「米粉ビジネスフェア」東京ビッグサイトで初開催-日本穀物検定協会 - ブランスリー電子版

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ブランスリー新聞/2010年11月号

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「米粉ビジネスフェア」東京ビッグサイトで初開催-日本穀物検定協会
キューハンは輻射窯ガスオーブンを展示
みたけ食品工業はお好み焼きやケーキ用など、用途別に米粉ミックス製品を展開
フーズテクノの食物アレルギー対応ミックス粉
槇野産業の「ミクロ・パウダー(マイミル)」は卓上式で、米粉のほかに大豆や緑茶も挽ける
 東京・江東区の東京ビックサイトで9月22日から24日までの3日間、「米粉ビジネスフェア2010」が開催された。今年で6回目となる給食・フードサービス分野の展示会「フードシステムソリューション2010」との合同展の形で、今回が初開催。同じく「フードシステムソリューション2010」との合同展として「フードセーフティージャパン2010」も初開催された。3日間の3展示会合計の来場者は、3万4151人、出展した企業・団体数は200社。

 「米粉ビジネスフェア」は、財団法人日本穀物検定協会の主催。米粉市場は、昨年度より始まった新規需要米の支援措置でさらなる成長が期待されており、製粉機械や、米粉の麺やパン、米粉のミックス粉などの商品を扱う32企業・団体が出展した。
来場者には、学生や大学の教授、一般消費者もおり、市場ではまだ目新しい米粉製品に関心を寄せていた。
 主催の日本穀物検定協会は、検査済みの米粉について、安全性、製粉品質、成分特性などの60項目がパソコンと携帯電話で
閲覧できる「米粉の安心システム」を紹介。来場者は、携帯電話を用い、QRコードでアクセスできる手軽さを実感していた。
 キュウーハン(東京・足立区、小川敬司社長)は輻射窯ガスオーブンを紹介。同製品は、米と相性がよいとされるガスの強い火力と、炭火の「遠火の強火」を再現するセラミック熱源が米粉パンのおいしさを引き出すのに適しているという。
 みたけ食品工業(埼玉県戸田市、武内秀行社長)は、本社のある埼玉県で生産された契約栽培米を原料にした米粉製品を紹介。お好み焼き用、から揚げ用
など、用途別の製品が並んだ。「米粉パウダーパンケーキ用」(200?、小売価格300円)でパンケーキの実演も行った。
 米粉はアレルギー対応食品としても注目されていることから同社製品は、地元埼玉県のスーパーの食品フロア内「食物アレルギー配慮コーナー」でも販売
されている。
 山本製粉所(山形県天童市、山本丈実社長)は、旋回気流式微粉砕機「MP2‐350YS」を紹介。小型で低価格な上、米だけでなく大豆、そば、雑穀類なども粉砕でき、汎用性があることから、地域の加工組合などの団体に向く製品という。地域の特産物を利用して、地産地消にも役立てることができる。
 さらに、米粉のパンケーキミックスや、レンジで調理できる米粉のカップケーキなども展示。これらは、山形大学が、同社の製粉機を使って開発した商品。現在は都内の山形県のアンテナショップなどで販売している。
 また、同社は山形大学と共同でノングルテンのパンなど、米粉パンの開発を手掛けた。同展示会では、卵を入れて混ぜ、レンジで加熱してケーキが作れる「レンジで作る米粉のケーキ」
と、ホットケーキミックス粉の「お米と大豆の粉だけでおいしいホットケーキ」を紹介。両製品とも6年ほど前から発売しており、都内ではごはんミュージアム(銀座)、アンテナショップ(銀座)などで販売。「米粉製品は今後も、パンだけではなく、ケーキなど幅広く展開していきたい」(同社)
 槇野産業(東京・葛飾区、槙野利光社長)は超小型乾式粉砕
機「ミクロ・パウダー『型式015』」(39万8000円)を紹介。約20年前より販売の同製品は、大豆、蕎麦、小麦、緑茶、スパイスなどの製造に使用されてきた。「ここ3年前くらいからは、米粉用として購入する人が目立つので、別名『マイ(米)ミル』として販売している」(同社)
 構造は石臼式となっており、「つぶす」と「切り刻む」の二つの作用に加え、水冷によって発熱を抑えるので、素材の風味を保持できる。小型で機械音も
小さいことから、料理教室の主催者など、個人のユーザーも多いという。
 一方、「フードシステムソリューション2010」ではアレルギー対応の製品の展示が目立った。
 設立して2年というフーズテクノ(埼玉県深谷市、伊藤弘社長)は、食物アレルギーとなる特定原材料を一切使用しない専用工場で、米粉を主原料とした製品を製造している。
 アレルギーは、生後3カ月に発症してから小学生くらいになると大抵の子供が治るという。そのため、実数が分かりにくく、社会的にも具体的な措置がとられていなかったが、2年前に25品目の特定原材料表示が義務付けられた。また、10年前と比べると、アレルギーを持つ子供は2倍近くに増えているという。
 「アレルギー対応の製品だけでの事業展開は厳しいが、必要とする消費者の方がいる限り、安心して食べてもらえる製品を提供していきたい」(同社)
 日本ハム(東京都品川区、小林浩社長)は食物アレルギー対応のシリーズとして2004年から「みんなの食卓」を展開し、ハムやソーセージを製造。2007年には同シリーズの専用工場を山形県に設立。 
 パンに関しては、昨年冬に「みんなの食卓米粉パン」を発売し、今年夏には「米粉のパンケーキ」のメープル味とかぼちゃ味の2種類を発売した。パンと菓子については、インターネット販売がメインとなっており、購入した人から感謝の手紙をもらうなど、好評だという。









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