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| お店拝見/2013年7月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。

| 豊富なアイデアでパンの美味しさを | ||||||||||
来店客に最も評判が高い商品は、クロワッサン」(150円)と「クロワッサンショコラ」(180円)。平日にはそれぞれ60個を売り上げる。土日は約4割り増しになる。クロワッサン生地を利用した商品に「ワサビ」(50円)と「サクリスタン」(140円)がある。「ワサビ」は噛み締めるとわさびの味が口中に広がる。1口サイズで食べやすい。和洋折衷の妙に遊び心を感じる。スライスアーモンドとグラニュー糖をまぶした「サクリスタン」は、クロワッサンと甘いものが同時に欲しいときには、嬉しい1品。 「カンパーニュ」(600円、ハーフ300円)には小麦粉の他に全粒粉とライ麦粉が各20%配合される。腹持ちがよいだけではなく、お腹の中からきれいにしてくれそうだ。この生地を使って、クルミ、ナッツ、レーズン、マンゴーなどを入れた各種の商品は、時に食事用、時に菓子パンとして十二分に楽しめる。 いわゆるオープンサンドの「タルティーヌ」にはバゲットを使用。余ったバゲットを再商品化した。きんぴらや揚げ豆腐、旬の野菜などをのせて、1つ300円。バゲットは国産小麦が50%入った軽い食感のもの(250円)とフランス産小麦100%でオーバーナイト製法による、もっちり感のある商品(280円)を適宜に使用する。「タルティーヌ」には、気持ちをこめて作った商品は無駄にせず使い切るという思いもこもっているようだ。他に総菜パンとして、フランスパン生地に各種具材を包んだ商品(180円)や日替わりピザもある。また、ブリオッシュ生地にアーモンドクリームを生かした「ガレット」(240円)は、洋菓子店のタルトを意識して作った。 クロワッサン、カンパーニュ、バゲット、ブリオッシュなどをベースにして、アイデアたっぷりの商品を客に提供しているのは、ベースになる商品をもっと味わってほしいと願っているからだ。確実に増えつつある常連客に伝える努力を今後も続けていく。 | ||||||||||

| ベテラン販売員こそ発展の礎 | |
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島田さんは、オープン当初から地元密着が念頭にあった。例えば、「アンパン」「クリームパン」(各160円)は修業先のビゴ東京では商品化されていない。これらの商品も「プティリッシュ」では重要なアイテムだ。老若男女、多くの人々に店に足を向けてもらうには大切な要素なのだ。
大切な要素といえば、コミュニケーションがある。パンを売るだけではなく、客との接点をより多く持つことは、今後の店の発展に欠かすことができない。今では、散歩の途中で店に立ち寄ってくれた高齢者が、昨日の出来事を気軽におしゃべりする姿が目に付くようになった。この原動力になっているのが、ベテランの販売員。「プティリッシュ」の販売員は全て女性。しかも、ほぼ全員40歳以上。来店客が気楽におしゃべりできる雰囲気を作り出すには、社会経験が豊富な女性販売員の飾らない一言こそが必要なのだ。 競争が激しいと言われた立地に独立・開業して丸3年。「小さくてもいい、1日でも長くパン作りに携わりたい」という気持ちがある。客との普段の話から生まれた商品もあるという。島田さんは、これからも、客との結びつきを大切にしながら、ちょっと贅沢な気分を味わえるパンで、地元の人々のお腹を潤わせられたらと考えている。 プティリッシュ 住所:埼玉県さいたま市南区文蔵2−1−4ロイヤルコーポラスE号室 電話:048−866−3500 営業時間:午前10時〜午後7時 定休日:月曜、第1日曜 品揃え:60〜70品目 スタッフ:製造1・5人、販売1・5人 店舗面積:厨房10坪、売り場4坪 日商:15万円 |

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