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| 講習会/2011年9月号 |
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| 2011特別講習会製パンコース‐2011特別講習会製パンコース | |
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日本菓子専門学校(遠藤徳貞校長)は7月5日、東京・世田谷区の同校で「2011特別講習会製パンコース」を開催した。
講習会開催に先立ち、遠藤徳貞校長は「震災の復興に向けて『頑張れ日本』という言葉をよく聞く。当業界は、節電や原料の値上げなど様々な問題があるが、こういうときこそ、パンと菓子は人間にとって欠かすことのできないものだと思う。本日の講習会で、パンの魅力をしっかりと学んでいただきたい」と講習会の意義を話した。 講師を務めたのは同校パン科教師の鈴木信明氏と益山洋三氏。冷やしてもおいしく食べられる、夏期向きのデニッシュペストリーやレモンロールのほか、こってりとした味が求められる秋向きの湯捏食パンなど6品目の製造実演を行なった。 |

| デニッシュペストリー | |
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カシスの酸味がきいた、冷やしてもおいしいデニッシュ。
【配合%】 フランスパン専用粉……………50 強力粉……………………………50 生イースト………………………4 食塩………………………………2 砂糖………………………………8 脱脂粉乳…………………………3 液卵………………………………15 バター……………………………5 水…………………………………35 【工程】 ミキシング…………L8分(粉っぽさがなくなってからバター投入) 捏ね上げ温度………………24度C 一次発酵……………27度C78%1 時間(一次発酵後0度Cで一晩おく) 折り込み油脂……バター対粉70% 折り込み………………3つ折り3回(1回折る毎に30分冷凍庫におく) 成形……………………3ミリの厚さにのばし、10センチ×10センチの正方形にカットし、ふな形(写真1)と菊抜き形にする(写真2) ホイロ………………………………… ……28度C75%1時間(ホイロ後、塗り卵をし、▼クレームパティシエールカシスを絞り、洋梨を飾る) 焼成…………………上火220度C下火200度C15分(焼成後、ラズベリーをトッピングしても良い) ▼クレームパティシエールカシス 【配合グラム】 牛乳…………………………250 カシスピュレ………………250 砂糖…………………………130 液卵…………………………120 粉末クリーム……………………40 バター…………………………… 40 【作り方】 ①牛乳とカシスピュレをそれぞれ別の鍋で温める ②(1)のカシスが入っている方の鍋に(1)の牛乳を加える ③ボウルに、液卵、砂糖、粉末クリームを入れてよく混ぜ合わせる ④(3)のボウルに(2)を入れて混ぜ合わせる ⑤強火で一気に煮あげ、熱いうちにバターを加え混ぜ合わせ、急冷する 鈴木氏のコメント イチゴやマンゴー、カシスなどはベーカリーの店頭を華やかにしてくれる。カシスピュレは、冷凍のものを使用する場合は必ず温めてから牛乳と混ぜる。冷たいままでは、牛乳の脂肪が固まってしまう。ミキシング時間が短いが、一晩寝かせることで材料同士がしっかり馴染む。ミキシングを低速でするのは、折り込みでグルテンが徐々にできてくるという考えのもとだ。ホイロは、夏場なら常温でシートをかぶせてもいい。強力粉とフランスパン専用粉を1対1の配合にしたのは、食べたときのひきが強くなりすぎないようにするため。 |

| 湯捏食パン | |
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ジャムやバターを付けずに食べる甘い食パン。トーストするとサクッとした食感になる。
【湯種配合%】 強力粉……………………………20 上白糖……………………………1 熱湯………………………………25 【湯種工程】 ミキシング………温めておいたボウルにすべての材料を入れ、木ベらで一気に混ぜ合わせる。粉っぽさがなくなってきたら、台の上に取り出し、手でまとまるまで練る 捏ね上げ温度……………………… …………24度C(捏ね上げ後、密閉して冷蔵庫で一晩冷やす。ラップをかけて、乾燥しないようにする) 【本捏配合%】 最強力粉…………………………30 強力粉……………………………50 湯種……………………………全量 上砂糖…………………………… 11 食塩 ………………………………2 クリーム…………………………5 インスタントドライイースト…0・8 生イースト…………………0・7 イーストフード……………0・1 バター……………………………5 水…………………………………45 【本捏工程】 ミキシング…L3分ML5分(バター投入)L2分LM5分MH1分 捏ね上げ温度………………26度C 分割…………125グラム×3個 ベンチタイム…………………25分 成形……………………………………麺棒でのばして丸め、9センチ×14センチの食パン型に綴じ目を横にして3つ並べて入れる(写真3) ホイロ…………36度C80%1時間 焼成…………………………上火180度C下火240度C25〜30分 益山氏のコメント 湯捏食パンは大手メーカーもよく作っているが、たんぱくな味が多い。この食パンは、砂糖の配合を通常の約2倍と多くしている。少し前までは、食パンが甘いのは邪道とされていたが、最近はそうも言っていられなくなったと思う。特に秋口になると、甘くてこってりとしたもののニーズが高まってくるので、この食パンはおすすめだ。湯種は、ミキシング時の温度が55度C以下だと意味をなさないので、冬はボウルを温めておく必要がある。練るときは特に生地の温度は気にしなくてもいい。分割のとき、なまこ形に丸めておくと、成形がスムーズにできる。成形では、生地のうま味を逃がさないように、全体を薄い膜で包み込むように意識する。 |

