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花に囲まれた「カフェむぎわらい」の外観 |
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| 右から、「たかきびパン」「ひえごはんパン」「えごま入りひえごはんぱん」。蒸すと、冷めてもしっとり感ともちもち感が続く |
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| カウンターに勢ぞろいした製品。天然酵母を利用して焼いた菓子もある |
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「雑穀パンセット」と「おまかせパンセット」(3500円)のネット通販も行なっている |
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| 左から、「パンドミプレーン」(440円)、「パンドミごま入り」(480円)、「パンドミ全粒粉入り」(480円) |
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| 店内でゆったりと子供連れの若い夫婦が昼食を楽しんでいた |
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東京メトロ日比谷線の三ノ輪駅の改札を出て右へ、明治通り沿いをおよそ3分ほど歩くと、色とりどりの花に囲まれた、ちょっと古風な外観を持った店が目に入る。「カフェむぎわらい」だ。引き戸を開けて入ると、店内には心地よい穏やかな空気が流れている。
むぎわらいの名前の由来は、小麦の加工品であるパンを食べて、一日を笑って過ごしてほしいとの思いにある。確かに美味しいものを食べている人は、ニコニコしている。
同ベーカリーは、たかきびやひえ、えごまなどを使用した「雑穀パン」が充実している。
「たかきびパン」(480円)は、たかきび粉を生地に練りこんだ上に、炊いたたかきびも入れた。「ひえごはんパン」(420円)には炊いたひえがたっぷり入る。
「えごま入りひえごはんパン」(480円)もある。蒸してから食べると、しっとりしてもちもちとした食感が味わえる。
これに、「もちきびくるみパン」を加えた「雑穀パンセット」(2500円)が通販で購入できる。これらの製品には、小麦粉に対して平均50%の雑穀が含まれている。食物繊維が豊富でミネラルバランスがよい。
卵と砂糖、乳製品を使っていないので、毎日ご飯代わりに食べても大丈夫だそう。
真摯な食材選びが客を呼ぶ 人気製品の中で一押しなのが「パンドミ」。「プレーン」(440円)、「ごま入り」(480円)、「全粒粉入り」(480円)の3種類がある。ともに小麦本来の甘味と塩のバランスの良さが感じられる。
「ごま入り」はトーストすると香りがたって、よりパンの旨さを引き出す。「全粒粉入り」はトーストして軽く塩を振るとパン生地の持つ甘みとマッチして、より美味しさが増すようだ。
むぎわらいの全製品には、北海道産の小麦が100%使用されている。「収穫後農薬(ポストハーベスト)の心配もないので、安全な製品を客に提供できる」と店主は考えている。
「自分が食べたくない材料で製品作りをすることは、客を裏切ることになるし、後ろめたい気持ちになる食材は使いません」という。
食材は国産が中心で、希望の物が手に入らなければ、オーガニック認定された外国産の食材を仕入れることも。「おいしい」と言ってくれる客のおかげで、大好きなパン作りを仕事にしていられることを常に忘れていない。
こうした、パン作りに対する姿勢が反映されているからこそ、8年前の12月のオープン以来、客が途絶えることがないのだ。少ない日でも50人以上、多い日は80人前後の客が木の引き戸を開けに来る。
雑穀パンやパンドミは、「玄米菜食」を基本とし、動物性油脂や乳製品は摂取しないマクロビオティックに対応した製品だという。同様な製品は他にもある。通常の内麦粉に薄力粉と全粒粉それにライ麦粉と塩だけで作る「カンパ―ニュ」(大600円、小300円)、同生地にオーガニックのドライフルーツを入れた「フルーツカンパーニュ」(250円)、パリパリした皮が特徴の「全粒粉バゲット」(280円)などだ。
これらの製品には、動物性油脂や乳製品、精製された砂糖は使わない。砂糖を使う場合は、ブドウ糖に分解されるまで長い時間がかかる多糖類のてんさい糖などを利用する。油脂については、植物性のものを使う。
こうしたこだわりは、「うそのない正々堂々とした製品を食卓に並べ、安心して客に食べてもらいたい」との店主の思いからきている。