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| 話題/2012年7月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| 芳醇な香りがする中種法の蒸しパン | |
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6月5日から8日まで、東京・江東区の東京ビッグサイトで開かれた2012国際食品工業展で、心が小躍りしてしまった商品があった。蒸しパンなのだが、多くの人が知っている蒸しパンとは、少し趣が違った。
表面にいく筋かの割れ目が入っていて、中から盛り上がってきている感じ。これがなんともいえずおいしそうだった。 なぜかホクホクの石焼芋を思い出した。蒸しパンというと、表面がつるっとしているイメージだったのだが、この蒸しパンは「ホクホク」という表現がぴったりだった。 試食を出してくれたので、一口ほうばると、芳醇な香りが口いっぱいに広がった。低温で長時間じっくりと熟成させてつくるパンの深い味わいに通じるものがある。こんなに香りがいい蒸しパンは珍しいと思った。 実はこの商品は、ホシノ天然酵母パン種が提案していた中種法の蒸しパン。ホシノ酵母で熟成させた生地が持つ独特の香りと旨みがかなり強く出ているので、その理由を同社の担当者に聞いてみると、「焼くより蒸す方が香りが多く残るんですよ」との答えが返ってきた。 担当者が、工程写真を見せてくれたが、中種も、本捏で上がった生地も、かなりどろっとした状態のようだった。中種の時に4時間程度発酵させ、ここで味と香りのほとんどを作り出す。本捏開始から蒸し上がりまでは1時間かからない。 味と香りがこの上なく上品で、リテールベーカリーの差別化商品として最適だと思った。 |




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