記事の閲覧
| <<戻る | 写真をクリックすると拡大写真が見られます。 |
| 講習会/2013年1月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| 11月の講習会 - ドイツパン・菓子勉強会 | |
|
ドイツパン・菓子勉強会(倉田博和会長)は、11月28日、東京・渋谷区の日本製粉東部技術センターで講習会を開催した。今回は「パンと洋菓子のコラボレーション講習会」と題し、「サワー種とドライフルーツを使用したパンと、焼き菓子3点と飴細工」をテーマに、日本菓子専門学校教師の梅島孝一氏と、群馬県前橋市のベーカリー、政次郎のパンの大島政次郎氏が講師を務めた。梅島講師は教師の他、東京都洋菓子協会理事も務めるベテランの技術者。ベーカリーでも役立つ焼き菓子の基本と飴細工を、丁寧にわかりやすく指導した。また大島氏は同会設立以来の会員で、前橋市内に店を構え地域密着型の繁盛店として人気を集めている。店頭で販売するライ麦パンを、どのようにして売れる商品にするかについて、現場に即した内容で紹介した。
|

| キャラメルパウンドケーキ | |
|
キャラメル味のコクのあるパウンドケーキ
【配合グラム(パウンド型2本分)】 バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥195 グラニュー糖‥‥‥‥‥‥‥145 液卵‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥170 ▼キャラメルソース‥‥‥‥135 薄力粉(ハート)‥‥‥‥‥220 ベーキングパウダー‥‥‥‥‥‥6 洋酒漬けレーズン‥‥‥‥‥‥‥75 【作り方】 ①バターをクリーム状にし、グラニュー糖を加え白くなるまで充分にすり混ぜる ②液卵を数回に分けて(1)に加え、その都度良く混ぜ合わせる ③(2)にキャラメルソース、洋酒漬けレーズンを加え、混ぜ合わせる ④(3)に篩っておいた薄力粉とベーキングパウダーを混ぜ合わせる ⑤紙を敷いたパウンド型に(4)の生地を入れ、表面を平らにする ⑥150〜160度Cのオーブンで約50〜60分焼く ⑦キャラメルケーキの表面に、煮詰めたアプリコットジャムを刷毛で塗る(写真1) ⑧ドライフルーツやナッツを(7)の表面に飾り、仕上げにセミドライアプリコット2個、セミドライフィグ2個、ローストアーモンド10粒、ローストヘーゼルナッツ10粒をトッピングし、プードルデコールをふりかけて飾る。 ▼キャラメルソース 【配合グラム】 グラニュー糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥75 生クリーム(乳脂肪40%)‥‥85 【作り方】 ①生クリームを加熱沸騰させる ②手鍋にグラニュー糖を入れ火にかけて溶かし、キツネ色になったら、(1)の生クリームを少しずつ加え混ぜ合わせる ③(2)をシノワに入れ裏ごしする 梅島氏のコメント バターと砂糖をすり混ぜた生地に、卵を混ぜると分離しやすい。もし分離した場合は、薄力粉を少し加え混ぜて防ぐ。ミキサーボウルに生地が付いたら丁寧にかき落としながら混ぜる。キャラメルソースを作る時、砂糖は数回に分けながら中火でゆっくり溶かす。沸騰した生クリームを入れる時、跳ね返るのでやけどに注意する。 |

| ケークマロン | |
|
マロンを使った焼き菓子。中心部の渋皮付きマロンとフランボワーズコンフィチュールの酸味が、味のポイントになっている
【パートサブレ配合グラム】 バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥140 グラニュー糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥85 卵黄‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥40 バニラスティック‥‥‥4分の1本 薄力粉‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥210 【作り方】 ①バターをクリーム状にし、グラニュー糖を加え軽くすり混ぜる ②(1)に卵黄を加えて混ぜ合わせ、バニラスティックから取り出したバニラビンーズと薄力粉を加えサブレ生地を作り、冷蔵庫で一晩休ませる ③(2)のサブレ生地を2・5ミリ厚にのばし、直径6センチの丸抜型で抜く 【クレームマロン配合グラム】 バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥90 グラニュー糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥70 卵黄‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥35 全卵‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥60 マロンペースト‥‥‥‥‥‥120 トリモリン‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥15 バニラスティック‥‥‥4分の1本 ベーキングパウダー‥‥‥‥‥‥2 薄力粉‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥70 【作り方】 ①バターをクリーム状にしてグラニュー糖を加え良く混ぜわせる ②(1)の中に卵黄、全卵を数回に分けて加え良く混ぜ合わせる ③柔らかくしておいたマロンペーストを(2)に加え良く混ぜ合わせ、トリモリン、バニラスティックから取り出したバニラビーンズを加える ④篩っておいた薄力粉とベーキングパウダーを(3)に加え混ぜ合わせる 【ダコワーズ配合グラム】 卵白‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥155 グラニュー糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥80 粉末アーモンド‥‥‥‥‥‥100 粉糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥100 バニラスティック‥‥‥4分の1本 薄力粉‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥60 【作り方】 ①卵白、グラニュー糖でメレンゲを 作る ②(1)にバニラスティックから取り出したバニラビーンズを加え、篩っ ておいた粉末アーモンド、粉糖、薄力粉を加え混ぜ合わせる 【仕上げ】 ①パートサブレの中央に、フランボワーズコンフィチュールを絞り、2分の1にカットした渋皮付きマロンをのせる ②(1)の上にクレームマロンを丸口金8番で渦巻き状に絞り、その上にダコワーズ生地を丸口金7番で渦巻き状に絞る ③(2)の上に粉糖をかけ、直径6・5センチのタルトリングをのせる(写真2) ④180度Cのオーブンで20分ほど焼く 梅島氏のコメント サブレ生地を冷蔵庫で一晩休ませてから使うことがポイントのひとつ。この生地は他の焼き菓子にも使えるので、時間がある時に仕込んでおくと便利。焼成はサブレと側面の生地の焼き色を見ながらバランスよく焼く。バニランビーンズは、タヒチ産かマダガスカル産が商品として最良とされている。卵白は鮮度の良いものを使うとしっかりしたメレンゲができる。トリモリンを使うことで、「焼きもどり」が良くなる。今日はクレームマロンにしたが、マロンだけでなくチョコレート味やオレンジ味にしても良い。ダコワーズ生地を楕円に焼いて、通常売られているダコワーズも作ることができる。 |

