サワー種発酵液を使ったベーキングセミナーを開催-キリン協和フーズ - ブランスリー電子版

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ブランスリー新聞/2010年10月号

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サワー種発酵液を使ったベーキングセミナーを開催-キリン協和フーズ
客にパンの食べ方に興味を持ってもらえるPOP作りもポイント。「シュークルート風ピザ」のPOPには、「アルザスの伝統料理シュークルートをアレンジし、ベーコン、ソーセージ、クラウト、マッシュポテトをのせて焼き上げた具沢山ピザ」との説明を掲載
フランスパンを用いサワードの効果を比較。左は「添加」、中央は「無添加」、右は「添加後、熟成種として使用」。添加するとボリュームも出る
 キリン協和フーズは東京・渋谷区の日本製粉東部技術センターで8月25日、サワー種発酵液「サワード」シリーズを使ったベーキングセミナーを開催。同製品を使ったフランスパンの製造実演や、食パン、スコーンなど10品目の紹介を行った。
 「サワード」は、本場ヨーロッパのサワー種特有の、風味・効果を与える製菓・製パン用の発酵調味料。同社がドイツのサワー種メーカーの老舗であるボッカー社と技術提携し、空輸したサワー種をもとに国内で製造している。
 「販売開始の1年前から、食事パン用途をメインに好評。食事パン以外にも用途の幅は広いので、新製品開発のお役に立てれば」とパン資材営業部長の遠藤裕之氏。
 講師を務めたポンパドウル製品開発課課長の渡邉睦氏は「天然酵母は、それがいい種なのか否かの判断が難しく、安定性に欠ける。日本の消費者は特に、焼き色やボリュームの均一性を求める」と話し、サワードの有効性を強調した。「ドイツには『種の専門店』がある。日本で言う味噌屋や醤油屋のような感覚で、種を専門店に任せてもいいのでは」とも提案した。
 サワードの効果がわかりやすいというフランスパンでの比較では、「無添加」「直接添加」「添加後熟成種として使用」の3種類を試食。受講者からは、「サワードを添加したものは、香りや風味がよく、ボリュームも出ている」との声が多かった。「サワードを添加することで、時間をかけて生地を熟成させなくても、充分にうま味や風味、香りが出る」(同社)という。
 「直接添加」と「添加後熟成種として使用」の2つの比較では、どちらも風味や旨みのあるパンに仕上がっている。「『直接添加』は乳酸菌が生地に直接的に働くので、『添加後熟成種として使用』より、焼き色や香ばしさが強く出る。風味や旨みの具合は両者で若干異なるので、好みで使い分けてオリジナルの風味を作り出して欲しい」(同社)
 サワードは乳酸菌と酵母が活動を終えた不活性の状態なので、常温で保存が可能。さらに、液状なのでミキシング時に他の材料と一緒に手軽に扱える。また、サワードの乳酸菌は、うま味や風味を与えるだけでなく、カビの発生や生地の劣化を防止する働きがある。
 サワードの紹介のほか、日本パンコーディネーター協会代表の稲垣智子氏が、「パンの食べ方提案による販売戦略」と題し、欧風パンの食べ方やディスプレー、ラッピングなどの提案を行った。夏場におすすめな調理パンの具材として、「PH値の低いシュークルートが便利。酸っぱいものは食欲も増します」。また、製品名の付け方の工夫も提案。「例えば『多加水食パン』なら、『耳までもちもち食パン』や、『みずみずしい』という普段パンに使わない表現をしてもお客様の目に止まります」









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