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| 食のトレンドを追う/2010年2月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| 本格化や洋風化など、多様に展開するカップラーメン | |
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日本人1人が平均年間40食を消費する――日本の国民食にまで成長したカップラーメンは、街のラーメン屋さんで食べるような本格志向品や、有名ラーメン店やラーメン評論家とのコラボ商品などの高級志向品などが主流となり、さらには洋風スープやチーズ入りなど多様化も進み、もはや「ラーメン」というジャンルを超えた食べ物に変身している。
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| ラーメンの地位向上とメーカーの技術革新がカギ | |||||||||||||
また、以前はラーメンがグルメの視点から注目されることはなかったが、「フレンチやイタリアン、和食などの異分野の料理人がラーメン業界に参入してきたことで調理方法や素材にこだわるという異分野の要素が加わり、斬新なラーメンが生み出されていった」(跡部氏)ことでラーメンのグルメ性が追求され、料理としてのラーメンの地位が向上した。さらに料理人らとのコラボレーションを通じて、カップラーメンの多様な商品展開にもつながった、という流れがあるようだ。 | |||||||||||||

| ラーメンの地位向上とメーカーの技術革新がカギ | |
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多様なカップラーメンの製造が可能となった背景には、油で揚げないノンフライ麺の技術開発が進んだことがある。麺の技術レベルはこの10年で飛躍的に向上し、従来のフライ麺のスナック感がなく、店で食べるラーメンに近い食感に近づいたことで有名ラーメン店とのコラボも可能となった。
また、以前はラーメンがグルメの視点から注目されることはなかったが、「フレンチやイタリアン、和食などの異分野の料理人がラーメン業界に参入してきたことで調理方法や素材にこだわるという異分野の要素が加わり、斬新なラーメンが生み出されていった」(跡部氏)ことでラーメンのグルメ性が追求され、料理としてのラーメンの地位が向上した。さらに料理人らとのコラボレーションを通じて、カップラーメンの多様な商品展開にもつながった、という流れがあるようだ。 |
| リピーター獲得のためのヒット商品作りが重要
1年間で発売される膨大な数の新商品の中で、1つでも多くのアイテムを定番商品として生き残らせるため、メーカーは知恵を絞っている。
明星食品で2月1日から全国発売予定の「明星 ラーメンの底力 太麺と濃厚みそ」は、濃厚さが味わえる半面、しつこくなりがちという味噌味の課題を克服した。麺は現在主流のノンフライの太麺。特許を取得した「スーパーノンフライ製法」は、うどんやパスタにも対応していく予定だ。スパイスを加え香りと味わいを良くし、「食べ終わり」をすっきりとさせることで年配層にも受け入れられ、リピート買いを狙う工夫がある。 日清食品が力を入れているテーマは、「麺の追求」。カップめんの旨さを追い求め「極太麺」に行き着いた。昨年8月より「日清麺職人」を先駆けにブランド横断プロジェクト「全麺革命」を展開中だ。09年9月から11月にかけて試食キャラバンを全国各地に派遣し、10万人を超える人々が試食体験をした。 |
| 世相を反映する食べ物がカップラーメン
味付けは多様化する一方のカップラーメンだが、中心価格帯は200円前後に集中している。「3〜4年前は、豪華な具材の300円前後の高価格商品が多く出回りましたが、続きませんでした。どんどん安くなる外食産業も競合相手になってしまったことが要因でしょう。今は200円前後の商品が多いですが、それくらいが現在のカップラーメンの役割なのでは」(跡部氏)
確かに250円がひとつの境界線で、それ以上の価格の商品は多くない。世の中のトレンドや景気に合わせて価格や内容が多様に変化するのがカップラーメンなのだ。中でもユニークなのは環境に配慮した商品として07年から発売中の「カップヌードルリフィル(詰め替え用)」と専用カップ。簡便性というカップラーメンの特徴と相反する面もあり、定着するか否かはわからないが、確かに世相を反映している。(U) |
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