日本全国のあんぱんを食べて辿り着いた「豆褒美」-東京あんぱん 豆一豆(まめいちず) - ブランスリー電子版

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お店拝見/2010年5月号

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日本全国のあんぱんを食べて辿り着いた「豆褒美」-東京あんぱん 豆一豆(まめいちず)
左上から時計回りに「ブリオッシュあんぱん」「チョコ×あんデニッシュ」「つぶあんぱん」「こしあんぱん」「豆褒美」「五色豆ぱん」
左上から時計回りに「ブリオッシュあんぱん」「チョコ×あんデニッシュ」「つぶあんぱん」「豆褒美」「こしあんぱん」「五色豆ぱん」
東京駅構内にオープンしたあんぱん専門店「東京あんぱん 豆一豆」
売り場横の厨房はガラス張りになっており、あんを手包みする様子を見ることができる
 「あんぱんは、昔から親しまれている庶民の味。これを素材から工程まで一から見直して開発したのが『豆褒美』です」と話すのは、あんぱん専門店「東京あんぱん 豆一豆」の商品開発を担当するJR東日本フードビジネスの森大祐さん。森さんは、同店の商品開発にあたり、全国各地のあんぱんを毎日のように食べ、研究を重ねた。食べたあんぱんの数はなんと130個を超える。
 「豆褒美」(250円)は中身のあんが、大納言と粒あんの二層に分かれている。「大納言を粒あんに混ぜないことで、ふっくらと炊き上げた大納言のほくほくとした『豆感』を楽しめるようにしています。『あん好きな人』だけでなく、『豆好きな人』にも満足してもらえると思います」(森さん)
 大納言、粒あん、パン生地の割合は、「1対1対1」。森さんは、この比率があんぱんの黄金比だという。「開発にあたり、おいしいと評判のあんぱんを数多く食べました。それで気付いたのが、あんと生地の量のバランスが大事だということです。最もおいしく感じる比率を求めて辿り着いたのがこの黄金比です」
 あんの甘さは控えめ。「もう一個、と手が伸びるような甘さ」と、森さん。また、大納言と粒あんの甘さもそれぞれ変えたという。糖度計を用いて設定したという甘さは、味の観点からだけではない。保存料を使わずに品質を保持するためには、ある程度の糖度が必要だ。東京駅構内という立地上、「東京土産」としての需要の期待もある。こうした条件の下、「豆褒美」のこだわりの甘さが決定した。



あんぱん発祥の地東京で、あんぱんの魅力を再発掘
直径18?のリング状の「まめよろこび」(800円)
店長の尾高正雄さん
 豆のおいしさと黄金比を実現したこだわりのあんぱん「豆褒美」のほかにも、あんぱん専門の同店には、常時12種類ほどのあんぱんが揃う。
 「こしあんぱん」と「つぶあんぱん」(各150円)の定番品や、季節限定の「桜あんぱん」(180円)といったあんぱんの王道と言えるアイテムのほか、ブリオッシュ生地の中にこしあんと生クリームが二層になって入った「ブリオッシュあんぱん」(170円)や、デニッシュ生地にあんとチョコを散りばめた「チョコ×あんデニッシュ」(200円)など、和と洋がコラボしたものまでバラエティ豊か。また、見た目に驚かされる製品は、直径18?のリング状の「まめよろこび」(800円)。デニッシュ生地に北海道産小豆の粒あんを包んだサックリとした食感で、ケーキのように切り分けて楽しむことができる。
 「東京はあんぱん発祥の地です。その東京駅に構える当店として、あんぱんの楽しみ方を再発掘できるよう、いろいろな形であんぱんを提案していきたいと思います」(森さん)
 「五色豆ぱん」(190円)はしっとりとした食感の白パン生地に小豆、うぐいす豆、金時豆、黒豆、手亡豆の5種類の豆を合わせた製品。パンの表面にトッピングしている「フルードセル」という塩の結晶で、しっかりと塩気を効かせ、豆の味を引き立てている。また、味だけでなく、それぞれの豆の色の違いも楽しめる。「手でちぎると、豆がごろっとこぼれてくるように仕掛けてあります。この仕掛けに驚いてくれたらうれしいですね」(森さん)



