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| お店拝見/2011年3月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。

| お客との共同作業が生む人気商品 | |
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ブレーメンには朝7時の開店と同時にお客が来店する。9時までが最初の売り上げのピークだ。4時から菓子パン類を焼き始め、開店の7時までには全アイテムの65〜70%を揃える。一段落する間もなく、次のピークである正午から午後2時に備える。出来るだけ多くの品数を揃えるのが常であるだけに忙しい。
いつでも商品を切らさないように心がけているのには理由がある。開店当初、今ほど人家や工場があるわけではなかった。にもかかわらず、来店するお客が絶えなかった。そのため、品揃えに気を配ったのだ。その経験が現在も生きている。 長嶌さんは、パンの奥深さを感じつつ「楽しみながら何でも作るのだという気持ちでパン作りに取り組んでいます。それに毎日が勉強なんです。お客様が商品を買ってくださることが『勉強』の結果なのだと思うと、もっと私たちの成果をお客様に味わってほしいです」と話す。 ブレーメンのパンを味わってくれる多くが主婦。でも、会社員や中高年の人々も同店の味を支える。団地もあり工場地帯でもあるので、特に朝は通勤途中に購入する人も数多い。客単価は、平日が600円以上、土・日は700〜800円だ。月間の売り上げは、本店、金沢店のパン部門で約800万円。 食パン・ハード系、菓子パン・デニッシュ、調理パン、サンドイッチなど120種類の中で一番の売れ筋は食パン。「ブレーメンブレッド」は、原料のミルクにこだわったコクのあるバターと蜂蜜を使ったトーストに合う商品(1斤250円、1・5斤375円、3斤750円)。「上食パン」はリーンな配合でサンドイッチ用(同210円、315円、630円)、そして自家製のルバン種を使用したトースト向きの「イギリス食パン」(同280円、420円、840円)。これらは3斤棒もよく売れるという。 人気商品は、卵黄やバターをふんだんに使いリッチな生地に仕上げた「八景あんぱん」(170円)。和菓子のように、あんがたくさん入っている。「カレーパン」(150円)は、ルーから手作りする。多い日には1日に100個売り上げる。食パン生地で仕上げた「田舎パン」(110円)や1日1度の焼き上げが、お客の求めで2度焼くことになった「アルザスロール」(150円)も捨てがたい。レーズン種の天然酵母を使った「ノアレーズン」(350?440円、130?170円)も隠れた人気商品だ。 |

| お客様第一を貫く経営姿勢 | |
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ブレーメンは、価格の安さにもこだわりを見せる。「パンは毎日買ってもらうものですから、より多くのお客様の手に届く価格であるべきだと考えています」と長嶌さん。お客や同業者からも「値段が安い」と言われる。
旬のものにこだわる野菜は、青果店に依頼して仕入れる。例えば、トマトは三浦産や金沢産を使う。こうして仕入れた野菜を使って、調理パンも季節ごとに入れ替える。良いさつまいもが入ったときに作るさつまいものモンブラン(220円)もある。取材当日、アナゴが上がったと漁港から連絡があった。近々アナゴパン(160円)の販売が始まる。アナゴの切り身にカレー味をつけてフライにし、ドーナツ生地に包む。食べてみたい。 |

| 社会貢献の活動も熱心に行う
若い世代の経営者の集まりである「ホイートライフクラブ」がある。同クラブは、2003年から2年に1度横浜で開催される、障がい者の人々のパン・菓子つくりコンテスト「パン・菓子甲子園」を応援する。旅費や滞在費は自己負担なので出場をあきらめる人もいるという。多くの人たちに参加してもらうために、募金活動を実施している。他者のことを考えた経営姿勢はここにも生きている。
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| SHOP DATA
店名 ブレーメン
住所 神奈川県横浜市金沢区柴町345−86 電話 045−788−0520 営業時間 午前7時〜午後7時 定休日 不定休 店舗面積 販売10坪、厨房10坪 品揃え 120品目 スタッフ 製造4人(社員)、パート製造・販売各15人(3店舗含む) |
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