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| ブランスリー新聞/2011年7月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| 第50回通常総会を開催。今後の5年、10年への出発点‐日本製パン製菓機械工業会 | |
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協同組合日本製パン製菓機械工業会(田中利幸理事長)は5月24日、兵庫県神戸市の有馬温泉・有馬グランドホテルで、第50回通常総会を開催した。
総会には、組合員88社のうち、委任状出席26社などを含めて84社が出席、田中利幸理事長を議長に選出し、「平成22年度事業報告及び決算報告承認に関する件」「平成23年度事業計画に関する件」「平成23年度収支予算並びに経費の賦課徴収方法と加入金額に関する件」「役員選任に関する件」などの議案をすべて原案通り可決した。 総会で田中理事長は次のようにあいさつした。(一部抜粋) ◇ 今回の震災では、我々の会員の中でも何社かが被害を被っておられます。直接的には、東北にある営業所への被害でいろいろ業務に不都合が出ているとか、ユーザー先への出張時に被害に遭われて命からがら何とか避難出来たということを聞いております。幸いにして、会員会社の中で犠牲者になられたり、負傷したということが無かったいうことは何よりだったと思います。さらに、工場が福島原発の避難地域のなかにあって、中に立ち入ることが出来ず、事実上生産停止という状況に追い込まれた会員会社もあります。 我々のユーザーであるパン屋さん、お菓子屋さんでありますが、東北地区のみならず関東地区においても大きな被害が及び、ご承知のとおり一時はパンや菓子の生産・流通が滞るような事態が起こったわけでございます。ユーザー業界では、この災害時になんとかパンや菓子を供給しなければならないという必死の思いから、会員各社にも工場の復旧に向けた出動要請がたくさんあったと聞いております。ガソリン不足、福島原発の放射線などいろいろ懸念材料はありましたが、ユーザーの緊急要請に駆り立てられ、各社それぞれ対応されたことだろうと思います。 さて、昨年度の我が工業会の事業活動でございますが、この2月に2011モバックショウを開催いたしました。2011モバックショウでは、今後の展開として海外市場に重点をおいていかざるを得ないということで、日本での開催発表に先立ち、一昨年の10月にドイツ・イバ展の会場で開催発表を行ったのをはじめ、昨年5月のベーカリーチャイナにおいても開催発表を行いました。これらの様子がニュースリリースされ、日本の業界紙・誌に大きく取り上げられたわけですが、こういった我々の意向を反映して、モバックショウ始まって以来の289社という大変多くの出品者を得ることができました。 さて、本年度でございますが、景気の方は皆さんが懸念しているように、震災を境に急速に厳しい状況に落ち込んだということですので、このような状況のなかで、おそらく復興向けの機材を中心に展開していくことは想像されるところです。特に今回は、サプライチェーンの問題、つまり基礎材料から部品までの基本的なことを、あれだけ東北地方でおこなっていたということをあらためて認識したしだいでございます。このサプライチェーンをいかに復興させるかということに、産業界が一丸となって頑張ろうということになるのではないかと思います。 こういうことがあると、大事になってくるのは人の心、心理状態ではないかと思います。ひとつは、いわゆる消費者マインドです。テレビで被災状況を見て、今まで普通にやってきたことが実は普通ではなかったのだと感じたり、それがいかに贅沢だったかということを思い知り、今までの仕組みが何か違うのではないかと見直しをする、お年寄りが商品を買いに出かけなくなり消費が50%もダウンするといった状態が、今後大きく影響してくるのではないかと思います。もうひとつが、経営者マインドです。この経営者の冷えた心が、これからの景気に相当作用すると思われます。現在のような状況で、企業側もちょっと様子を見ようという心理に陥りますと、やはり日本が得意とする競争戦略や新製品開発といったことに対して、これはやはり厳しいといわざるを得ません。最後には、消費する方と供給する方の心理の葛藤、これが多分に影響してくると思います。 しかしながら、日本以外の欧米に目を向ければ、こちらは大変景気が良いといわれています。従って、海外戦略を行っている企業は、投資計画については変更しないというところもたくさんございます。 このような中で、今年度の我が工業会の活動でございますが、来年ちょうど設立満50周年を迎えます。50周年記念行事をやることは既に決まっておりましたが、この50年を顧みて、ああ良かった、なんとかやってきたということではなくて、今回の震災をむしろ一つの切り替えの時期として、工業会として次の新たな5年、10年への出発点となる記念事業をやろうということにいたしました。青年部をはじめ若手の経営者の方々には、これからの事業に大いに参加をして頂きたいということを含め、来年の50周年事業にも是非積極的に参加してもらいたいと思っております。 当工業会の年間の売上げは、一昨年と今年、残念ながら数パーセントずつ落ちております。これで、2年連続の減少でございまして、3年連続減少ということになるとかなり厳しいものがあります。是非ここは頑張らなければいけない、前向きの姿勢で社業に取り組むべき時期ではないかと思っております。 |




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