジャパネスク)‥‥‥‥50 ▼ホシノ丹沢酵母パン種生種‥‥5 天日塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1・5 三温糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10 ショートニング‥‥‥‥‥‥‥‥5 黒豆煮汁‥‥‥‥‥‥‥‥‥8・5 豆乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥20 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥30 【本捏工程】 ミキシング‥‥‥‥‥L5分ML3分(ショートニング投入)ML5分 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥23度C フロアタイム‥‥‥18度C15時間 分割‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥300グラム、110グラム(黒豆をそれぞれ対生地で17%、手で混ぜ合わせる) ベンチタイム‥‥‥‥‥‥‥40分 成形‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・ワンローフ型入れ(写真4)と、ロール形 ホイロ‥‥36度C75%1時間20分 焼成‥‥‥‥‥‥‥上火210度C下火240度C25分(スチーム注入) |
| フランスパン | |
|
もっちりした食感と生地の伸びが特徴のフランスパン。
【配合%】 フランスパン用粉(クラシック)‥80 全粒粉(FS全粒粉)・・・・・20 ▼ホシノ丹沢酵母パン種生種‥‥6 インスタントイースト‥‥‥0・15 塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2・1 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥65 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥L1分(インスタントイースト投入)L9分(塩投入)L4分 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥25度C フロアタイム‥28度C2時間30分 分割‥‥‥‥‥‥‥‥280グラム 冷蔵‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥マイナス3度C1時間後2度C16時間 成形‥28度Cで1時間強おき、生地温度を18〜20度Cに戻して、モルダーを通して、バゲット形に成形 ホイロ‥‥‥‥28度C75%1時間(ホイロ後、クープを入れる=写真5) 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥235度C23分(スチーム注入) |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。



