| フルーツライブレッド | |
|
6種類のドライフルーツが入り、ナッツ類の香ばしさとレーズンとオレンジのしっとり感が同時に味わえるリッチなライ麦パン
【サワー種配合%】 ライ麦粉(特キリン粉)‥‥100 初種‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥80 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥L5分〜 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥27度C 発酵‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥27度Cで18〜20時間(終点pH3・9) 【本捏配合%】 強力粉(イーグル)‥‥‥‥‥‥55 ライ麦粉(特キリン粉)‥‥‥‥10 ライ麦粉(特キリン細)‥‥‥‥10 サワー種‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥45生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥1・8 きび砂糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3 塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2 ラード‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥45 ▼練り込み材料‥‥‥‥‥‥‥‥93 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥L3分M5分 (皮の生地を取りだしてから、ドライフルーツを入れザックリ混ぜる) 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥27度C 発酵‥‥‥‥‥32度C85%1時間 分割‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 皮120グラム、中身380グラム ベンチタイム‥‥‥‥‥‥‥30分 成形‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ナマコ形 ホイロ‥32度C85%1時間(ホイロ後表面にクープを斜めに入れる) 焼成‥‥‥‥‥‥185度C30分後225度C13分〜(スチーム注入) ▼練り込み材料 【材料%】 クルミ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥15 マカダミアナッツ‥‥‥‥‥‥‥10 カットオレンジ‥‥‥‥‥‥‥‥10 スライスオレンジ‥‥‥‥‥‥‥10 サルタナレーズン‥‥‥‥‥‥‥20 カリフォルニアレーズン‥‥‥‥20ラム酒‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8 【作り方】 ①サルタナレーズン、カリフォルニアレーズンは前日湯に20分浸け、水を切った後ラム酒をまぶす ②クルミとマカダミアナッツはローストし熱いうちに水にくぐらせ、水を切りカットオレンジ、スライスオレンジと混ぜる ③(1)と(2)を合わせる(写真3) 大島氏のコメント 成形しやすいように、仕込み水を加減して生地の硬さを調整する。蒸気は多めに入れる。食感を楽しむために、オレンジを2種類使う。仕込むときにフルーツ類が冷えていると生地温度が下がるので、室温に出し調整する。サワー種の初種はライ麦粉と水を1対1で混ぜ合わせ、種継して5日目の種を使用。仕込みに使うサワー種は、試作しながら見た目と味で良い状態を覚える。 |
| パン ド カレンツ | |
|
砂糖を入れて、食べやすくしたライ麦パン。サワークリームや、クリームチーズとの相性が良い
【サワー種配合%】 ライ麦粉(特キリン粉)‥‥100 初種‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥80 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥L5分〜 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥27度C 発酵‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥27度C18〜20時間(終点pH・3・9) 【本捏配合%】 強力粉(イーグル)‥‥‥‥‥‥55 ライ麦粉(特キリン粉)‥‥‥‥15 ライ麦粉(特キリン細)‥‥‥‥15 サワー種‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥27 生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥1・8 きび糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2 塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1・8 牛乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥65 カレンツ(前日にさっと湯に通し、ラム酒をまぶしておく)‥‥100 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥L3分M5分(皮に使う生地を取りだし、カレンツを加えザックリ混ぜ合わせる) 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥27度C 発酵‥‥‥‥‥32度C85%1時間 分割‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥皮150グラム、中身600グラム ベンチタイム‥‥‥‥‥‥‥30分 成形‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ナマコ形 ホイロ‥‥‥‥32度C85%1時間(ホイロ後、表面に穴をあける=写真4) 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥185度C30分後225度C13分〜 大島氏のコメント 生地の硬さと捏ね上げ温度に注意。カレンツが対粉100%入るので、仕込むときカレンツは常温に出しておく。皮が切れやすいので、成形する時、手粉をうまく使うようにする。焼成は最初低めで時間をかけて焼き、後半は高めにする。スライスして販売すると、ライ麦パンを初めて食べる人にも勧めやすい。 |
| クレセント | |
|
角のような形をしたインパクトがある食事用のパン。プレッェルに似た食感があり、バターと牛乳の風味豊かな味わいのあるパン
【配合%】 強力粉(イーグル)‥‥‥‥‥‥90 石臼挽き強力粉(グリストミル)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10 生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3 塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2 モルト‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0・2 砂糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5 バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10 牛乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥60 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥L2分ML3分MH2分 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥23度C フロアタイム‥‥‥‥‥‥‥40分 分割‥‥80グラム(楕円形にのばし、冷蔵庫で生地をしめる=写真5) 成形‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥角形 ホイロ‥‥‥32度C85%15〜20分 焼成‥‥‥‥‥‥上火230度C下火210度C14分〜(スチーム注入) 大島氏のコメント 分割後の生地を冷蔵庫で2日間位保管できるので、商品補充に即効性があり便利なアイテム。成形しやすい生地の硬さにすることがポイント。店では人気商品の一つで、固定客も付いている。 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。


















