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ブランスリー新聞/2011年8月号

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黒五の機能性に着目。「黒五ブレッド」が人気‐デニッシュハウス
黒五を練り込んだシンプルな配合の「黒五ブレッド」
黒五ブレッドの生地を、クロワッサンのような形に焼き上げた「ムーンソルト」
デニッシュハウスの野村社長(左)と商品企画マネージャーの和田里佳さん
 神奈川県横浜市瀬谷区のベーカリー、デニッシュハウスが製造販売する「黒五ブレッド」が根強い人気をキープしている。「黒五」と呼ばれる5つの黒い穀物などの粉末を混ぜ合わせたものを練り込んだ食パンで、粉は内麦粉、酵母はホシノ酵母を使用。油脂や砂糖は配合しないシンプルな配合の食パンだ。1・5斤税抜き420円(小売価格)で、主に自然食品店などに卸され、人気を博しているという。
 「黒五」は、黒ごま、黒松の実、黒米、黒大豆、黒加倫の5つの黒い穀物などを24時間程度水に漬けた上ですりつぶし、どろっとした液状にしたものを、高温スプレードライ製法により粉末化したものだ。健康素材として、様々な食品に使用されており、「黒五入り」などとうたった商品も多い。パンには多くの場合、練り込み用素材として使用される。
 デニッシュハウスの野村忠雄社長は、「中に含まれている5つの穀物の機能性が魅力で、売りのポイントになってきますね。中国伝来の粉で、5つの黒い粉は体にいいものですよ、といってPRしています。黒かりんや黒松の実なんかは日本では知らない人が多く、皆さん興味もって話を聞いてくれます」と話す。
 2008年に中国から輸入された餃子が問題になり、中国からの食品が敬遠されたときも、納入先の自然食品店などから、黒五に関しては、まったく心配の声は上がらなかったという。
 「黒五は中国で作っているのですが、日本の輸入業者の方が、かなり細かな成分表を毎年提供してくれているので、とても安心でした。黒五を製造している工場がISO22000を取得していたのも大きかったですね。当社の場合は、納入先から求められる材料の品質基準がかなり厳しくて、市販されている材料は95%使えないと思わなくてはだめなんです。というのは、市販されている材料のほとんどに添加物が入っていますから。うちは原材料が高いので、当然パンの価格も高くなりますが、それに対しての理由の説明はもちろんきちんとできます」と話す。
 デニッシュハウスでは、黒五入りのパンはこのほかに、黒五ブレッドと同じ生地を、クロワッサンのような形に焼き上げて塩を振った「ムーンソルト」(小売価格税抜き190円)と、黒五とレーズンを練り込んだ「黒五レーズン」(小売価格税抜き440円)などを製造販売している。
 黒五の輸入元、十八子発明の李鉄英社長は「『黒五』の色合いは、シアニジングルコサイドと呼ばれる天然のポリフェノール成分に由来するものです。これらのポリフェノール成分は、抗酸化作用や老化防止作用があることがわかっています。5つの穀物を長時間水に漬け込むことで、発芽モードになり、栄養価がさらに高まります。さらに、高温スプレードライ製法の過程で、原材料がアルファー化され、消化吸収がよくなります。また、酸化しずらくなりますので、より長く保存できるようになります」と話している。
 問い合わせは、十八子発明(電話03‐3818‐5884 )へ。









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