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| 講習会/2012年4月号 |
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| 2012年 星天会冬季講習会-星天会 | |
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ホシノ酵母でパンを作るベーカリーなどの団体、星天会(川又研三会長)は2月28日、兵庫県神戸市の日本製粉西部技術センターで、「2012年 星天会冬季講習会」を開催した。埼玉県のベーカリー、「パン工房 風見鶏」の福王寺明社長が講師を務め、シンプルな生地と様々な具材を組み合わせたパンの製造実演を行なった。
シンプルな生地でバラエティー化を図る 福王寺明講師の話 今回の講習品目の多くは、「塩パン」というパンの生地を使用している。フランスパンのような配合で、特徴として吸水が多いことがあげられる。粉は3種類使っていて、「大黒」といううどん粉を配合しているのは生地に少し緩みを出したいからだ。「マルコポーロ」というデュラム小麦粉を配合しているのは、粒子がガラスの粉のようにすごく硬いので、グルテンになりにくいから。砂利を入れるというイメージだ。塩パンの生地は、惣菜系のパンにもスイート系のパンにも使える。いろんなものを入れていけば、バラエティー化が図れる。 |

| ごぼうスティック | |
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シンプルな生地と和風味のごぼうの食感の組み合わせが印象的なパン
【配合%】 メルベイユ(フランスパン用粉、日本製粉)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥60 マルコポーロ(デュラム小麦粉、日本製粉)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥30 大黒(中力粉、日本製粉)‥‥10 ▼ホシノ小麦粉種(赤)生種‥‥4 岩塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2 タピオカ粉‥‥‥‥‥‥‥‥1・5 モルト2倍液‥‥‥‥‥‥‥0・5 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥58〜 ▼フランスルバン種‥‥‥‥‥‥40 ▼小麦自然発酵種‥‥‥‥‥‥‥15 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥L12 分〜 捏ね上げ温度‥‥‥‥23〜24度C 一次発酵‥‥‥30度C1時間30分 分割‥‥‥‥‥‥‥‥130グラム ベンチタイム‥‥‥‥‥5〜10分 成形‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥①生地を長方形に伸ばし、▼カットしたごぼう10個ぐらい、白髪切りにしたねぎ、薄切りのベーコン1枚、ミックスチーズ5グラム、マヨネーズ少々をのせる(写真1)②(1)を巻いて、棒状に成形し、ツイストする ホイロ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥50分(ビニールをかけて室温でとる。ホイロ後、はさみで5カ所にカットを入れ、そこにカットしたごぼうを押し込む) 焼成‥‥‥260度C10〜12分(焼成後、▼醤油ウォッシュを塗る) ▼ホシノ小麦粉種(赤)生種 【配合グラム】 ホシノ小麦粉種(赤)‥‥‥500 30度Cの温水‥‥‥‥‥1000 【作り方】 ①材料を混ぜ合わせ、28度Cで20時間発酵後、4度Cの冷蔵庫で保管する ▼フランスルバン種 【配合%】 メルベイユ(フランスパン用粉、日本製粉)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥60 マルコポーロ(デュラム小麦粉、日本製粉)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥30 大黒(中力粉、日本製粉)‥‥10 ホシノ小麦粉種(赤)生種‥‥‥10 塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥100 【工程】 ミキシング‥L4分(ビーター使用) 捏ね上げ温度‥‥‥‥20〜22度C フロアタイム‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥19度C15時間(熟成したら、冷蔵=4度C=で4〜5日保存可能) ▼小麦自然発酵種 1日目(元種) 【材料グラム】 特キリン粉(ライ麦粉)‥‥500 モルトシロップ‥‥‥‥‥‥‥‥10 ぬるま湯‥‥‥‥‥‥‥‥‥600 【作り方】 全材料を混ぜて、27度Cで24時間置く 2日目 【材料グラム】 元種‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1100 小麦粉‥‥‥‥‥‥‥‥‥1100 ぬるま湯‥‥‥‥‥‥‥‥1100 【作り方】 全材料を混ぜて、27度Cで24時間置く 3日目 【材料グラム】 2日目の種‥‥‥‥‥‥‥1100 小麦粉‥‥‥‥‥‥‥‥‥1100 ぬるま湯‥‥‥‥‥‥‥‥1100 【作り方】 