都内の「エキナカ」にベーカリーの新業態が続々 - ブランスリー電子版

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話題/2011年1月号

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都内の「エキナカ」にベーカリーの新業態が続々

改札内で便利に買い物ができるエキナカの商業施設が充実してきている。11月25日の「京葉ストリート」のオープンを皮切りに、JR東京駅とJR上野駅のエキナカにベーカリーが続々とオープン。どの店も新業態とあって、東京土産の新たな顔としても注目されている

住所 東京都千代田区丸の内1丁目 JR東京駅1階八重洲南口改札内



JR東京駅八重洲南口改札内に「京葉ストリート」が11月25日開業



 丸の内や八重洲側からJR京葉線ホームへと続く通りにできた「京葉ストリート」。今回フロアの一部、8店舗がオープンし、11年3月の全面オープンでは合計27店舗を目指す。

住所 東京都千代田区丸の内1丁目 JR東京駅1階八重洲南口改札内



ドミニク・サブロン 東京駅京葉ストリート店
電話 03‐3218‐8010
営業時間 午前7時〜午後10時
土産に最適なラスクも揃える
榎本哲シェフは同店限定の商品「ひよこ豆の焼きカレーパン」(294円)を開発。子どもにも食べてもらえるよう控えめな辛さにした
東京ディズニーランドに向かう人もよく通行する「京葉ストリート」にオープン
 マキシム・ド・パリ(東京・中央区、寺川尚人社長)の展開するベーカリーブランド「ドミニク・サブロン」の国内10店舗目となる東京駅京葉ストリート店がオープンした。 
 駅弁を意識して開発した同店限定の商品は、サンドイッチ2種類とデニッシュなど甘いパンにサラダが付いた「特製ランチボックス」(1050円)。電車内でランチボックスを広げ、楽しんでもらえるよう、店名のロゴが入った大判の紙ナプキン入りだ。
 同じく限定の商品は「ひよこ豆の焼きカレーパン」(294円)。東京ディズニーランドの最寄り駅に向かうJR京葉線に近い立地から、「東京ディズニーランドの行き帰りで利用してくれることを想定してレシピを開発した」と榎本哲シェフ。辛さは控えめにし、ひよこ豆を入れてホクホク感を出した。子どもにも向く味のカレーパンだ。店内奥の厨房にはオーブン1台とドウコン3台の厨房を備え、焼きたてを提供していく。



マダム・ブロ 東京駅京葉ストリート店
電話 03‐3218‐8011
営業時間 午前7時〜午後11時
デンマークの幸せの象徴とされるハート型に成形されたワッフルのデザート(400〜530円)。店内の食器はデンマークの高級陶磁器メーカー「ロイヤルコペンハーゲン」のものを使用
北欧テイストの温もりのある店内
店内の厨房で焼いたローストポークをサンドした「デンマークのローストポークサンドイッチ」(800円)
 デンマーク料理を提供するカフェ「マダム・ブロ」は、JR東日本フードビジネス(妹尾健二社長)が展開する、デンマーク出身で東京在住の料理研究家、イェンス・イェンセン氏が監修したカフェ。
 「スローライフを実践しているイェンセン氏のレシピを、カフェスタイルの同店で気軽に味わってもらいたい。できるだけ無添加で調理しています」と店長の高柳壮平さん。
 「モーニング」や「おつまみ」など、メニューは時間帯別に設定。午前11時から午後10時半まで提供するのは、デンマーク産の豚を使った「デンマークのローストポークサンドイッチ」(800円)。店内の厨房でローストするというこだわりの商品だ。
 食器はデンマークの高級陶磁器メーカーの「ロイヤルコペンハーゲン」で揃えた。店内のインテリアは北欧テイストで温もりがある。駅改札内で落ち着いた時間を過ごせる貴重な場だ。



JR東京駅改札内に「グランスタダイニング」が12月4日オープン


 JR東京駅の丸の内中央口と八重洲中央口の東西を結ぶ位置にできた「グランスタダイニング」。同施設の下のフロア、地下1階には、弁当や土産物店が揃う「グランスタ」がある。レストラン6店と、テイクアウト専門の10店があり、購入したものを食べられるフリースペースもある

