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| 特集/2011年12月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| 特集■コンテストの受賞製品を販促に活かす■ パン業界では、毎年様々な製パンコンテストが開かれ、多くの参加者が腕を競っている。パン職人にとっては自分の腕を試すいい機会であり、いっしょに参加したほかのベーカリーの製パンの仕事を間近で見るいい機会でもある。商売の観点からは、コンテストで賞を獲得すれば、それが販売促進の貴重な材料になる。今回はコンテストに積極的に参加し、受賞製品を販促にうまく活かしているベーカリーを取材した。
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| コンテスト入賞を販売促進に最大限に活用する‐ママン・ラトーナ | ||||||||||
東京・町田市のママン・ラトーナでは、2003年の「第12回カリフォルニア・レーズン新製品開発コンテスト」で、レーズン大賞を受賞した「サンフラワーレーズン」が、今も店頭に並ぶロングセラー商品になっている。4分の1カットを1センチ厚程度にスライスしてパッケージングした状態で220円で販売。1日に50個前後売れる底堅い商品になっているという。 「レーズンのコンテストにどうしても出たくて、2001年から作品を出し始めて、3回目でやっと決勝まで進むことができ、しかも大賞まで頂いたんです」 「サンフラワーレーズン」をレーズンコンテストに出品したママン・ラトーナの佐藤哲哉ベーカリー・ケーキ製造部長は、当時のことをこう振り返る。 ひまわりの種、オートミール、亜麻仁などを入れて、レーズンとカレンズを対粉で50%ずつ配合。2種類のレーズンを配合することで、甘みと酸味が絡み合って、奥行きのある味に仕上がっている。 「コンテストでいい成績を収めようと思ったら、そのコンテストが何のために開催されているのかをきちんと理解しないとだめですね。レーズンコンテストだったら、レーズンの消費拡大のためにやるのですから、レーズンの配合量が多い方がいいのは当然です。あとは、審査員の方々がどんな価値観で評価してくるのかを自分なりに調べておいた方がいいですよね。このことは、つまりはマーケティングなんです。店で販売するときにお客さんのことを考えるように、コンテストでは審査員のことを考えなくてはならないんです。当時は、『健康』とか『安心・安全』などが叫ばれていた時代で、栄養価の高いシリアル系でいった方がいいと考えました」(佐藤さん) 「サンフラワーレーズン」を店で売り出すに当たっては、配合や工程を少し変更した。例えば、ルバンリキッドは管理が難しいので、誰でも管理しやすいものに変えたという。 「店で販売する場合は私がすべて作るわけではないので、みんながやりやすいように変えました。普段お店で使っていない材料も多少コンテスト用に使ったので、それらを店で無理なく使える材料に置き換えました」(佐藤さん) 販促も積極的に行った。まず、「レーズンコンテスト入賞」と書いた金色のシールを作った。また、売り場に「サンフラワーレーズン」の特設コーナーを作り、賞状や盾を飾って雰囲気を盛り上げた。さらに、その年の秋に行なった年に1回のフェアで、大々的にアピールした。フェア期間中は、1日100本以上売れたという。当時はスライスしてのパッケージングはしていなかったので、今のパッケージ商品に換算すると400個以上ということになる。これを機に、「サンフラワーレーズン」は、一気に顧客に浸透していった。 「『サンフラワーレーズン』がロングセラーになったのは、コンテストで入賞したからというよりは、コンテスト入賞を販促に最大限活かしたからだと思います。販促のネタというのはあるようでそんなにないので、その意味でコンテストは貴重だと思いますね」(佐藤さん) ShopData 店名 ママン・ラトーナ 住所 東京都町田市南つくし野4‐17-16 電話番号 042‐799‐5470 営業時間 午前9時〜午後8時 定休日 不定休 品目数 パン、洋菓子合わせて約180 スタッフ 製造常時7人、販売常時4人 店舗面積 売り場50坪(パン25坪、洋菓子25坪)、厨房50坪 日商 約70万円 | ||||||||||
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