スムージー専門店で焼きたてのパンを販売-スムージー専門店「ロベックスジュース」 - ブランスリー電子版

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レポート/2011年10月号

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スムージー専門店で焼きたてのパンを販売-スムージー専門店「ロベックスジュース」
 ジュースやソルベ、凍らせたフルーツ、氷などを加えて、ブレンダーで撹拌して作る「スムージー」の専門店「ロベックスジュース」が東京・目黒区にオープンした。同店は、米国で約140店舗展開しているロベックスジュースの海外展開初めての店となる。テイクアウトがほとんどの米国の店舗と違い、同店は店内でゆっくりと味わえるカフェスタイルだ。店頭には、スムージーと相性のいい食べものとして、焼きたてのパンが豊富に揃う。

グァバジュースにソルベオレンジ、凍らせたマンゴーとストロベリー、フレッシュバナナをブレンダーにかけたジューシー感たっぷりのスムージー「ハミングバード」(写真はトールサイズ480円)は、同店の看板商品。焼きたての「ミニほうれん草デニッシュ」(150円、写真左)と「ミニフォカッチャ パプリカ&グリーンオリーブ」(340円、写真右)
レジカウンター横にあるショーケースに焼きたてのパンが並ぶ
ロベックスジューススーパーバイザーの山田潤さん


スムージーを作る横で焼きたてのパンを販売
木材と煉瓦を使用し、落ち着いた雰囲気のインテリアの店内
 体の火照りと喉の渇きを癒そうと、スムージー専門店「ロベックスジュース」に入ると、店内にはパンの焼けるいい香り。スムージーを販売するレジの横で、豊富に揃う焼きたてのパンが出迎える。
 同店は東京・目黒区の東急東横線自由が丘駅から徒歩2分ほどの商店街の一角に8月12日、オープンした。
 スムージーとは、ジュースやソルベ、凍らせたフルーツ、氷などをブレンダーで撹拌して作る飲み物で、シャーベットよりも粒子が細かく、ストローをさして飲む。冷たい喉越しが、暑さから瞬時に解放してくれる。
 同店のドリンクは、13種類のスムージー(ショートサイズ420円、トールサイズ480円、グランデサイズ540円)のほか、フレッシュジュースやフルーツソーダ、小麦若葉の青汁といった健康的なメニューまで、バラエティ豊か。
 パンの種類も、ドリンクに負けじと豊富。クロワッサンやデニッシュ、プレッツェル、フォカッチャ、食パンを使用したサンドイッチなど約25種類が、ショーケースに並ぶ。
 サンドイッチ以外のパンは、同店のオーブンで焼成する。ロベックスジュースの日本での展開を担うクラレンス社長の障沛ケ弘さんは「パンはやはり焼きたてが一番ですよね」と話す。
 「昔はフランスパンがおいしい店などにわざわざ買いに行くことがありましたが、最近はどこでもおいしいと思えるパンに出合えます。でも、焼きたてであることは、おいしいパンに欠かせない条件で、これは今も昔も変わらないことだと思っています」
 店舗では、冷凍の状態で仕入れた生地を、冷凍生地専用のコンパクトタイプのオーブンで焼成する。冷凍生地を使うことで、焼きたてのパンを豊富に揃えることが実現できた。
 「焼きたてを切らさないために、特に開店前から昼頃までは、常にオーブンを稼動させています」(スーパーバイザーの山田潤さん)。昼過ぎも、適宜焼成し、焼きたてを切らさないようにしている。大きさや生地の種類別に約20種類のパンを3タイプに分けて、各タイプごとに焼成する。
 「今後、一度に焼く数を減らして、回数をもっと増やしていきたいです。焼き上がり時刻も、お客様が分かるように掲示できたらいいと思っています」(障氓ウん)
 10年近くスムージーの人気が定着している欧米では、ほとんどの店舗がテイクアウト専門のスタイルをとっており、歩きながら飲む光景をよく目にするという。欧米のスタイルとは異なり、同店はカフェスタイルをとっている。「スムージーをゆっくりと味わっていただくためです」(障氓ウん)
 天井が高く、開放感のある店内には、1階と2階に82席のカフェスペースを設けた。木材と煉瓦を使用し、落ち着いた雰囲気のインテリアで、BGMは、ジャズやボサノヴァなど安らぐ曲が選曲されている。 
 「日本はまだ、スムージーの認知度が低いのが現状です。居心地のいい空間を提供することが、スムージーを知ってもらえることに繋がると思っています」
 客層は、お洒落なファッションや雑貨の店がひしめく自由が丘という土地柄のためか、若い女性が多い。しかし、電源と無線LANの設備があることもあり、ビジネスマンの利用客も目立つ。
 「思いっきり長居してもらいたいと思っています。約80席のうち、30席が動かなくても、残りの50席が常に動いていればいいんです。人がいなくてガラガラの店には入りずらいですから」



需要が減る冬に向けてメニュー開発で対策を打つ
SHOP DATA
店名 ロベックスジュース 自由が丘店/住所 東京都目黒区自由が丘2‐11‐13/電話 03‐6421‐2188/営業時間 午前7時半〜午後10時半/定休日 なし/定休日 なし/品目数 スムージー13品目、パン25品目/スタッフ 6人前後
 冷たさが売りの1つであるスムージーは、夏向けのドリンクだ。暑い時期は自然と飲みたくなるが、冬場は手が伸びにくい。
 「これから寒くなって、冬を初めて迎えることとなりますので、今から冬の対策として、仮説を立てて考えています。冬場、日本より気温の低くなる韓国では、温かい店内でスムージーを飲むのが定番化しています。こういった楽しみ方を提供することもいいですが、温めてもおいしく飲めるジュースやスープ類など、冬用のメニューを今から考えています」
 障氓ウんのスムージーとの出合いは、今から10年以上前、旅行で米国を訪れたときだ。当時、米国でもスムージー専門店は少なかった。街中を歩いていると、人込みを見つけたので飲んでみたのだという。
 ロベックスジュースの米国の店舗には、スムージーの種類は30種類ほどある。その中から定番の人気メニューを選び、さらに日本オリジナルのメニューを4種類開発した。京都府宇治市のお茶メーカー辻利兵衛の抹茶を使用した辻利兵衛グリーンティーもあり、カタカナのメニュー名が並ぶ中に日本語表記があることがほっとさせる。
 「客層のターゲットはあえて決めていません。若い方から高齢の方まで幅広い年代の方に、休憩や食事、仕事など、利用シーンも様々に活用していただきたいと思っています」
 ドリンクとパンの選択肢が多いことも、幅広い客層に利用してもらうためだ。これらのメニューの中から、障氓ウんがおすすめするのは、スムージーとフォカッチャの組み合わせ。「スムージーのドロドロとした食感と、もちもちとしたフォカッチャの食感が合うと思います」
 暑い夏に衝動的に飲みたくなるスムージーは、目で見て初めてその存在を知る。そこに焼きたてのパンがあることで、パンのいい香りが、客足を運ぶサポートをしている。



原価計算女王
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