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| 講習会/2013年10月号 |
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| 第4回モンデュアル・デュ・パン選手応援講習会 - 日本アンバサドール協会、リテイルベーカリー協同組合 | |
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日本アンバサドール協会(川良弘会長)とリテイルベーカリー協同組合(小此木正博理事長)は、8月21、22日の両日、東京・中央区の日清製粉小網町加工技術センターを会場に「第4回モンデュアル・デュ・パン選手応援講習会」を開催した。
同講習会は9月25日〜29日に、フランスのリヨンで開催される国際製パンコンクール「第4回モンデュアル・デュ・パン」に出場する安倍竜三氏(ブーランジェリーパリゴ=大阪府=オーナーシェフ)と助手の上西紘人氏(ブーランジェリーパリゴ)を応援する目的で開かれた。講師は安倍竜三氏のほか、牛尾則明氏(ル・スティル ヴィロン=東京都)、伊原靖友氏(ツオップ=千葉県)、割田健一氏(銀座レカン=東京都)、倉田博和氏(デイジイ=埼玉県)、井上克哉氏(ブーランジュリーオーヴェルニュ=東京都)。司会進行は、木村周一郎氏(メゾンカイザー=東京都)。助手はコンクール初出場の上西紘人氏(ブーランジェリーパリゴ)と、児玉圭介氏(ボン・ヴィ・ボン=神奈川県)、松田武司氏(ル・スティル ヴィロン=東京都)が務めた。 |

| パン・オ・ソジャ・エ・オ・ソジャノワール | |
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コンクールのテーマにある健康と栄養価を意識したアイテム。ローストした大豆と黒豆ときなこを生地に入れた、自然の甘味とルヴァンの風味が特徴になっているパン。安倍氏が実演。
【配合%】 テロワールピュール(フランス産小麦粉)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥99 きなこ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1 インスタントドライイースト(サフ青)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0・4 食塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1・9 ルヴァンリキッド‥‥‥‥‥‥‥30 大豆(ロースト)‥‥‥‥‥‥‥15 黒豆(ロースト)‥‥‥‥‥‥‥15 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥67〜 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥L5分H2分 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥25度C フロアタイム‥40分(パンチ)30分 分割‥‥‥‥‥‥500グラムなど ベンチタイム‥‥‥‥‥‥15分〜 成形‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥オーベルニャ形(ベレー帽の形に成形)など ホイロ‥‥‥‥‥‥‥‥‥27度C60%45分(写真1=窯入れ前の状態) 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥230度C〜240度C30分〜 安倍氏のコメント 大豆や黒豆を 入れると発酵に影響するので、ロー ストしてから使うと良い。健康志向 のパンというイメージから、塩分を 控えめにした。飾りに使う生地は、 パシュナージュ(加水)する前に取 り出しておく。ルヴァンリキッドは、 元種1、粉2、水1の割合で混ぜ合わせたものを冷蔵庫で保管し使用。 |

| スーパーレーズンブレッド | |
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レーズンを120%入れた、50%中種のリッチな配合のレーズンパン。加糖卵黄とマジパンローマッセを加えることで、味に深みをだし保湿性を高めている。牛尾氏が実演。
スーパーキング(強力粉)‥‥‥50 BBJ(改良剤)‥‥‥‥‥0・2 生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4 牛乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥32 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥L2分M2分 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥26度C 発酵‥‥‥‥1時間〜1時間10分 【本捏配合%】 スーパーキング(強力粉)‥‥‥50 食塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1・8 砂糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5 加糖卵黄‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥20 マジパンローマッセ‥‥‥‥‥‥10 バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥15 牛乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥28 レーズン(水洗い)‥‥‥‥120 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ L2分ML9分MH2分(バター投入)L1分ML5分MH3分(レーズン投入)L1分(レーズン投入)L1分(レーズン投入)L1分 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥26度C フロアタイム‥‥‥‥‥20〜25分 分割‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥350グラム(型比容積3・42) ベンチタイム‥‥‥‥‥‥‥15分 成形‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ワンローフ(写真2=型に入れた生地) ホイロ‥‥33度C75%1時間10分 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥上火180度C下火230度C30分〜 牛尾氏のコメント スーパーキングのような、強い粉を使うことがポイント。仕込みの15分位前にレーズンを水洗いし、ザルに上げておく。レーズンの風味をもっと生かしたい場合は、水洗いの代わりに20分蒸して使っても良い。窯伸びしないパンなので、焼減率は6〜8%。ソフトでしっとりした食感が楽しめる。レーズンはサンメイドレーズン60%、サルタナレーズン40%の割合で、混ぜて使う。このパンは食パン専門店「セントル ザ ベーカリー」で、10月に販売を予定している。 |

