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| レポート/2011年8月号 |
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| ハード系のパンも作っていきたい | |
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神奈川県横浜市の洋菓子店「SWEETS garden YUJI AJIKI(スイーツガーデンユウジアジキ)」は、看板商品のロールケーキ「アジキロール」(1250円)を1日48〜72本売り上げる。約30種類のケーキと、約20種類の焼き菓子の1日の売上げは平均40万円。取材した平日の午後、気温は30度を超える暑さにも関わらず、客足が途切れることがない。
ケーキのショーケースの上には、クロワッサンやブリオッシュ生地を使ったパンが約10種類並ぶ。焼成はそれぞれ1日に1度だ。ブリオッシュが午前11時、クロワッサンがその30分後に焼き上がると、陳列台に落ち着く間もなく売り切れていく。パンだけで、1日平均7万円を売り上げる。 クロワッサンは、ショコラやアンチョビの入ったもののほかに、「タニシ」(150円)や「やどかり」(300円)、「ゲソ」(280円)といったユニークなネーミングの製品もある。 「菓子を作りながらなので、クロワッサンの成形は毎朝7時半から8時の間と決まっています。余り生地は出し たくないので、カットして余った端の部分も成形します。タニシやゲソなどはこうして生まれた製品です」と、同店のオーナーシェフ、安食雄二さん。生地の端部分を利用するのでわずかな個数しかできない「タニシ」は、価格の横に「たまーに現れるクロワッサン」との記載がある。 安食シェフは、ベルギーで行われた菓子の世界コンクールで、日本人初優勝を果たしている。また、東京・自由が丘の人気洋菓子店「モンサンクレール」でスーシェフを務めた経験がある。モンサンクレールでは、パンも担当していた。クロワッサンやブリオッシュなどヴィエノワズリー以外にも、ハード系のパンも揃えていたという。同店の当時の売上げは、洋菓子が1日70〜80万円あったのに対し、パンが約10万円。その後店を移ってからも、安食シェフはパンを欠かすことなく作っている。昔からの顧客が、同店にパンを求めてくることも多い。 「SWEETS garden YUJI AJIKI」は、昨年5月にオープンした。パンはオープン当初から販売している。 「オープンして1年が経った今、菓子のアイテムを増やす必要があるなどの課題が見えてきましたが、体制が整っていないと感じています。落ち着いてきたら、ハード系のパンも作りたいですね。今販売しているクロワッサンやブリオッシュは、洋菓子店としては当たり前のものという位置づけです」 |

| 菓子作りにおける基本の大事さを、パン作りから学ぶ | |
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「ビゴの藤森氏からパン作りの基礎を、勉強させてもらいました。フランスパンの作り方を習ったことで、菓子作りの考え方が変わりました。パンは、ミキシング時間や捏ね上げ温度など、温度や時間を細かく管理して常に一定の品質の製品を作ろうとします。パンを学んだことで、それまでの菓子作りが、いかに曖昧に進めていたかということに気付いたんです」
温度や時間による生地の管理など、科学的な部分を、菓子作りにおいても意識していくようになり、材料に対する意識も変わったという。 「パン作りにおいて、粉や水の状態を知らないと安定した製品に仕上げることができないように、菓子作りにおいても、素材の変化を見ていく必要があるのだと思いました」 また、菓子作りにおいて、基礎がいかに大事かと改めて感じたという。 「バゲットがしっかり売れるパン店は儲かります。菓子も、小麦粉、卵、砂糖で作ったシンプルな菓子がおいしくなければ商売になりません。パン作りを勉強したことで、こうした基本をおろそかにしていたことに気付いたんです。そこから、スポンジ作りに真剣に取り組むように、意識が高まっていきました。パン職人とパティシエ、そして料理人は、互いに学び合う必要性があると感じています」 SHOP DATA 住所 神奈川県横浜市都筑区北山田2‐1‐11/電話 045−592−9093/営業時間 午前10時〜午後7時/定休日 水曜日/店舗面積 厨房15坪、売り場15坪/品目数 パン8品目、ケーキ約30品目、焼き菓子約20品目/スタッフ 製造8人、販売6人/日商 菓子40万円、パン7万円 |


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