住所 東京都千代田区丸の内1‐9‐1 JR東日本東京駅改札内1階 ノースコート内

東京ドッグ グランスタダイニング店
電話 03‐3217‐4144
営業時間 午前6時半〜午後10時半
客の目を引く、彩り豊かなデリドッグとスイーツドッグが並ぶショーケース
ショーケース横のカウンターからグリルしたてのソーセージをサンドして提供される
「東京ドッグ」店長の宮島詠介さん
 JR東日本フードビジネス(妹尾健二社長)が展開する、ホットドッグ専門店の「東京ドッグ」は、ホットドッグにデリドッグ、さらにスイーツドッグまで約30種類を揃える。
 「ホットドッグはアメリカのソウルフードですが、日本人がおいしいと思う味を追求し、パン生地から開発したのが当店のホットドッグです。マスタードとケチャップの代わりに、茎わさびを使っているところも特徴です」と店長の宮島詠介さん。
 開発にあたって、都内のホットドッグを扱う店や全国のホットドッグの有名店など100店以上の商品を試食し、研究したという。
 パン生地はカテゴリーごとに用意した3種類。サイズもそれぞれ、食事感覚で食べるのか、デザート感覚で食べるのかという違いから、2センチずつ長さを変えている。
 16センチの長さのホットドッグは「イメージは『焼き餅』で、外はパリッと中はもちっとした食感にした」という。
 14センチの長さのデリドッグは胚芽入りのヘルシーな見た目のパン。「立地上、冷蔵ショーケースに入れて販売する必要があったため、冷えてもかたくならないパンにするのに苦労しましたが、こんにゃくに含まれる食物繊維、マンナンを配合することで実現できました」
 12センチの長さのスイーツドッグはパンの食感はソフトに仕上げ、冷蔵ショーケース内でもぱさつかないよう、ナパージュでコーティングしている。 フィリングにクリームを使うなど、スイーツのような見た目だが「あくまでもパン。パンの中のスイーツという設定にこだわったので、ナパージュの発想になかなか行き着かなかった」という。
 同店を代表するホットドッグの「東京グリルドッグ」(420円)は、ショーケース横のカウンターから出来立てが提供される。噛み応えを重視したというソーセージは、直径2〜2・3センチの太さと8ミリの粗挽き肉を使用。グリルしたてのパリッとした食感も楽しめる。
 そのほかのデリドッグとスイーツドッグも、店内奥の厨房で焼成済みのパンからサンドして仕上げていく。スイーツドッグのデコレーションは、クリームが一つひとつ絞りだされており、ケーキのように丁寧に作られている。
 東北新幹線新青森開業を記念した限定商品は「青森りんご&ホイップ」(280円)で、スイーツドッグのカテゴリーだ。「レシピはたくさんストックがあるので、ショーケースを見て選ぶのが楽しくなるように、色とりどりの商品を揃えていく予定です」と宮島店長。

原価計算女王
原価計算女王
ニッポンの駅弁
電話 03‐3212‐4088
営業時間 午前6時半〜午後10時半
「信州産米粉パンのフレンチサンド」をプロデュースした長野県のオーベルジュ「エスポワール」の藤木徳彦オーナーシェフ
 日本レストランエンタプライズ(浅井克己社長)が展開する弁専門店「ニッポンの駅弁」は、「加賀屋謹製弁当四季彩」(1800円)など全国各地の名旅館や老舗料亭の駅弁を揃える。
 オープン初日の4日から12日まで、販売スペース横の厨房で製造実演されたのは、信州産食材を使った9品のオードブルが入った「『信州職材』フレンチおつまみ」(1200円)で、長野県茅野市のオーベルジュ(宿泊施設を備えたレストラン)「エスポワール」の藤木徳彦オーナーシェフがプロデュースした。
 藤木シェフは、「信州産米粉パンのフレンチサンド」(1500円)もプロデュース。サンドイッチに使用するパンは、信州産の米粉と小麦を使用。サンドする具材もパンもすべて信州産にこだわる。
 そしてもう一つのこだわりは、保存料などが添加されていない。品質保持の厳しい基準があるのが駅弁だが、「厳選した素材自体が持っている力を生かすことで実現しました。また、パンはサンドイッチに加工する手間と配送があるので、焼いてから店頭に並ぶのは1日後です。米粉と小麦の配合量の調節で、もちもちとした米粉の特徴を生かしながら、1日経ってもぱさつかないも食感を維持できるようにしました」(藤木シェフ)
 「パンが好きで、当オーベルジュでも『パンが欲しくなるフランス料理』を作っています」と藤木シェフ。中にサンドする具材はすべて手が込んでおり、皿にのったフランス料理がサンドされているような贅沢感がある。
 「トマトは60度位の低温でローストしたあと、すり潰して寒天で固めています。調味料を入れなくても、トマトだけでこんなにおいしくなるんです」。スライスしただけのトマトと比べ、色が濃く、酸味、甘味が凝縮されている。このほか、鶏肉や卵、牛肉など味わい深いサンドが5品と、惣菜が入っている。新幹線の車内で味わって食べてみたい商品だ。

julass
電話 03‐3212‐4028
営業時間 午前6時半〜午後10時半
ジェラートに添えるのは、コーンではなくラスク。「北見の塩」がアクセント。ジェラートの価格は430円
 ジェラート専門店の「julass(ジュラス)」のジェラートに添えるのは、コーンでなくラスク。ラスクに使用する材料の小麦、北見の塩、バター、甜菜糖はすべて北海道産だ。「『北見の塩』は『小さなショック』として部分的にきかせています」と店主の小代智紀さん。ラスクは「julassk(ジュラスク)」の商品名で販売もしており、価格は12袋入りで1000円など。
 ジェラートの味は「レストランのデザートとして食べる本格派。レストランだと敷居が高いので、気軽に食べてもらえるようにしたのが同店です」と話す小代さんは、フランスでの修行時代にレストランで食べたソルベの味に感動したことがずっと心に残っているのだという。
 ラスクと同様、ジェラートも国内産の素材にこだわる。「日本各地の旬の食材を適宜使っていくので、年間100種類ほどの味を提供できると思います」と小代さん。


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