第20回アメリカンベーキングセミナー - タント、サンメイド・グロワーズ・オブ・カリフォルニア社など - ブランスリー電子版

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講習会/2012年8月号

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第20回アメリカンベーキングセミナー - タント、サンメイド・グロワーズ・オブ・カリフォルニア社など
講師を務めたロバート・ジョリン氏
 タント、バレー・フィッグ・グロワーズ社、サン・メイド・グロワーズ・オブ・カリフォルニア社の3社が主催して6月26、27の両日、東京・中央区の日清製粉小網町ビル加工技術センターで「第20回アメリカンベーキングセミナー」が開催された。講師はアメリカ料理学院(CIA)のベーカリー講師を勤めるほか、アメリカ農務省関連の諸団体のアドバイザーなども務める、ロバート・ジョリン氏。レーズン、フィッグ、クルミなどを使った約10品目の製造実演を行った。



レーズンとオニオンのソフトロール
レーズンとオニオンのソフトロール
写真1
 レーズンと炒めたオニオンを練り込んだパン。歯切れのいい食感が特徴。

【配合%】
強力粉(セイヴァリー)‥‥‥‥75
ライ麦粉(メールダンケル)‥‥25
生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3
食塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2・3
砂糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3
オリーブオイル‥‥‥‥‥‥‥‥13
パートフェルメンテ(フランスパン
生地を一晩冷蔵したもの)‥‥‥38
▼ローストオニオン・レーズン‥38
牛乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥31
水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥45
【工程】
ミキシング‥‥‥‥‥‥‥‥L2分
(オートリーズ10分後食塩、オリ
ーブオイル投入)M10分(ロース
トオニオン・レーズン投入)L2分
捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥26度C
発酵‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
27度C75%1時間(パンチ)30分
分割‥‥‥‥‥‥‥‥‥60グラム
ベンチタイム‥‥‥‥‥‥‥15分
成形‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
楕円形にのばし、中央をくぼませる
ホイロ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
‥‥‥‥38度C85%40分(ホ
イロ後、ローストオニオン・レーズ
ン=配合外=をトッピングする=写真1)
焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
‥‥220度C12分(スチーム注入)
▼ローストオニオン・レーズン
【材料%】
DOVレーズン‥‥‥‥‥‥100
オリーブオイル‥‥‥‥‥‥‥‥10
レッドオニオン‥‥‥‥‥‥480
【作り方】
①レッドオニオンをスライスし、オリーブオイルできつね色になるまで炒める
②DOVレーズンを加え、水気を切り冷却する
 ロバート・ジョリン氏の話 ホイロ後トッピングする「ローストオニオン・レーズン」が焼成中にこぼれないように注意する。このパンはクリームチーズとの相性がいい。ランチとしてもおやつとしても食べられる。クラムは目がつまっていて、歯切れのいい食感が特徴だ。



フィッグとブリーチーズのプレッツェルロール
フィッグとブリーチーズのプレッツェルロール
写真2
写真3
 比較的ソフトな食感が特徴のプレッツェル。

強力粉(セイヴァリー)‥‥‥‥30
生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥2・5
水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥25
【工程】
ミキシング‥‥‥‥‥L3分M6分
捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥24度C
発酵‥‥‥‥‥27度C75%1時間
【本捏配合%】
強力粉(セイヴァリー)‥‥‥‥70
生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥2・5
モルトシロップ‥‥‥‥‥‥1・2
食塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2・5
オリーブオイル‥‥‥‥‥‥‥‥4
ミッションフィッグ(ダイスカット)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥15水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥30
【工程】
ミキシング‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
‥‥‥L4分M10分H4分(ミッ
ションフィッグ投入)L2分M1分
捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥26度C
発酵‥‥‥‥‥‥27度C75%20分
分割‥‥‥‥‥‥‥‥‥75グラム
ベンチタイム‥‥‥‥‥‥‥15分
成形‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ナマコ形
ホイロ‥‥‥‥‥‥‥‥30度C80
%30分(ホイロ後、冷凍庫に入れて
生地を固め、4・5%の濃度の水酸化
ナトリウム溶液に漬け=写真2=、岩
塩をトッピングする=写真3)
焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥210度C15分(焼成後、ブリーチーズのスライス、▼マスタードバター、▼フィッグマスカルポーネをサンドする)
▼マスタードバター
バター250グラム、ディジョンマスタード80グラムを混ぜ合わせる
▼フィッグマスカルポーネ
マスカルポーネチーズ250グラムとフィッグスラリー50グラムを混ぜ合わせる
 ロバート・ジョリン氏の話 内相はそれほどつまっておらず、食感はソフトなのが特徴。



