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2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| 「東京スカイツリーブレッド」が下町のベーカリーからデビュー-富夢富夢 |
| | 「東京スカイツリーブレッド」は、専用の箱に入れて販売。主に土産用の需要を見込む。 | | | | 下町の人たちから大きな支持を集める「富夢富夢」は、看板にも書かれている通り、まさに「下町のぱん屋」だ | | 東京・墨田区のベーカリー「富夢富夢」では、2011年11月14日から、東京スカイツリーの形をした「東京スカイツリーブレッド」を販売している。専用に作った特殊な焼き型に生地を入れて焼成する。予約してまとめ買いする人も出始め、人気に火がつきかかっているという。
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| | ブリオッシュ生地にメープルシートを折り込んでいて、カット面は色鮮やかだ | | | | 富夢富夢東向島店の平出諭規典店長 | | | | 「富夢富夢」東向島店は、地元の固定客に支えられ、好調な売上を維持している | | | | 「東京スカイツリーブレッド」専用に作られた焼き型 | | 「東京スカイツリーブレッド」を開発した「富夢富夢」東向島店の平出諭規典店長は「東京スカイツリーは半世紀に1回の大きな話題なので、それに絡む何かをしたいというのが会社レベルでずっとあって、そこに、特殊な型でスカイツリーの形のパンが焼けるという話があったので、やってみようということになりました」と話す。 東京スカイツリーがある墨田区の観光協会が、ライセンス契約などの仲介をしてくれて、墨田区内で販売すれば、かなり有利な条件でライセンスを使用できることも後押しになったという。 「東京スカイツリーブレッド」は、ブリオッシュの生地にメープルシートを折り込んだものを、特注の焼き型に入れて焼成して作る。焼き型に生地を入れて焼いて、細かな凹凸を出すのは技術的にかなり難しいとされるが、「富夢富夢」が使用しているのは、漫画のキャラクターや乗り物などの形のパンを作るための専用の型で、スカイツリーの展望台の部分などの細かな表現も可能だという。先端の細い部分は、ビスケット生地を細い棒状に成形して焼いたものを使用している。 「東京スカイツリーブレッド」は、両国国技館での催事でも販売したが、そのときは、50個前後売れた。「皆さん、興味津々の様子で見てくれるんですが、お買い上げまではいかないという人が多かったようです。スカイツリーの完成は2012年の5月なので、お土産としてはまだ早かったのだ思いますね」と平出さん。 「富夢富夢」は、墨田区の東向島と吾妻橋に店舗があって、吾妻橋店の方は浅草駅からスカイツリーまでの通り道沿いにあり、スカイツリーとは目と鼻の先の距離だ。東向島店は、吾妻橋店から2キロほど離れているが、近くには、はとバスがとまる観光コースや、東武博物館がある。いずれの店舗も観光客の来店を見込める場所なので、東京スカイツリーが開業してからの売れ行きが今から楽しみだという。さらに、「富夢富夢」は、墨田区銘品名店会に入っていて、同銘品名店会は東京スカイツリーの中にショップを出すので、「東京スカイツリーブレッド」は、東京スカイツリーの中でも販売される予定だ。 現在は、吾妻橋店と東向島店で販売しているが、1日20個前後の販売数だ。「予約でまとめ買いをする人もいます。地方に送りたいという人も多いですね。スカイツリーがどんどん高くなっていったときは、多くの人が見に来ていたのですが、今は少し落ち着いた感じになっています。そんな中で、こういうパンを近くで販売していると、2012年5月22日のスカイツリーのオープンに向けての宣伝にもなりますよね」と平出さんはいう。 価格については、1000円前後で検討した。また、スカイツリーの634メートルにあやかって634円にしようという案もあった。1円単位だと販売コストがかかってしまうということと、1000円では、高価すぎるということで、700円に決まったという。 「大きなイベントに絡めてパンを開発して販売するのは初めてなので、まだ見えない部分もあるのですが、日常のパンを製造販売するという地道な部分に、こういう華やかなイベント的な要素も加われば、ベーカリーとしてさらに進化していけるのではないかと思っています」(平出さん)
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