SHOP DATA

店名 東京あんぱん 豆一豆
住所 東京都千代田区丸の内1‐9‐1JR東日本東京駅構内1階サウスコート内
電話 03‐3211-9051
営業時間 8:00〜22:00(月〜土曜)、8:00〜21:00(日・祝日)定休日火曜日
品揃え あんぱん約12種類
店舗面積 およそ5坪
スタッフ 販売3人、製造4人



JR東日本東京駅構内の商業施設「エキュート」には、アンデルセンが同社の全国の店舗中、最も小さなスペースでオープン
27坪という店舗面積は全国のアンデルセンの中で最小のスペース
東京駅のレトロな雰囲気が漂うパケージの「東京フルーツブレッド」(1890円)
北海道産の小麦など、国産素材にこだわった商品が豊富。これらのアイテムをはじめ、エキュート東京店のオリジナルが半数以上を占める
全国のアンデルセンの店舗の中で最小のスペース‐アンデルセン エキュート東京店

 全国に展開するアンデルセンの73店舗目となるエキュート東京店。アンデルセンのスクラッチの形態を取る店舗としては、同店の27坪というスペースは最小だ。
 「通常は40坪ほどのスペースで展開しているので、27坪というスペースはアンデルセンとして画期的な試みです」(アンデルセンエリアマネージャー森隆彦さん)。同店から山手線で7分ほど行った上野駅にはアンデルセンアトレ上野店があり、こちらは50坪という広さで展開。エキュート東京店とは対照的だ。
 オーブンはコンパクトなタイプを使用し、スタッフも、少人数で回せるようにオペーレーションの効率化を図る。 パンのアイテムは70種類。そのうち半数以上が、ほかのアンデルセンの店舗では手に入らない同店のオリジナルだ。「国産小麦の白パン」(120円)や「国産小麦の丹波黒豆塩まめぱん」(273円)など、小麦や豆など、国産のものにこだわった製品が数多く並ぶ。
 アンデルセンの人気商品、デニッシュも同店だけのオリジナル商品だ。「ショコラフランボワーズ」や「ミルティーユ」(各189円)は、サイズを少し他店より小さめにした。
 「女性の方にも食べやすく、新幹線の中でおやつ感覚で食べるのに適したサイズだと思います。また、当店の小さめのオーブンで焼くためにも、他店のものより小さめに設定する必要がありました」(森隆彦さん)
 「東京フルーツブレッド」(1890円)は一週間の日持ちがする、東京みやげを意識した商品。パッケージの東京駅のイラストは、同社社員が作成した。東京駅の特有なレトロな雰囲気が漂う。
 限られたスペースでありながら、イートインが可能な12席を設けた。朝の通勤時など、忙しいときに気軽に利用できそうだ。また、全国のアンデルセンでは青山店など数店舗にしかないという、赤・白ワインを用意し、帰宅時の会社員などの需要を見込む。



「エキュート」にはそのほかにもサンドイッチやパンを販売するショップがオープン
サンドイッチハウスメルヘン
北海道産小麦「ゆめちから」使用の無添加パンのサンドは「エキュート東京店」限定。「ゆめちからを使用したパンは噛み切りやすく、サンドイッチにぴったりです」(同社取締役の土肥幸さん)


つきじ喜代村
寿司と魚料理専門店「つきじ喜代村」の「とろかつサンド」(480円)。脂がのったバチマグロのミンチをカツにして、ライ麦パンと食パンでサンド。寿司弁当などと一緒に並べて販売している。「マグロの脂をそのまま生かしてカツにしているのでぱさつかず、しっとりとしています」(同店副店長の小林俊文さん)

有名クリエーターが手掛けたオリジナルショコラが26種類‐「HINT INDEX BOOK」(Book&Cafe)
東京駅エキュート内の「HINT INDEX BOOK」(Book&Cafe)には、パティシエの辻口博啓シェフが、役者の市川団十郎氏や作家の白石一文氏をはじめとしたクリエイティブな仕事をしている有名人とともに作り上げたショコラが26種類揃う。ショコラ表面のイラストとフレーバーは、26種類全て異なる。カフェでは、コーヒーとショコラ1粒のセットが500円で楽しめる。「店名にヒントとあるように、甘いショコラを食べて何かアイデアが浮かんでくれたらいいですね」(JR東日本リテールネット総務部の岡田和視さん)

原価計算女王
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