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| 講習会/2012年6月号 |
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| 2012年第3回ibaカップミュンヘン大会応援講習会-ドイツパン・菓子勉強会 | |
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ドイツパン・菓子勉強会(倉田博和会長)は東京・渋谷区、日仏商事の渋谷エスパスラボを会場に4月18日、「2012年第3回ibaカップミュンヘン大会応援講習会」を開催した。
同講習会は、ドイツ・ミュンヘンで9月に行われるパンの国際大会「ibaカップ」の出場に向けて日々トレーニングを重ねている、大村田選手(マイピア)と渡辺裕之選手(タンドルマン)の両選手を激励する目的で開かれた。 両選手は、ドイツ産の粉を使って大会の課題となっているパン、デニッシュ、パーティーブレッド、飾りパンを作ってみせた。両選手の監督を務める倉田博和会長(デイジイ)、選手団団長の山崎豊副会長、コーチの井上克也氏(ブーランジェリー オーヴェルニュ)の3氏は、それぞれドイツやオーストリアのパンや菓子のデモンストレーションを行った。また、両選手のトレーニングの進行具合などについて話があった。 |

| リンツァトルテ | |
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オーストリア・リンツの郷土菓子。焼きたてよりも2〜3日おいた方がおいしい
【配合グラム】(21センチのセルクル型3台分) 無塩バター……………………336 バニラビーンズ………………1本分 レモンゼスト………………………6 シナモンパウダー…………………5 グローブパウダー…………………1 グラニュー糖…………………420 セルファンナチュール エ プログレ(微粒塩、日仏商事)……………3 卵………………………………116 卵黄…………………………………53 レモンジュース……………………32 エクリチュール(焼き菓子用粉、日清製粉)………………………284 クルミパウダー………………294 ザッハマッセケーキクラム…315 ベーキングパウダー………………4 セントジェームス ラム44度(日仏商事)……………………………63 【作り方】 ①無塩バター、バニラビーンズ、レモンゼスト、シナモンパウダー、グローブパウダー、グラニュー糖、セルファンナチュール エ プログレをミキサーで混ぜる ②(1)に卵、卵黄を入れてミキサーで混ぜ、さらにレモンジュース、セントジェームス ラム44度を入れて混ぜる ③エクリチュール、ベーキングパウダー、クルミパウダーをふるいにかけたザッハマッセケーキクラムを合わせる ④(2)に(3)を入れてミキサーで混ぜ合わせる ⑤(4)を口径1センチの口金が付いた絞り袋に入れる ⑥紙を敷いたセルクル型に、(5)を絞っていく。底部分に450グラムを渦巻状に絞り、その上に ▼マーマラーデを120グラムのせて平らにならし(写真1)、さらに(5)を180グラム格子状に絞る(写真2) ⑦(6)にアーモンドスライスを散りばめる ⑧上火200度C下火190度Cのオーブンで45分焼成する ▼マーマラーデ 【配合グラム】 カシスホール…………………500 フランボワーズブリゼ………500 サンルイシュクルコンフィシュック ジャム(ペクチン・クエン酸入り砂糖、日仏商事)………………800 レモンジュース……………………10 バニラビーンズ………2分の1本分 【作り方】 すべての材料を鍋に入れて火にかけて混ぜる 山崎氏のコメント 焼きたてよりも、2〜3日置いた方が生地がしっとりと馴染んでおいしい。保存も常温で1週間ほどきく。ザッハマッセケーキクラムは、水分を吸いやすいのでほかの粉類と合わせるのは、卵とバターの生地と混ぜる直前がいい。ザッハトルテをよく焼いていた頃は、そのザッハトルテの生地をクラムに利用していた。セルクル型の底に生地を絞るときは、マーマラーデが外に溢れないように、型の縁にもう一周多めに絞り、土手を作る。オーブンで焼くときは、しっかり焼きこむ。 |

