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| お店拝見/2013年1月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。

| 看板商品のカンパーニュと日替わりの5種類のみ | ||||||||||
「カンパーニュ」は、圧倒的な存在感を誇って、スチール製のシンプルなつくりの棚に2つ置かれている。直径30センチ以上、重さ約2・1キロという大きさは、「2つ」というより、「2台」という表現が似合う。 平澤さんは、夜中の2時から仕込みを始め、オープン時刻の11時を目指して焼き上げる。取材日も10時半頃焼き上がった。 「まだ温かいんですよ。家に持ち帰った後も温かいんです。いつもお昼前に買いに来て、その温かさのある状態のまま昼食にいただくのが楽しみなんです」(同女性客) 焼きたての状態ではカットがしにくいことなどを考え、平澤さんは、夕方5時半頃から仕込みを始め、午前2時頃焼成することを過去に1カ月ほど試したという。 「パンを渡したとき、なんだか残念そうな顔をされておられるなと感じました。カンパーニュも、完全に熱の取れた状態より、まだ温かいと感じられる状態の方が、喜んでもらえるんですね」(平澤さん) 正午前になると、カフェで楽しめるランチを求めて来店する客で賑わい始める。あっという間に主婦や子供連れの夫婦などで4卓は満席となった。「カンパーニュ」は、そのランチにも使う。 | ||||||||||

| カンパーニュはタルティーヌにして提供 | ||||||||||
「特に女性のお客様は色々な種類を楽しみたいようなので、2〜3人でいらっしゃる方が多いですね」(平澤さん) 初めて来店したという女性の2人組にも、平澤さんは、6種類オーダーすれば1切れずついろいろな味を楽しめることを提案していた。 ランチでは、カンパーニュをどう使って提供するかによって、客の反応はかなり異なると平澤さんは言う。 現在、タルティーヌの具材として提供している煮込み料理の「カスレ」だが、同店を開業した当初はキャセロールディッシュのような深みのある器に入れており、「カンパーニュ」は、その横に添えて提供していた。また、「カンパーニュ」はサンドイッチにして提供していたこともあった。 「タルティーヌにすることで、いろいろな味を楽しんでもらえる形式のランチになりました。ボリュームの面でも、2枚のパンを使うサンドイッチより軽くてすみ、その分多くの種類が食べられるということで、女性客には喜ばれます」(平澤さん) また、ランチをオーダーすると、グラスに入った水と一緒に皿に盛られた5切れのパンが提供される。ランチの内容の一つではなく、あくまでも試食用として、「カンパーニュ」以外のパン5種類が1切れずつ食べられる。5種類は、9種類の中から日替わりとなっており、取材日は「アンチョビ&トマト」(700円、ハーフ350円)、「黒ゴマ」(460円、ハーフ230円)などだった。同店に並ぶパンは、これら日替わりの5種類と、「カンパーニュ」のみ。妻の八重さんが作る焼き菓子が2種類ほどパンと共に並ぶ。 具材の中で最も人気なのはカスレ。鴨肉、子羊の肉、ベーコン、ソーセージ、インゲン豆、トマトなどを煮込んだ平澤さんの自慢の味だ。 平澤さんは2年半前に同店を開業する前、東京のオフィス街でフランス料理を中心とした洋食店を26年間切り盛りしていた。カスレは当時出していたメニューの一つ。現在は、タルティーヌの具材として食べやすくするため、鴨肉や子羊の肉などは、インゲン豆の大きさに揃えるように小さめにカットしているが、出汁をとるために一緒に煮込む鴨肉の骨を2時間後に取りだし、さらに1時間煮込むなどという料理法は洋食店のときと同じだ。 洋食店のシェフをしていた経験を活かし、こだわって作る本格的なカスレが評判を呼び、カスレを目当てに来店する客が増えてきているという。 | ||||||||||

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店名:マダム シュープリーズ
住所:東京都杉並区梅里2‐11‐2 電話:03‐3312‐5463 営業時間:午前11時〜午後6時 定休日:日曜、祝日 品揃え:パン6品目、菓子2品目 店舗面積:売り場とカフェ4坪、厨房4坪 スタッフ:製造と販売1〜2人 日商:平日2〜3万円、土曜日4万円 |
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