第21回アメリカン ベーキングセミナー - タント、サンメイド・グロワーズ・オブ・カリフォルニア社など - ブランスリー電子版

2026年10月21日に公表されたPHPの脆弱性(CVE-2026-109618、CVE-2026-109619)については、いずれも対策を完了しています。

ブランスリーアーカイブ(創刊号からの全記事)
記事の閲覧
<<戻る写真をクリックすると拡大写真が見られます。
講習会/2013年8月号

2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。


第21回アメリカン ベーキングセミナー - タント、サンメイド・グロワーズ・オブ・カリフォルニア社など
講師を務めたロバート・ジョリン氏
講習会は多くの人が熱心に受講した
開会の挨拶をする日清経営技術センターの石神真二社長
細かな作業も丁寧に行うジョリン講師
 乾果物輸入販売のタント(東京・渋谷区)、サンメイド・グロワーズ・オブ・カリフォルニア社(米カリフォルニア州)、カリフォルニアミルク協会(同)の3社が主催して6月18、19の両日、東京・中央区の日清製粉小網町ビル加工技術センターで、「第21回アメリカンベーキングセミナー」が開催された。
 講師はアメリカ料理学院(CIA)のベーカリー講師であり、アメリカ農務省関連の諸団体のアドバイザーなども務めるロバート・ジョリン氏。
 ビタミン、ファイバー、ミネラルなどの栄養素を豊富に含んだレーズン、チーズ、バターを副材料として使った約10品目の製造実演を行った。



レーズンとベーコンのビスケット
レーズンとベーコンのビスケット
写真1
 ホロホロとした食感を出す小麦と、レーズンとメイプルシュガーの甘さ、メープルを絡ませたベーコンの組み合わせが新鮮で、それぞれが互いの味をひきたてる朝食向きの製品。

【配合%】
フランス産小麦粉(エクリチュール)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥100
メープルシュガー‥‥‥‥‥7・5
ベーキングパウダー‥‥‥‥5・5
食塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1・3
スーパーサンメイドレーズン‥‥30
メープルベイクドベーコン(ベーコンにメープルシロップを塗り、180度Cのオーブンで20分程度焼いて、刻んだもの)‥‥‥‥‥‥‥‥‥25
バター(冷蔵、ダイスカット)‥‥
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥30
全卵(冷蔵)‥‥‥‥‥‥‥‥‥15
バターミルク(ぬるま湯8に粉末バターミルク1を溶かし冷蔵したもの)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥40
ヨーグルト‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5
【工程】
①フランス産小麦粉、メープルシュガー、ベーキングパウダー、食塩、スーパーサンメイドレーズン、メイプルベイクドベーコンを合わせる
②バターを(1)に加え、ヘーゼルナッツくらいの大きさの塊を作る
③全卵とバターミルク、ヨーグルトを合わせる
④(3)を(2)に加え、生地がまとまるまで混ぜる
⑤生地を3センチ厚にのばし(写真1)、直径5センチの円形の抜き型で抜く
⑥(5)に卵を薄く塗る
⑦215度Cで約15分焼成
 ロバート・ジョリン氏のコメント 内相が美しいビスケットで、朝食だけでなく昼食にも向いたスナックアイテムになる。生地をのばすとき、生地の両側面に3センチ角の木材を置くと、厚さを一定にのばせる。バターミルクが手に入らない場合は、900グラムの牛乳にプレーンヨーグルト90グラムを加え一晩冷蔵庫に置いたものを使うと良い。



カリフォルニアチーズとフルーツのブリオッシュタルト
カリフォルニアチーズとフルーツのブリオッシュタルト
写真2
写真3
 ブリオッシュ生地を使用し、カリフォルニア産のクリームチーズと、チェダーチーズで作る風味豊かなフルーツタルト

