記事の閲覧
| <<戻る | 写真をクリックすると拡大写真が見られます。 |
| レポート/2013年2月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| 新サービスとして定着するか? 焼きたてパンの宅配サービス - オリミネベーカーズ | |
|
スーパーでも宅配の広告が目に付き、大手コンビニ店舗の駐車場でも宅配専用のバイクの存在がおなじみになってきた。販売店が生鮮品を自宅に届けるサービスが普及する中、パン業界はこの流れに乗ることができるのか。昨年春から東京・築地で焼きたてパンの宅配サービスを開始したオリミネベーカーズを取材した。
|


| 店のスタッフが配達することで顧客との新密度が増す | |||||||||||||
主な客は、個人宅では年配夫婦と乳幼児のいる主婦だ。リピート率は高く、おなじみの人から注文を受けることが多い。オフィスからの注文もある。オフィスの場合は、従業員達が複数集まってまとめて注文してくる傾向。 一番の人気商品は、同店こだわりの食パン「折峰食パン」(1斤400円、ハーフ200円)や「ミルキーブレッド」(1斤280円、ハーフ140円)だ。他にはバケッドなどの食卓パンの需要が高いという。「オフィスの方の注文商品は様々ですが、食パンを注文されることもありますよ」と田中さん。オフィスからの注文は築地エリアに多い。会社に配達可能な同店のシステムは、勤務時間が長くベーカリーの営業時間中に買物に行きづらいビジネスマンにとって、パン食に触れる良い機会なのかもしれない。 同店の宅配サービスの特色について、田中さんはこう語る。 「自分達の食べたいパンをつくるのが当店のコンセプトなんです。だから、自分達で配達することで、品質管理も行えることが大きなメリットですね。自分達の手の届く状態で良いパンや菓子を届けたいですから。形が崩れやすいパンはケースに入れていますが、最初の頃は慣れなくて配送中に形を崩しそうになったり、失敗もありました。自転車できれいな状態のまま配達するのは難しいですが、いまは工夫してコツを掴んでいます」 また、レジや販売担当者などの店舗スタッフが直接宅配に出ることで、お客様との親密度が上がる効果もあるという。顔見知りになるので、配達時にパンについて話が弾むこともあれば、ちょっとした差し入れを持たせてくれるお客もいるという。パンの宅配は、客との距離を縮める効果が期待できるのだろう。 同店は2011年春にオープンした開業2年未満の若い店だ。「パンを食べることが大好き!そんな仲間が集まって生まれたベーカリー」をキャッチフレーズとし、夏場にジェラートサンドを開発するなど、新しいことへの取り組みにも余念がない。 「お客様に良いサービスや良い商品を提供するために、融通を利かせてやっていきたいんです。チェーン店と違ったバリューを生み出すためにも、チェーン店にはない自由なサービスを打ち出していきたい。そういう点を、宅配サービスにもどんどん盛り込んでいきたいですね」と田中さんは話す。 現在、同店にとって、宅配サービスは集客手段として大きな効果を発揮しているが、売上の大きな柱にはなっていないという。 しかし、地域に需要があれば自転車1台で消費者宅へ焼きたてパンを届けることができるこのサービスには、今後のベーカリーに求められる有意義な多くの要素を含んでいるのかも知れない。 サービス概要 注文方法:電話のみ 予約期限:基本的に宅配希望日の前日まで。当日も可(店の焼成時間を基準とするため、状況により配達時間や配達可能商品は多少変わる) 宅配営業時間:午前10時〜午後5時(水曜、年末年始定休) 商品内容:同店の全取扱商品(夏場は要冷蔵品は除外) 配達可能エリア:近隣エリア(勝どき、晴海、月島、築地、明石町、湊、新富、入船、佃、豊海町) 主な対象:オフィス、個人宅 支払方法:現金のみ 受注条件:1回あたり1000円以上の注文から。宅配手数料無料。 宅配方法:電動自転車にて店舗スタッフが配達。 主な特徴:焼き上がり時間を目安に配達することで、焼きたての味を提供。 | |||||||||||||

|
オリミネベーカーズ
住所東京都中央区築地7丁目10−11 電話03−6228−4555 営業時間午前7時〜午後7時30分 定休日水曜日 品揃え約50品目 スタッフ10人 店舗面積厨房約6坪、売場約5坪 |

2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
















