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| お店拝見/2010年8月号 |
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| 「ここのじゃないと」と言われる食パン | |||||||||||||||||||
「ぶれっど食パン」(1斤260円)は1日に3斤棒で20〜25本出る。久家さんは「4枚切りくらいの厚切りをトーストすると、表面はかりっとして中はもっちりとした食感になる」と厚切りをすすめている。すっかりその食べ方にはまってしまった客が多く、中には1斤の半分の厚さでトーストして楽しむ人もいるという。食事パンはこのほか、りんごと葡萄の100%果汁から起こした天然酵母を使用した「天然酵母食パン」(1斤340円)や「天然酵母レーズン食パン」(1斤360円)、「天然酵母クロワッサン」(160円)がある。クロワッサンの食感は軽めで、発酵バターを折込んだ風味の良い品だ。 「低価格で勝負したら絶対に勝てません。安心して食べてもらえるために品質で勝負だと思っています」 全ての商品に、国内産小麦と地元の養鶏場から仕入れている卵を使用。小麦に関しては今年北海道産が不作だった影響で、現在は2割だけ外麦をミックスしたものを使用している。できるだけ価格に影響を出さないための調節は欠かさない。さらに、サンドイッチに使うレタスは特に気象による価格の変動が激しいので、水耕栽培のものにし、安定化を図っている。 客単価は1000円程度。固定客の多くが週に2〜3回来店し、食事パンと一緒に「究極のカレ〜パン」(200円)や「幻の! クリームパン」(150円)を購入していく。カレーパンやクリームパンは、5、6個まとめて買う人が多い、同店の看板商品。 「究極のカレ〜パン」は1日あたり多いときで150個出る。「カレーは皆が好きなものだから、食べ慣れた家庭の味に仕上げています」 コクを出すために隠し味にチョコレートを入れるなど、「家庭で作るカレーをおいしく仕上げる裏技や隠し味」でおいしさを追求。ジャガイモ、ニンジン、鶏肉などの具は大きめで食べ応えがあり、パン生地との間に隙間なくたっぷりと包まれている。パン生地は歯切れがよく、中のカレーと一体感があり、まるでカレーライスを食べているかのような食べやすいカレーパンだ。 1日100個ほど出るという「幻の! クリームパン」は、購入後に客の目の前でクリームをはさむので出来たて感が楽しめる品。クリームはカスタードと生クリームのミックスでまるで洋菓子のような滑らかな舌触りが特徴だ。 「クリームは生クリームをブレンドしている都合上、購入後にはさむ必要があるのですが、お客様には作りたてを喜んでもらえます」 購入後にはさむことで、生クリームの水分がパン生地に移らず、商品の鮮度が保たれる。また、クリームとパンが別々なのでそれぞれのロスを減らすことにも繋がる。 2000年3月にオープン、今年で10周年を迎えた。現在31歳という若さの久家さんが店を持ったのは21歳の時。火曜日の定休日もパンの仕込みと庭の手入れをこなし、店と共に歩んできた。 高校卒業後は大手製パンメーカーの冷凍生地の製造部門に3年間勤務。そこでパン作りの基本を学び、あとは独学でおいしいパン作りを追求してきた。「イメージにとらわれない」ことを大切にし、客がおいしいと喜んでくれる商品作りにまっすぐな姿勢で取り組んでいる。その姿勢が、カレーパンやクリームパン、食事パンなど、日本のパンの王道とも言うべきアイテムを、店の人気商品に育て上げたのだ。 久家さんが今検討中なのは「日替わり食パン」のメニュー設定。「ほうれん草やかぼちゃ、五穀など、5種類が曜日で決まっているのですが、買いに来れない曜日のときに食べたいメニューがあるというお客様がいます。しかし一方で、ランダムにしてしまうと、今まで好きなメニューを買えていたのに買えなくなってしまうというお客様が出てきて・・・」という久家さんの言葉には、顧客一人ひとりを大切にする思いが溢れている。 | |||||||||||||||||||

| SHOP DATA
店名パン工房 ぶれっど
住所茨城県石岡市柿岡2375‐2 電話0299‐43‐6315 営業時間午前9時〜午後7時 定休日火曜日 品揃え50〜60種類 店舗面積厨房20坪、販売スペース15坪 スタッフ販売2人、製造2人 日商平日20万円、 休日30万円 |

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