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| レポート/2011年7月号 |
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| ずっと小麦粉で洋菓子を作ってきたからわかる、米粉の面白さ | |||||||
今回のレシピ開発を担当した同研究所スクールの講師、木村さちこさんは、米粉を使った菓子の研究に1年以上前から取り組んでいる。これまでホテルでの菓子製造や、コンビニのデザート開発などを手掛けてきた。 「洋菓子の粉といえば小麦粉なので、米粉は今まで扱ったことはありませんでした。小麦粉を米粉に置き換えるというよりも、米粉の特性を理解した上でレシピを開発すると面白いです。小麦粉は、小麦本来の香ばしさがお菓子に生きてきます。一方米粉は、ほかの材料の味をひきたてます。抹茶や柚子など、少しの量でも、香りの広がりが強いんです」(木村先生) 米粉スクールが開講した約1年前は、レシピだけでなく、米粉自体の性質などの資料も少なかったという。試作を重ね、講座のためのレシピ開発を続けた。シフォンケーキやパウンドケーキなどの洋菓子のレシピは、だいたい3〜4回は改良してきたという。 「常に新しい発見があります。失敗しても、ただの失敗だけでは終わらないんです。授業中に『失敗した』という声を聞いたときはうれしくなります。例えば水分量を間違えても、焼成する時間を変えたら新しい食感のクッキーが出来たり、新しいものがどんどん生まれてくるんです。日本人のDNAとも言える米だから、どんな状態でもおいしく感じるのかもしれません」 同研究所で扱うレシピは、小麦粉を使わない米粉100%の配合だ。グルテンも使わない。そのほかの材料も、卵、砂糖、油脂などのシンプルな配合だ。油脂は小麦粉で作る場合より、使用量はかなり抑えることができるという。 今回の講座のメニューは「デコレーションケーキ」「サントノーレ」「シャルロットフリュイ」「クグロフ」の4品。 サントノーレのシュー生地は、小麦粉で作った場合よりも油脂を2割程度減らすことができる。 「米粉の菓子は、油使用量が少なくてヘルシーだという印象が定着してきたようです。受講生からも、ヘルシーでおいしい菓子の作り方を学びたいという要望を聞きます。ヘルシーで、かつ小麦粉にはない米粉の良さを生かすレシピを、今後も開発していきたいです」 | |||||||



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