【ポーリッシュ種配合%】
強力粉(カメリア)‥‥‥‥‥‥10
生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6
牛乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥12
【工程】
ミキシング‥‥ホイッパ―で手捏ね
捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥27度C
発酵時間‥‥‥‥‥‥‥‥‥1時間
【本捏配合%】
強力粉(カメリア)‥‥‥‥‥‥65
強力粉(スーパーキング)‥‥‥25
食塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2・3
砂糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥12
全卵A‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥50
全卵B‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10
バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥75
【工程】
ミキシング‥‥‥‥‥‥‥L3分M7分(全卵B投入)L1分M7分(バターを徐々に投入)M6分H3分
捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥26度C
発酵時間‥‥‥‥‥‥‥27度C75%30分(パンチ)30分後一晩冷蔵
分割‥‥‥‥‥‥‥‥‥45グラム
ベンチタイム(冷蔵)‥‥‥15分
成形‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥生地を直径10センチの円形に延ばし、バターを塗った直径8センチ高さ2センチのセルクルに敷く(写真2)
ホイロ‥‥‥‥‥‥27度C75%40分(ホイロ後、生地の中心を押しつぶし▼チーズフィリングを20グラム絞り、りんごや葡萄などフレッシュフルーツをトッピングし=写真3=、さらに卵を塗り、すりおろしたカリフォルニアチェダーをふりかける)
焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥上火190度C下火210度C15分
▼チーズフィリング
【材料%】
カリフォルニアクリームチーズ‥‥
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥100
砂糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥20
全卵‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥22
カリフォルニアチェダー‥‥‥‥60
【作り方】
①全材料をボウルに入れ、シュガーバッター法でビーターを使用して混ぜ合わせる
 ロバート・ジョリン氏のコメント バターが75%も入るリッチな配合なので、ミキシングでバターは徐々に入れ、生地に馴染ませながら作業する。成形は、冷蔵庫で冷やしながら行う。冬場はドライフルーツを使っても良い。



レーズンとトマトのガレット
レーズンとトマトのガレット
写真4
 レーズンペースト、ローストトマト、バジルの組み合わせを楽しむガレット。サクサクした生地の食感も楽しめる。

フランス産小麦粉(エクリチュール)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥100
食塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1・7
砂糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥12
バター(冷蔵、ダイス状)‥‥‥66
卵黄‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10
冷水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥12
【工程】
ミキシング‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥L2分(小麦粉、砂糖、バターを合わせる)L2分M4分(冷却しながら冷水と卵黄を加え混ぜる)
成形‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥①生地を2ミリ厚にのばし、12センチの円形にカットする②温水でのばしたレーズンペースト10グラムとスーパーDOVレーズン10グラムをトッピングする③(2)の縁を折り返す④150度Cで2時間ローストしたトマト10グラム、刻んだバジルを(3)の上にトッピングする⑤(4)の表面にオリーブオイルを塗り、粗塩を振りかける(写真4)
焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥上火200度C下火190度C15分
 ロバート・ジョリン氏のコメント イーストを使わず短時間で仕込むことができるので、追加アイテムとして便利。バターのかたさによって、ミキシング時間は変わる。混ぜすぎないように注意する。

レーズンチーズケーキ
レーズンチーズケーキ
写真5
 クリームチーズとマスカルポーネを混ぜ合わせたコクのある生地に、レーズンペーストの酸味が程よく効いたチーズケーキ

