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| ブランスリー新聞/2003年2月号 |
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| 講演会と賀詞交歓会。江崎玲於奈氏が講演 - 日本製パン製菓機械工業会 | |
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日本製パン製菓機械工業会(梶原徳二理事長)の「新春講演会及び賀詞交歓会」が1月17日、東京千代田区のKKRホテル東京で開かれた。講演会では1974年にノーベル物理学賞を受賞した、芝浦工業大学の江崎玲於奈学長が「日本の未来をつくる」のテーマで話した。賀詞交歓会では、(社)日本パン工業会の飯島延浩会長(山崎製パン社長)らがあいさつした。
講演会で、江崎学長は「世の中が進歩した現在は、数学ができるなどのアカデミックな能力だけではなく、人それぞれの感性というか、もって生まれた様々な才能が生かされる時代だ。アカデミックな学力だけを重視した横並びの教育から脱却して、人間の才能は1人ひとり違う、ということを前提にした教育をしなくてはならない。各人の才能をさらに伸ばしていくことに主眼を置かなくてはならない」と述べた。「アカデミックな学問の能力がない人にまで、無理やりアカデミックな学問を教えようとするのはナンセンスだ」 さらに「ある動物学者によると、動物の行動はそのほとんどが、遺伝情報によるという。それに対して人間の場合は、自分で行動のプログラムを書ける。人間は遺伝外情報を創造したのだ。教育の真の目的は、人それぞれのハード(肉体)を最大限に活用するためのプログラムを自ら作り出せるように仕向けることだ」と話した。 また、創造力の重要性についても言及し、「新たなことを生み出す創造力を発揮するためには、現在あるものを理解し、判断しなくてはならない。『自分は、巨人の肩に乗って、遠くまで見渡すことができたので、いろいろな発見ができた』というニュートンの言葉がある。つまり、人間が積み上げてきた知識の上に立ってこそ創造力を発揮できたということだ」と述べた。 パラダイム(社会の規範)の変化についても触れ「これまでの階級社会からネットワーク社会に変わりつつある。社会構造を革新するのは、大企業ではなく中小企業だ。過去のソニーがそうだった」と話した。 賀詞交歓会であいさつに立った梶原理事長は「日本は空洞化が進んでいることは事実。それに打ち勝つには新しい技術が必要。偶然訪れるかも知れない大発見は、地道な努力を続け、訪れた新事実を見逃さない準備をしている人だけに微笑む、ということが江崎さんの講演を聞いてわかった」などと話した。 また、来賓としてあいさつに立った飯島延浩・(社)日本パン工業会会長は、米国製パン研究所(AIB)のフードセーフティープログラムを模範として、2001年4月、日本パン技術研究所(東京・江戸川区)が運営を始めたフードセーフティープログラムについて触れ「昨年6月に当社の安城工場が監査を受けたが、工場各部門のうち1部門が『優秀』、そのほかの部門はすべて『最優秀』の評価を受けた。クレームが10分の1に減った」などと話した。 |



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