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| ブランスリー新聞/2011年8月号 |
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| 第4回定時総会を開催。食育についての講演会も‐ドイツパン・菓子勉強会 | |
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ドイツパン・菓子勉強会(倉田博和会長)は、6月21日、東京・千代田区の日清製粉本社で第4回定時総会を開催した。
開会に先立ち倉田博和会長は「東日本大震災、津波、原発などの影響で社会情勢に危機感がある中、リテールベーカリーは消費者から支持を得ている。自分でパンを焼き、お客様に直接販売できるというこの仕事に誇りと自信を持ってほしい。今年度もこの会を通じて講習会、見学会、懇親会などたくさんの勉強の機会が計画されているが大いに活用して業界の活性化に役立つよう願っている」と挨拶した。 総会は秋田勝幹事の司会進行により、昨年度の事業報告と決算、今年度の事業計画案と予算案などが承認された。またiba cup 2012に関する件で、5月23日、日本菓子専門学校において日本代表選手を選出する一次予選が開催され6人が選ばれて、10月12日に、同校において決勝大会が行われることが報告された。同会は日本代表選手2人の、国内トレーニングや大会出場に関するサポートをしていく。 総会の後「食とチーズおよび現代日本人のための食環境を考えた『食教育』」をテーマに、NPO法人食育研究会MoguMogu理事長の松成容子氏の講演が行われた。以下は講演内容の抜粋。 ◇ 私は今までパン業界、チーズ業界の雑誌を中心に、食べ物関係の雑誌や本の制作に関わってきた。原稿の中では理想的な食生活を紹介する一方で、自分自身の現実の生活と照らし合わせると反省することが多かった。締切に追われ始めると、子どもの食事をコンビニや冷凍食品に頼らざるを得なくなり、原稿で書く正しく優雅な食卓と我が家の現実とのギャップに、「私はいったい何をしているんだろう」と悩むことから、食育に目覚めた。 フランスの味覚教育、イタリアのスローフード、北欧や北米の幼児向けの栄養教育に注目し、講演会や勉強会に参加し情報を集めていった。そして講演会などで出会った仲間と一緒に、「完璧でなくていいから、まずは現実的に体験しつつ、一緒に学んでいこう」と、食の勉強会や親子の料理教室を実施してきた。2003年にNPO法人の認証がおり、今年で8年目になる。親子料理教室、田んぼ体験、食文化マナーを学ぶ会、産地見学、市場見学、セミナーなど年間30〜40くらいのイベントを開催し、正非会員合わせて延べ参加人数5000人が集まった。会は正会員、サポーター会員、賛助会員の会費で運営されている。かつて食育は祖父母や親たちによって家庭生活の中で自然に子どもたちに行われてきたが、情報や食べ物が氾濫し、忙しい生活と核家族化が進み、食の伝統文化を前の世代から学ぶという体験が不足している。この現状にあきらめることなく、「食は命の支えであり、心の支えとなる」という食育の基本を広める必要がある。今までの活動の中でも特に人気のあった「パンで食育」は、パンができるまでのプロセスを五感で体感し観察する力を養うことができる楽しいイベントだ。オーブンの前でパンが焼き上がるのをまだかまだかと待ちわび、オーブンから出たパンを見て飛び上がって喜ぶ子供の姿は感動的だ。パンの作り手こそ、人の心を動かす食育にふさわしい人材だ。 プロとしての誇りや想像力に裏打ちされた汗や発言に、人は心打たれる。人間が作り出す心の通った食育を、家族や仲間たちで育ててほしい。かつてヨーロッパの集落にあった共同窯で、人々が伝統的なパンを語り継いでいったように。 |



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