| スパニッシュバニラシュニッテン | |
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ウイーン菓子によく使われるローマジパンを使用した菓子。バニラ風味
【配合グラム】 ローマジパン…………………500 無塩バター……………………500 卵黄……………………………285 サンルイシュクル カソナード(粗糖、日仏商事)………………200 ハチミツ……………………………50 バニラビーンズ………………1本分 卵白……………………………500 グラニュー糖…………………300 エクリチュール(焼き菓子用粉、日清製粉)………………………250 小麦粉デンプン………………250 ピストール サンドマング70(カカオ分70%のチョコレート、日仏商事)…………………………………250 オレンジピール………………250 コアントロー………………………25 【作り方】 ①ローマジパン、無塩バター、卵黄、サンルイシュクル カソナード、ハチミツ、バニラビーンズをミキサーで混ぜる ②卵白とグラニュー糖でメレンゲを作る ③(1)に(2)を3分の1ずつ2回に分けて混ぜ合わせ、エクリチュール、小麦粉デンプンを入れて混ぜる。粉っ気がまだ残っている段階で、ピストーレサンドマング70、オレンジピールを加え、しっかり混ぜる ④(3)に(2)の残りの3分の1を入れて混ぜる ⑤バターを塗り、アーモンドスライスを散らしたシュニッテン型に、(4)を600グラム入れて(写真3)表面をならし、中心部をへこます ⑥上火180度C下火205度Cのオーブンで40分焼成する ⑦仕上げに、▼コアントローシロップ、ナパージュ、パータグラッセ・ブリュンの順にはけで塗り(写真4)、アーモンドスライス、ピスタチオを飾る ▼コアントローシロップ 水と砂糖とコアントローを2対1対0・5の割合で作る。鍋に水、砂糖、バニラビーンズを入れて沸騰させ、コアントローを加える 山崎氏のコメント ドイツ菓子とウイーン菓子は、ローマジパンを使う。これは、アーモンドはローストせずに生の状態で使うということで、その風味を活かしている。ドイツ菓子は、コーンスターチではなく小麦粉デンプン使う。小麦粉デンプンは高価だが、コーンスターチより粉臭さがなくて風味がよく、少しもちもちとした食感が出る。メレンゲは機械を使って泡立てるときは特に、卵白をよく冷やしておく。ハチミツは今回、仏メーカー、アピディスの「オレンジ」を使った。濃厚で香りが良い。焼き上がりがしっとりとし、香りも残る |

| バイツェンミッシュブロート | |
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ライ麦の割合が30%程度なのでライ麦パン初心者向き
【フォアタイク配合%】 ブロッケン(ライ麦全粒粉、大陽製粉)…………………………………30 サフインスタントイースト赤………………………………0・05 水……………………………………20 【工程】 ミキシング……………………………L2分H2分(スパイラル使用) 捏ね上げ温度………………25度C フロアタイム……25度C80%1晩 【本捏配合%】 タイプ55(フランスパン用粉)…… ………………………………………70 セルファンナチュールエプログレ(微粒塩、日仏商事)…………………2 ショートニング……………………2 サフインスタントイースト赤…0・6 ユーロモルト…………………0・3 水……………………………………48 【工程】 ミキシング……………………………… …………L5分H2分(ショートニングは粉類と水が混ざってから投入) 捏ね上げ温度………………25度C フロアタイム…28度C80%1時間 分割……………………500グラム ベンチタイム……28度C80%10分 成形…………………………なまこ形 ホイロ……………30度C80%50分(ホイロ後クープを入れる=写真5) 焼成………………上火240度C下火200度C25分(スチーム注入) 井上氏のコメント ライ麦粉は、70%位の高配合だと食べにくいと感じる人もいる。ライ麦パン初心者には、30〜50%くらいのものが最も食べやすいと思う。打ち粉はライ麦粉でもいいが、小麦粉でも良い。ミキシングは、山や線のでき方、表面のつやをよく見てやる。このパンは、ライ麦粉の配合率がそれほど高くないので、通常のライ麦パンを作るときよりはよく捏ねた方がいい。 |

| ザルツブルガートルテ | |
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砂がさっと溶けるような口解けのスポンジ。珍しいフラワーバッター法で作る
【配合グラム】 卵……………………………1300 上白糖…………………………780 バイオレット(薄力粉、日清製粉)………………………………1400 ベーキングパウダー………小さじ4 無塩バター……………………850 生クリーム(乳脂肪47%)…………………………………………1000 ピストール ブランサタン(ホワイトチョコレート、日仏商事)…………………………………………300 【作り方】 ①鍋に生クリームを入れて火にかけ、沸々としてきたら一度火を弱める。再度火を強め、生クリームが沸いたら火を止めて、ピストール ブランサタンを混ぜて冷蔵庫で12時間以上寝かせる ②ミキサーに(1)と無塩バターを入れて混ぜる ③(2)に、バイオレット、ベーキングパウダーを入れて低速で混ぜ、粉類が馴染んできたら中速で混ぜる ④(3)に卵を3回に分けて入れ、ミキサーで混ぜていく。上白糖は最後に加えて混ぜる ⑤ミキサーからおろして手で混ぜ、スポンジ型に入れる(写真6) ⑥180度Cのオーブンで20〜25分焼成する ⑦(6)が完全に冷めたら5枚にスライスし、ホワイトチョコレートガナッシュをナッペする。上面にはシロップで煮たセミドライの洋梨をトッピングする(写真7)。さらに側面に砕いたパイ、上面に刻んだホワイトチョコレートをそれぞれまぶす。最後に粉糖を上からかける 倉田氏のコメント フラワーバッター法で作っている店は珍しい。関西地方には少しあるかもしれないが、関東地方にはほとんどないと思う。砂がさっと溶けるような口溶けが特長だ。焼成前の生地がしっかりとしているから、焼いた後の上がりもよい。今回はホワイトチョコレートで作ったが、ブラックでも可能だ。生クリームにバターとチョコレートを入れてミキサーにかけていくと、一度油分と水分が分離するが、しばらくするとまた混ざってくる。バターは、長時間室温に出しておいたり、溶かしバターのようにしてしまうのではなく、使う少し前に手でよく揉みほぐすなどしてやわらかくしておいた方がいい。 |
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