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| 講習会/2011年12月号 |
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| ベーカリーセミナー〜売れる店作り〜‐昭和産業 | |
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昭和産業は10月26日、東京・江東区の奥本製粉東京支店で「ベーカリーセミナー〜売れる店作り〜」を開催した。
千葉県の人気ベーカリー、パン焼き小屋ツオップの伊原靖友社長を講師に迎え、昭和産業のパン用粉「B」とフランスパン用粉「Premium F」、全粒粉「ホワイトクレスト」を使用したパン4品目の製造実演を行なった。 製パン工程を生地温度で管理 伊原靖友講師の話 うちのレシピは、生地の管理温度、つまり、発酵やホイロの温度や湿度は一切書かない。各工程の終点の生地温度を必ず計るようにして管理している。毎日同じ品質のパンを作るにはどうしたらいいかと考えたときにこの方法に行き着いた。発酵やホイロの温度、湿度を基準に管理するより、生地そのものの温度を基準に管理した方が、安定した品質のパンができる。ミキシングや発酵、ホイロの終点の温度を決めて、その温度になるように、に、各工程の温度管理をするわけだ。 うちは、単品ごとの原価計算はしない。全体の原価率が4割を切りたいと思っているが、ここ数年は少し超えている。それでも、数が売れれば十分利益が出る。 |

| NassBrot濡らしパン | |
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もっちりした食感と引きの強さが特徴。
【中種配合%】 フランスパン用粉(PremiumF)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥100 生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥60 【工程】 ミキシング‥L5分(縦型ミキサー使用) 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥25度C 発酵‥‥‥‥‥‥‥1時間(写真1) 【本捏配合%】 粗糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5 天日塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2・1 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5 足し水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥20 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥‥‥L5分(天日塩投入)H1分(足し水投入)H4分〜(縦型ミキサー使用) 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥26度C 発酵‥‥30分(パンチ)30分(終点生地温度26度C、パンチの時に、生地を軽く伸ばして4等分し、1つにマスタードピクルスを絞った上にミッスクチーズを散らし、もう1つの生地をのせる。さらにその上にマスタードピクルスを絞ってミッスクチーズを散らし、3枚目の生地をのせ(写真2)、その上に再びマスタードピクルスを絞ってミッスクチーズを散らし、4枚目の生地をのせ、全体をまとめる) 分割・成形‥‥‥‥‥手をスケッパー代わりにして、120グラムと80グラムに分割し、そのまま、ベーキングシートを敷いたスリップピールに並べる(80グラム分割生地にはミックスチーズをトッピングする) 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥200度C18分(スチーム注入) ※120グラム分割の製品は、背割りして、いわしのトマトソース煮、大葉、オクラ、パルメザンチーズなどをサンドする。 伊原氏のコメント 汎用性が高い生地で、バラエティー化が図れる。中種ですべての粉を投入するフルフレーバー法と呼ばれる製法を採用している。中種の水が60%と少なめだが、もっと多くすれば、味と甘みが出てくるので、使い分けるといい。 |

| 食パン | |
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クラストがパリッとして、クラムはしっとりとした食パン。
【中種配合%】 強力粉(B)‥‥‥‥‥‥‥‥‥30 全粒粉(ホワイトクレスト)‥‥10 生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥1・5 モルトシロップ‥‥‥‥‥‥0・5 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥40 【工程】 ミキシング‥L7分(縦型ミキサー使用) 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥25度C 発酵‥‥‥‥‥‥‥9時間(写真3) 【本捏配合%】 強力粉(B)‥‥‥‥‥‥‥‥‥60 生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥0・8 粗糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3 天日塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1・9 ラード‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥30 【工程】 ミキシング‥‥L5分(ラード投入)M5分H3分(縦型ミキサー使用) 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥28度C フロアタイム‥‥‥‥‥‥‥40分(パンチ)30分(終点生地温度28度C) 分割‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥180グラム×2(比容積3・2) ベンチタイム‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥30分(終点生地温度30度C) 成形‥‥‥‥‥‥‥丸め直して、1200ccの型に2つ並べて入れる ホイロ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥35分(終点生地温度34度C) 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥220度C30分(スチーム注入) 伊原氏のコメント 中種を低温で長時間発酵させているのは、酵素活性を抑えて、甘みを抑えたかったからだ。種は少しフルーツ臭がする。中種に全粒粉を入れるとエグ味が出るが、ホワイトクレストの場合は、エグ味の少ないのが特徴なので、中種に入れてみた。リーンな配合で、クラストがパリッとして、クラムはしっとりとソフトにしたかった。 |

| テーブルロール生地バラエティー | |
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テーブルロール生地で作るカンパーニュや平焼きパンなど。
【配合%】 強力粉(B)‥‥‥‥‥‥‥100 生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥2・85 粗糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥12 天日塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1・95 卵黄‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5 牛乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥30 無塩バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥18 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥35 【工程】 ミキシング‥L4分M1分(無塩バター投入)M6分(縦型ミキサー使用) 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥‥28度C フロアタイム‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ カンパーニュタイプの製品、テーブルロール→50分(終点生地温度28度C)、平焼きタイプの製品→45分(パンチ)30分(終点生地温度28度C) 分割‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ カンパーニュタイプの製品→80グラム×5、テーブルロール→40グラム、平焼きタイプの製品→350グラム ベンチタイム‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥30分(終点生地温度28度C) 成形‥カンパーニュタイプの製品→丸め直して、発酵かごに5個入れる、テーブルロール→丸め直す、平焼きタイプの製品→生地を伸ばして5等分し、サムソーシュレッド、かぼちゃ、ベーコンビッツ、ほうれん草などを4段にサンドし(写真4)、円形に伸ばす ホイロ‥‥‥30分(終点生地温度30度C、平焼きタイプの製品は、ホイロ後、指先でピケし、オリーブオイルと塩水をふる、平焼きタイプの製品のホイロが終了した状態=写真5) 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥カンパーニュタイプの製品→190度C25分、テーブルロール→200度C11分、平焼きタイプの製品→190度20分 伊原氏のコメント 牛乳は脱脂粉乳に置き換えてもいい。バターは時間が経つと硬くなるし、風味もなくなる。最近は、バターが手に入りづらいので、マーガリンを使用することもあると思うが、マーガリンは、メーカーによって香りの種類がまったく違うので、自分の好みのマーガリンを見つけておくといいと思う。うちはこのパンを成形冷凍でやっている。その場合は、フロアタイムなしで分割し、ベンチタイムをとって成形して冷凍する。翌日は、自然解凍してホイロをとってもいいし、時間がなければ凍ったままホイロに入れても大丈夫だ。 |
| ヴィエノワ | |
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さっくりした食感が特徴のパン
【配合%】 強力粉(B)‥‥‥‥‥‥‥100 生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3 粗糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6 天日塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1・75 卵黄‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1 牛乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥66 無塩バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10 発酵風味液(サワーディレクト25)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥L4分M2分(無塩バター投入)M5分(縦型ミキサー使用) 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥26度C フロアタイム‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥1時間(終点生地温度26度C) 分割‥‥‥‥‥‥‥‥‥50グラム ベンチタイム‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥20分(終点生地温度28度C) 成形‥‥‥ナマコ型(モルダー使用) ホイロ‥25分(終点生地温度28度C 焼成‥‥‥‥‥‥200度C14分(スチーム注入、焼成後粗熱がとれたら、背割りにして、ミルククリーム、ポテトサラダなどをサンドする) 伊原氏のコメント サンドイッチにするとおいしいので、フランスパンのカスクルートの感じで売れると思う。 |
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