| ツォップフ | |
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ソフトなタイプのプレッツェル。バラエティ豊富なトッピングができる
【配合%】 強力粉………………………………80 薄力粉………………………………20 生イースト……………………3・5 イーストフード………………0・1 食塩……………………………1・6 グラニュー糖………………………16 バター………………………………10 ショートニング……………………10 液卵…………………………………10 牛乳……………………………44〜46 【工程】 ミキシング……………………………… ……L3分ML3分(バター、ショートニング投入)L2分ML4分 捏ね上げ温度…………………27度C フロアタイム……………30度C40分 分割……………………120グラム 成形…①60センチの棒状に伸ばす②両端を合わせて2回クロスさせ、輪の中央につけてブレッツェル形にする③冷蔵庫で1時間〜1時間30分ほど休ませる④生地の表面に霧を吹き、▼トッピングをそれぞれ付ける ホイロ………………30度C80%20分 焼成…………………上火220度C下火180度C12分(スチーム注入) ▼トッピング ココナッツ味 カソナード、ココナッツを混ぜ合わせる アーモンド味 アーモンドペースト、ダイス状のアーモンド、スライスアーモンドを混ぜ合わせる カレー味 カレールー、エダムチーズ、サラミを混ぜ合わせる バニラ バニラシュガーを単体で使う 益山氏のコメント 早いテンポで作ることができる製品。生地は、前日に少しかために仕込んで分割し、冷凍庫に入れて冷蔵庫に移しておく。翌日は店に出す1時間前に成形から取り掛かかればよい。バターは夏場、冷蔵庫から取り出して少しかたい状態で使ってよい。その場合、バターを麺棒でたたいて中に含まれている水分を飛ばすこと。水分を飛ばすことでほかの材料と混ざりやすくなる。フロアタイムは夏場は発酵機に入れず常温に置いてもよい。分割した生地を、丸形ではなくなまこ形にしておくのは、次に行う成形を考えてのことだ。なまこ形の方が棒状に伸ばしやすく、作業効率が上がる。成形後は冷蔵庫で1時間〜1時間半ほど休ませるとトッピング作業がやりやすい。トッピングは霧吹をしてトッピングの具材がくっつきやすいようにする。 |
| レモンロール | |
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中にレモンゼリーを入れた酸味のきいたパン。冷やして食べてもおいしい。
【配合%】 強力粉…………………………100 砂糖…………………………………22 食塩……………………………1・2 脱脂粉乳……………………………4 レモンパウダー………………0・5 生イースト…………………………3 卵黄…………………………………10 液卵………………………………20 クリーム……………………………10 レモンピュレ……………………10 グラニュー糖 ……………………16 バター……………………………15 ショートニング……………………15 レモンリキュール…………………2 ハチミツ……………………………2 水………………………………23〜25 【工程】 ミキシング…………………………… …………(バター、ショートニング、半分の量の砂糖以外の材料を投入) L3分M10分(バター、残りの砂糖投入後、ある程度混ざってからショートニング投入)M5分H1分 捏ね上げ温度…………………26度C 一次発酵……28度C75%1時間30分 分割……………………200グラム ベンチタイム…………………15分 成形…………………………▼レモンゼリー15〜20グラムを包み丸める(写真4)(成形後、直径6・5センチ、高さ6センチのカップ型に入れる) ホイロ…30度C80%1時間30分(ホイロ後、あられ糖と粉糖をふる) 焼成…………………………上火170度C下火190度C15分(焼成後冷めたらレモンのコンフィチュールと▼レモンチップをトッピングする) ▼レモンゼリー 【配合グラム】 マイターエム(新日本科学、ゲル化剤)…………………………………5 ゲルメイト(ゲル化剤)……2・5 グラニュー糖………………………16 グラニュー糖………………………25 ハチミツ………………………2・5 水………………………………350 グラニュー糖 ………………100 レモンピュレ………………………55 レモンパウダー……………………5 【作り方】 ①鍋に水、グラニュー糖25グラム、ハチミツを入れて沸騰させる ②(1)に レモンピュレ、レモンパウダー、グラニュー糖100グラムを入れて攪拌し、沸騰させる ③(2)にあらかじめよく混ぜ合わせておいたマイターエム、ゲルメイト、グラニュー糖16グラムを入れて混ぜ、沸騰したらバットにあける ▼レモンチップ レモンを薄くスライスして砂糖をまぶし、80〜100度Cのオーブンで2時間ほどカリッとするまで焼く 益山氏のコメント ミキシング時に砂糖を2回に分けて入れるのは、最初に全ての量を入れてしまうと、ミキシング時間が余計にかかってしまい、捏ね上げ温度が上昇してしうから。この製品のように、砂糖の配合が多い場合は、グルテンができにくいので、分けて入れていくと良い。レモンのコンフィチュールは、パンとレモンチップを接着させるために塗るものなので、ない場合は、粉砂糖をレモン汁で濃い目に溶いたもので代用できる。レモン以外に、ルバーブやぶどうなど、どんなフルーツを使ってもよい。ただし、ゲル化剤の量を調節すること。酸味の少ないぶどうなら、半分の量に減らした方がいい。ぶどうなら、レーズンペーストを使うとよい。 |
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