【グラハムクラッカークラスト配合グラム(18センチ型2台分)】
グラハムクラッカー(砕いたもの)
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥180
グラニュー糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥93
シナモンパウダー‥‥‥‥‥‥‥2
溶かしバター‥‥‥‥‥‥‥113
【作り方】
①グラハムクラッカー、グラニュー糖、シナモンパウダー、溶かしバターを混ぜ合わせる
②18センチの型に(1)を194グラム分け入れ、まんべんなく底を軽く押さえる
③(2)を162度Cで10分焼成
【レーズンフィリング配合グラム】
レーズンペースト‥‥‥‥‥100
シュガーシロップ‥‥‥‥‥‥‥60
【作り方】
①レーズンペーストとシュガーシロ
ップを、合わせておく
【チーズケーキ生地配合グラム】
カリフォルニアクリームチーズ‥‥
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥565
マスカルポーネ‥‥‥‥‥‥565
グラニュー糖‥‥‥‥‥‥‥425
全卵‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥450
バニラ(エクストラ)‥‥‥‥‥25
【作り方】
①ミキサーにビーターを付け、カリフォルニアクリームチーズとグラニュー糖が、滑らかになるまで混ぜる
②(1)にマスカルポーネを加え滑らかになるまで混ぜ、ボウルの側面と底に付いた生地をかき落とす
③(2)の中に全卵を3回に分けて入れ混ぜバニラを加える
【仕上げ】
①グラハムクラッカークラストが焼き上がったら、窯から出し、型ごと冷まし、スーパーDOVレーズンを散らす
②チーズケーキ生地100グラムをとり、レーズンフィリングと混ぜ合わせる
③
(1)の中にチーズケーキ生地を流し込む
④
(3)の上面に(2)を渦巻状に絞る(写真5)
⑤(4)を150度Cの湯煎オーブンで約1時間、触って固くなるまで焼成する
⑥(5)を窯から出し、冷たい皿の上に置き冷蔵庫に入れて冷やす
 ロバート・ジョリン氏のコメント アメリカのグラハムクラッカーと、日本のものが少し違うのでシナモンを加え調整した。チーズケーキ生地は2種類のチーズが入るので、2段階に分けて滑らかになるまで混ぜる。焼成は湯煎でしっかり火を通すことがポイント。

ハムとカリフォルニアペッパージャックのペストリー
ハムとカリフォルニアペッパージャックのペストリー
写真6
写真7
 ハムとスパイシーなペッパージャックのフィリングに、フレッシュなセージを加えた、ブリオッシュ生地で作るリッチなペストリー

【配合%】
強力粉(カメリア)‥‥‥‥100
インスタントイースト‥‥‥1・4
食塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2・8
砂糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥15
バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥50
全卵A‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥35
全卵B‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5
牛乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥23
【工程】
ミキシング‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥L2分(バター徐々に投入)M7分H10分(全卵B投入)L2分M3分
捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥27度C
発酵時間‥‥‥‥27度C75%45分
冷蔵‥‥‥‥‥‥‥‥‥5度C一晩
ロールイン油脂‥‥‥‥‥‥‥‥‥
‥‥‥‥‥‥‥バター対生地75%
ロールイン‥‥‥‥‥三つ折り4回
成形‥①生地を2・25ミリ厚にのばし、9センチ×9センチにカットしマフィン型に入れる②(1)の上に方向をずらしてに同じ生地を重ねる
ホイロ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥30度C80%1時間(ホイロ後、フィリング=ペッパージャックチーズ、ハム、カットしたフレッシュセージを、12対8対1の割合で混ぜたもの=を、生地の中心に入れ、上からおさえ、卵を塗りフルールドセルを1つまみ振りかける=写真6 、写真7)
焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥上火190度C下火230度C15分
 ロバート・ジョリン氏のコメント 2枚の生地を重ね型に入れることで、表情のある製品に仕上がる。チーズとハムの定番の組み合わせにフレッシュなセージを添えて特徴を出した。

原価計算女王
原価計算女王

2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。

今月の公開記事

  1. POLINの高性能オーブンを日本市場へ 。450℃の焼成力と緻密なヒーター制御 - スズキ産業の下河拓磨社長
  2. 見やすい売り場と旬の味で、地域が誇れるベーカリーへ - アリマベーカリー
  3. 「ちいかわ」の世界観を表現したパンと店づくり - ちいかわベーカリー
  4. 掲載から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文を公開しています。
    ブランスリーアーカイブ
ブラ立ち読み
(記事の無料メール配信)
詳細はこちら