全材料を混ぜて、27度Cで24時間置く 4日目 3日目の種‥‥‥‥‥‥‥1100 小麦粉‥‥‥‥‥‥‥‥‥1100 ぬるま湯‥‥‥‥‥‥‥‥1100 【作り方】 全材料を混ぜて、27度Cで12時間置く ※4日目の工程が終了したら、冷蔵庫に保存する ▼カットしたごぼう ①太めのごぼうの皮をそぎ、1センチ程度の厚さにカットし、酢水につ けてアクを抜く②電子レンジで加熱したあと、本だし、醤油、みりん、ごま油を絡めて再び電子レンジで加熱する ▼醤油ウォッシュ 【材料%】 醤油‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥70 みりん‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥20 ごま油‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10 【作り方】 全材料を混ぜ合わせる 福王寺講師のコメント 庶民的なパンで、1回食べた方は大体リピーターになってくれる。ある銀行で、月に1回売店を出させてもらっているが、そこではこのパンが最も人気がある。 |

| ほうれん草BOX | |
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ほうれん草を練り込んだ生地で、クリームチーズを包んだ製品
【配合%】 メルベイユ(フランスパン用粉、日本製粉)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥60 マルコポーロ(デュラム小麦粉、日本製粉)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥30 大黒(中力粉、日本製粉)‥‥10 ホシノ小麦粉種(赤)生種‥‥4 岩塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2 タピオカ粉‥‥‥‥‥‥‥‥1・5 モルト2倍液‥‥‥‥‥‥‥0・5 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥58〜 フランスルバン種‥‥‥‥‥‥40 小麦自然発酵種‥‥‥‥‥‥‥15 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥L12分〜 捏ね上げ温度‥‥‥‥23〜24度C 一次発酵‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥30度C1時間30分(1次発酵終了後に、ベーコン、黒こしょう、エダムチーズパウダー、ほうれん草を番重の中で、生地に刻み込む=写真2) 分割‥‥‥‥‥‥‥‥260グラム 成形‥‥‥‥‥‥‥①生地を軽くのばして、ミックスチーズ、たまねぎスライス、松の実をれぞれ適量のせ、棒状にのばしたクリームチーズ60グラムをのせて、巻き込み(写真3)、内壁にオリーブオイルを塗った細長い蓋付きの焼き型に入れる(写真4) ホイロ‥‥‥40〜50分(室温でとる、ホイロ後、焼き型の蓋をして焼成へ) 焼成‥‥‥‥‥‥240度C20分(焼成後、醤油ウォッシュを塗る) 福王寺講師のコメント ほうれん草などの練り込み用素材を1次発酵終了後に混ぜ込むのは、最初からほうれん草を入れてしまうと、その水分や酵素のせいで、生地が緩んでしまい、発酵もうまく進まないから。もともとは、自分のお昼用に作っていたパンで、とても美味しかったので店にも出すようになった。 |

| カレンズブロート | |
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カレンズ入りの生地でクリームチーズを包んだパン
【配合%】 メルベイユ(フランスパン用粉、日本製粉)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥60 マルコポーロ(デュラム小麦粉、日本製粉)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥30 大黒(中力粉、日本製粉)‥‥10 ホシノ小麦粉種(赤)生種‥‥4 岩塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2 タピオカ粉‥‥‥‥‥‥‥‥1・5 モルト2倍液‥‥‥‥‥‥‥0・5 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥58〜 フランスルバン種‥‥‥‥‥‥40 小麦自然発酵種‥‥‥‥‥‥‥15 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥L12 分〜(最後に生地1200グラムに対して、▼カレンズミックス710グラム、マディラワイン20グラムを混ぜ込む) 捏ね上げ温度‥‥‥‥21〜22度C 一次発酵‥‥‥30度C1時間30分 分割‥‥‥‥‥‥‥‥470グラム ベンチタイム‥‥‥‥‥5〜10分 成形‥‥‥‥①麺棒で長方形に伸ばす②サワークリームチーズを棒状にしてのせ、巻き込む③手粉をまぶす ホイロ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥50分(ビニールをかけて室温でとる) 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥240度C20分(スチーム注入) ▼カレンズミックス 【材料グラム】 カレンズレーズン‥‥‥‥‥480 オレンジピール‥‥‥‥‥‥‥‥60 ローストアーモンドプードル‥‥20 ローストくるみ‥‥‥‥‥‥150 【作り方】 全材料を混ぜ合わせる 福王寺講師のコメント カレンツ入りのパンをもともとやっていて、お客さんから「このパンはクリームチーズをつけて食べると美味しいですよ」と教えてくれた。だったら、クリームチーズを入れてしまおう、ということでこのパンを作った。 |

