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| お店拝見/2013年7月号 |
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| 購入する様子を見て想像することが重要 | ||||||||||||||||
「品揃えに関しては、望まれないものを作ってもしょうがないという気持ちで、店を開いてみて、お客様の反応をみながら開発していこうと思っていました」(山崎さん) サンドイッチの製造は販売担当の妹の裕里さんが担当するが、そのほかのすべての製造は、山崎さんが1人で行う。朝4時から厨房に入り、夜7時の閉店時には厨房内の片づけを終えるというのが山崎さんの1日のスケジュールだ。 1日中厨房で作業しなければならないため、売り場にはほとんど出ることはないが、客が来店する度、「いらっしゃいませ」と声掛けをし、売り場の様子をガラス越しに見ている。どの客がどのパンを購入していくのかを見ているのだ。 「お客様1人ひとりについて、どのようなパンが好きなのかと考えながら見ています。そして、商品のどこを気に入って購入してくれたのかという点を考えます。具に使っている食材自体が好物だからなのかとか、見た目がやわらかそうなパンだったら食感が好みだからなのかとか、その商品が持つ特徴を分析して想像します。想像することが大事だと思っています」(山崎さん) 客が、パンを選んで購入していく様子を、実際に見届けることからは、売上げ個数の数字だけからではわからない、製品開発における重要なヒントが得られるのだ。 「新じゃがとローズマリー」(180円)や「新たまねぎとベーコン」(180円)など、旬の野菜を使った季節商品なども、こうした日々の観察で得た情報をヒントに開発されているのだろう。 「品揃えは、お客様の購入する様子や売れ方を見ながら、必要と感じれば、どんどん入れ替えていくようにしています。オープンして3年目ですが、商品のラインナップも商品自体も、まだまだ未完成だと思っているからです。一方、季節商品ではない商品を入れ替える場合は、旧製品をそれまで好きで買ってくれていたお客様をがっかりさせたくないので、ただ新製品と旧製品を入れ替える、ということはしないようにしています。『気に入っていたパンが、もっとおいしくなった』と感じてもらえるように意識して、開発をするように心がけています」(山崎さん) 購入していく様子だけでなく、山崎さんは購入後のパンの行く末も、想像し考えているという。 「いつ食べているのかとか、どのような食べ方をしているのかということを想像しています。おいしい食べ方を紹介したリーフレットを渡したりすることも考えていますが、焼きたてでなく冷めた状態でも、さらには1日経っても、おいしく食べられるパンであることも重視して作っています。『おいしそう』と、購入時に抱いて頂いた期待感を、裏切ってしまうようではだめですからね」(山崎さん) 「バゲット」(180円)は、午前中と午後4時の2回、焼き上げる。 「『バゲット』は夕食時に召し上がる方が多くいらっしゃいますからね。オーバーナイト製法による『バゲット』は特に、時間経過によるひきが出やすいので、焼きたてのパリッとした食感の状態を召し上がっていただきたいんです」(山崎さん) ハナサクベーカリー 住所:東京都小平市学園西町1‐19‐14 第二長縄ビル1F 電話:042‐347‐0607 営業時間:午前9時〜午後7時(土曜・祝日は6時まで) 定休日:日曜、月曜 品揃え:50品目 スタッフ:製造1人、販売1人 店舗面積:厨房7・5坪、売り場2・5坪 | ||||||||||||||||



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