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| お店拝見/2012年1月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。

| 多品種で、選ぶ楽しみを提供 | |||||||||||||
ボヌールを支える要因の一つは客。客層は地元の主婦が中心になる。年齢の幅は広い。子供連れの主婦や妊婦、高齢の女性たちも自分好みのパンを求めて来店する。朝、よく売れるのは人気商品の一つであるクロワッサン(150円)など。昼は、カレーフランス(180円)やフォカッチャ(240円)などの調理パンが売れ筋だ。夕方になると翌朝の食事用にと食パン(280円)の売れ行きがよいようだ。 最近の売り上げベスト3は、1位がフランスあんパン(160円)、2位がバゲット(260円)、3位がクロワッサン。これらの商品を誕生させるのが、10坪の厨房だ。ミキサーとシーター以外は中古の機械を導入したが、それらは店舗の立ち上げ資金約1300万円からまかなった。これらの機械と職人の腕から100種類のパンが生み出される。毎日朝3時半から仕込みを始める。常時店舗に並ぶのは70種類。食事パン類を中心に調理パン、菓子パンを揃える。 多種類のパンを作ることについて、豊永さんは「お客様にたくさんのパンを食べてほしいので、色々な種類の中から選ぶ楽しみを提供できればと考えました」と話す。 | |||||||||||||

| 幸福な時間を贈る努力を重ねたい | |||||||||||||
では、どのような商品なのだろう。今、1番人気の「フランスあんパン」は、フランス生地の上にクルミをのせて焼き上げた。生地には引きがあって、塩味もほどよい。あんとのバランスも嬉しい。口の中でクルミと混ざったときの食感も悪くない。2番人気の「バゲット」は白神酵母を使用したものと通常のものがある。いずれも、安心して食べられる。人気第3位の「クロワッサン」にはライ麦粉が混合されている。こうすることで、よりパリパリ感を出している。1回で25個を製造するが、午前中で売れ切れてしまう。取材当日も、高齢の婦人が買えなくて残念がっていたのが印象的だった。 「ミルクパン」(120円)は、牛乳と卵だけで仕込んだ商品。菓子パンではないが、子供向けの食事パンにもなる。甘さもあり、喉ごしが良いのも魅力。「胚芽入り食パン」(300円)は、口溶けのよい生地。トーストすると軟らかなサックリ感が生まれる。今よりも人気が出てほしい「チャバタ」(220円)は、生地にオリーブオイルを入れた。豊永さんが自信を持ってすすめるだけあって、噛み締めていると、パンの旨さが伝わってくる。トーストしたときのパリッとした食感が味わえるのもいい。 店名の「ボヌール」は、フランス語で幸福という意味。豊永さんは「自分の作ったパンでお客様を幸せにしたい」と考えて名付けたという。開店間もないボヌールは、これからも地域の人々に、今以上に幸福な時間を贈りたいと、日々努力を重ねている。 SHOP DATA 店名 ブランジェリーボヌール 住所 神奈川県藤沢市鵠沼海岸2−1−8 電話 0466-31-0330 営業時間 午前8時〜午後7時 定休日 火曜日 品揃え 100品目(常時70品目) 店舗面積 厨房10坪、売り場6坪 スタッフ 製造1人、販売2人 日商 平日約8万円、土・日約11万円 | |||||||||||||


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