| ブリオッシュ・バニラ | |
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生地の仕込み方に特徴があるブリオッシュ
【配合%】 メルベイユ(フランスパン用粉、日本製粉)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥70 グリストミル(石臼挽き粉)‥‥30 ホシノ小麦粉種(赤)生種‥‥10 天日塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1・5 本和香糖‥‥‥‥‥‥‥‥12・5 発酵バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥50 はちみつ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5 バニラビーンズ‥‥‥‥‥‥‥適宜 バニラエキス‥‥‥‥‥‥‥‥‥4 生クリーム‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5 全卵‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥50 ▼工房種‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥80 小麦自然発酵種‥‥‥‥‥‥‥‥5 【工程】 ①ボウルにホシノ小麦粉種(赤)生種、はちみつ、工房種、小麦自然発酵種を入れ、よく混ぜ合わせる ②天日塩、本和香糖を合わせ、だまが出ないようにざるで篩いながら、(1)に加える ③泡立て器などを使って、よく混ぜ合わせる ④(3)を湯煎しながら、混ぜ合わせ、30度Cになるまで温める(約1時間が目安) ⑤別のボウルに全卵を割り入れ、よく泡立てる ⑥(5)に常温に戻した発酵バターを加え、泡だて器で潰すようにして混ぜる ⑦(6)に小麦粉(分量外)を数回に分けて加え、混ぜ合わせる(泡だて器ですくったときに、生地が固まりになってとどまる程度が目安) ⑧(7)がクリーム状になったら、バニラビーンズとバニラエキスを加えて、混ぜ合わせる ⑨(8)をミキサーボウルに移し、そこに(4)の4分の3量を加えて、混ぜ合わせる ⑩(9)にメルベイユとグリストミルを加えて合わせる ⑪低速でミキサーをまわす(ビーター使用) ⑫生地が全体に馴染んだら、(9)でとっておいた(4)の4分の1の量をすこしずつ加え、4分ほど捏ねる ⑬(12)をさらに中速で2分ほどまわしたら、最後に生クリームを加えて、混ぜ合わせる(捏ね上げ温度27度C ⑭ビニールシートを敷いた番重に油を薄く塗り、ミキシングを終えた生地を入れ(写真5)、ビニールシートをかけて、35度Cで1時間発酵させたら、冷蔵庫で一晩寝かせる ⑮(14)の生地を80グラムずつに分割する ⑯(15)の生地を丸め直して、麺棒で2センチの厚さにのばす ⑰油を塗って小麦粉を薄く付けた円形の型に(16)の生地を入れる ⑱30度C80%で30分ホイロをとる ⑲型を並べた天板の上にオーブンシートを敷いて天板を一枚のせ(写真6)、180度Cのオーブンに入れ、25分間焼成する ⑳焼き上がったら型から出し、表面にシロップを数回塗って(写真7)、最後に粉糖をふる ▼工房種 【配合%】 ヨット(強力粉)‥‥‥‥‥100 ホシノ小麦粉種(赤)生種‥‥‥12 塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2 砂糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5 はちみつ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5 練乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥92 【工程】 ミキシング‥L2分(ビーター使用) 捏ね上げ温度‥‥‥‥20〜22度C フロアタイム‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥23度C15時間(熟成したら、冷蔵=4度C=で4〜5日保存可能) 福王寺講師のコメント イメージはお菓子だ。工房種をメレンゲと考えて、それに粉やバター、卵を合わせていくという仕込み方だ。普通のパンほどは立ち上がらないが、細かい気泡でさくい食感になる。伝統的なブリオッシュは、かなり生地を練るが、それとは違う製法だ。ブリオッシュというよりバウムクーヘンの味に近いといわれたこともある。 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。


