| クローネ | |
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北海道産小麦のTSUBAKIを使った、ブリオッシュの配合に近い菓子パン。生地の中にオレンジピール、ナッツ、ホワイトチョコを入れ、表面にはスライスアーモンドとパールシュガーをトッピングした王冠の形の菓子パン。伊原氏が実演。
【配合%】 TSUBAKI(内麦粉)‥100 生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥4・5 天日塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2 粗糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥18 ユーロモルト‥‥‥‥‥‥0・15 卵黄‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥25 卵白‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5 バター(ホイップして冷蔵庫)‥21 牛乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥42 ラム酒‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1・4 オレンジピール‥‥‥‥‥‥‥‥9 ホワイトチョコ‥‥‥‥‥‥‥‥6 マカダミアナッツ‥‥‥‥‥‥‥7 ピスタチオ‥‥‥‥‥‥‥‥4・6【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥L2分(オートリーズ15分、イースト、塩投入)L5分(バター投入)ML4分MH2分〜(ラム酒を振りかけておいたオレンジピール、ホワイトチョコ、マカダミアナッツ、ピスタチオを生地に混ぜ合わせる) 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥28度C フロアタイム‥‥‥‥1時間20分 分割(写真3)‥‥‥200グラム ベンチタイム‥‥‥‥‥‥‥40分 成形‥‥‥‥‥‥‥‥中央に穴を開けてリング状に成形(クーロンヌ形) ホイロ‥‥30度C75%30分〜 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥下火180度C上火180度C20分 伊原氏のコメント クローネの工程にオートリーズを試そうと思ったきっかけは、パン教室の手仕込み。初心者は100回捏ねるのに15分かかり、慣れた人は5分だった。しかし生地の仕上がりは15分かかった人の方が良かった。手でゆっくり捏ねることは、オートリーズと同じような効果がある。フランスパンだけにオートリーズを利用するのではなく、いろいろなパンで試してみると良い。オートリーズをとることで、ミキシング時間が短縮でき生地に伸展性が出てソフトな仕上りになる。バターをホイップし冷蔵庫で冷やして生地に投入すると、油脂の入りが早く作業性も良い。卵白は、生地の腰持ちをよくする効果がある。 |

| メルロー | |
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健康と栄養をテーマに、国産の赤ワインとそのワインを作った時に出た葡萄の皮、種を入れたパン。メルローワインの香りと、クルミの香ばしさが引き立つ。割田氏が実演。
【配合%】 テロワールピュール(フランス産小麦粉)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥100 セミドライイースト(赤)‥0・5 食塩(海人の藻塩)‥‥‥‥1・8 メルロー種(ルヴァン種)‥‥‥7 メルロー赤ワイン‥‥‥‥‥‥‥40 メルロー葡萄の皮と種(写真4)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥40 クルミ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥15 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥40 【工程】 ミキシング‥‥‥‥L3分H5分(クルミ、葡萄の皮と種投入)L3分 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥24度C フロアタイム‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥1時間(パンチ)1時間 分割‥‥‥‥‥‥‥‥360グラム ベンチタイム‥‥‥‥‥‥‥30分 成形‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥棒状に成形してツイストする(トルデュ形) ホイロ‥‥‥‥30度C75%1時間 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥上火230度C下火210度C25分 割田氏のコメント 山梨のワイナリーからポリフェノールを豊富に含む果汁を絞った葡萄の皮と種をパンに使えないかという依頼があり、考案したパン。豚の脂との相性が良く、脂身を入れると食べ易くなるので、お惣菜パンにもアレンジしやすい。自社のビストロでは、チョリソーやサラミを刻んで入れたパンも好評。銀座レカンでは、フロマージュ用のパンとして添えて提供。トルデュの成形は、素朴さを表現した。レストランのパン部門にいるので、食材関連の情報が豊富に入る。積極的に食材の産地を訪ね、生産者と交流することで、新しいアイデアも生まれ、ヒントになることが多い。 |
| モンデュアル・デュ・パンとは | |
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2007年から始まったパンの国際コンクール。フランスに本部があるアンバサドゥール・デュ・パン協会が主催し今回で4回目を迎える。パン職人としての技能を評価し若手技術者を育成することを目的とした大会で、世界12カ国から選ばれた代表選手が挑戦する。
パン職人としての資質はもちろんのこと、実際にフランスで実力を発揮する精神力も必要になる。 競技は「国際パン」「ヴィエノワズリー」「サンドイッチ」「芸術作品」の4部門で行われる。 一番大きな特徴は、健康・栄養・伝統に重点をおいていること。そして指導的立場のシェフが若手を育てるという見地から、ペアを組む助手とのチームワークも重要なポイントになる。 今回日本代表に選ばれた安倍竜三氏は、前回に続き2回目の挑戦。助手は、上西紘人氏(ブーランジェリーパリゴ)が担当する。 |
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