フィッグとチーズのエンパナーダ
フィッグとチーズのエンパナーダ
写真4
写真5
 フィッグとチーズのフィリングを包んだ製品。さくさくとした食感が特徴。

【配合%】
フランスパン用粉(リスドオル)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥100
ベーキングパウダー‥‥‥‥1・7
バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥50
食塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1・7
全卵‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥25
牛乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥16
【工程】
①フランスパン用粉、ベーキングパウダー、食塩を混ぜ合わせてボウルに入れる
②1・5センチ角にカットして冷やしておいたバターを(1)に加えて混ぜ合わせ、そぼろ状になったら全卵と牛乳を加えて、生地がひとまとまりになるまで混ぜる
③捏ね上がった生地にラップをかけ、硬くなるまで冷却する
④(3)の生地を2ミリ厚にのばし、長い方の直径が16センチの楕円形にカットする
⑤▼フィリング30グラムをのせ、刷毛で水を塗り、生地を2つ折りにしてしっかり閉じる(写真4、5)
⑥(5)に卵を塗って、220度Cのオーブンで12分焼成する
⑦(6)にグリュイエールチーズ(シュレッド)をトッピングして、チーズが溶けるまで再び焼成する
▼フィリング
【材料%】
グリュイエールチーズ‥‥‥100
モッツァレラチーズ‥‥‥‥100
全卵‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥33
ホワイトフィッグ(ダイスカット)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥40
コリアンダー(生、刻み)‥‥‥8
【作り方】
①グリュイエールチーズをフードプロセッサーにかけ、粗い粉状にする
②(1)に全卵を加え、よく混ぜる
③(2)をボウルに移し、コリアンダーと、ホワイトフィッグを均一に混ぜ合わせる
 ロバート・ジョリン氏の話 生地をオールインで仕込んでしまうと、さくさくとした食感が出ない。



フィッグとゴルゴンゾーラのグジェール
フィッグとゴルゴンゾーラのグジェール
写真6
写真7
 ゴルゴンゾーラのフィリングを包んで焼いた商品。日本人にも食べやすく仕上げている。

【配合%】
牛乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥100
水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥100
ミッションフィッグ(刻み)‥‥66
食塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1・8
バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥100
全卵‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥200
強力粉(セイヴァリー)‥‥150
グリュイエールチーズ(シュレッド)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥70
【工程】
①牛乳、水、バター、ミッションフィッグ、食塩を合わせ、煮沸させる
②いったん火からおろし、(1)に強力粉を加える
③(2)を再び火にかけ3分間加熱する
④火を止めて、数回に分けて全卵を加え、最後にグリュイエールチーズを混ぜ合わせる
⑤天板に生地を絞り(写真6)、塗り卵をして(写真7)、グリュイエールチーズ(配合外)をトッピングする
⑥200度Cで15分焼成後、上火165度C下火140度Cに下げて13分焼成する
⑦焼き上がったら、▼フィリングを注入する
▼フィリング
【材料%】
ゴルゴンゾーラチーズ‥‥‥100
クリームチーズ‥‥‥‥‥‥100
フィッグスラリー‥‥‥‥‥200
レモンジュース‥‥‥‥‥‥‥‥10
【作り方】
 滑らかになるまで全材料を混ぜ合わせる
 ロバート・ジョリン氏の話 ゴルゴンゾーラチーズはくせがあるので、お客さんの好みに合わせて、配合量を調節するといい。

フィッグとチョコレートのブリオッシュ
フィッグとチョコレートのブリオッシュ
写真8
アメリカンベーキングセミナーは今回で20回目を迎え、講習会を主催するタントの田川和雄社長に、日清経営技術センターの石神真二社長から、記念の盾が贈られた
 フィッグとチョコレートを混ぜ合わせたフィリングをブリオッシュ生地で包んで焼き上げた製品。

【中種配合%】
強力粉(セイヴァリー)‥‥‥‥33
生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥1・5
水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥22
【工程】
ミキシング‥‥‥‥‥L3分M3分
捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥24度C
発酵‥‥‥‥‥27度C75%1時間
【本捏配合%】
強力粉(セイヴァリー)‥‥‥‥67
生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥6・6
食塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2・5
砂糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥12
バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥50
全卵‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥46
【工程】
ミキシング‥‥‥‥L5分M15分
捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥24度C
発酵‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
‥27度C75%40分(パンチ)20分
分割‥‥‥‥‥‥‥‥‥50グラム
ベンチタイム‥‥‥‥‥‥‥10分
成形‥‥‥①三角形にのばし、中央に
フィリング25グラムをのせる②3つ
の角を中央に折り返して閉じる③閉じ
口を下にしてホイロに入れる
ホイロ‥‥‥‥‥‥30度C80%40
分(ホイロの途中で卵を塗る、ホイロ後
クープを3本入れる=写真8)
焼成‥‥‥‥‥‥210度C10分
▼フィリング
【材料%】
ホワイトフィッグ(ダイスカット)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥100
フィッグスラリー‥‥‥‥‥300
水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥100
チョコレート‥‥‥‥‥‥‥600
【作り方】
 水、ホワイトフィッグ、フィッグスラリーを合わせて煮沸し、溶かしたチョコレートを注いで、滑らかになるまで混ぜ合わせる
 ロバート・ジョリン氏の話 フィグとチョコレートの相性はとてもいい。

原価計算女王
原価計算女王

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