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| いろいろ、エッセイ/2010年1月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| 「お客様都合の陳列」が出来ているか-武市 多美夫(パンを売り続けてきた男)
いろいろ、エッセイ(37)
今年も、また大晦日がやって来る。 「この一年、お前は何を遣ってきたのか」と自らを問い詰める一方で、「大層なことが出来た」と、感動の余韻も感じているこの年末。そんな錯綜は混沌とした一年の証でもある。 「この人だけは信じられる」と思っていた人から、想像すらしなかった大きな仕打ちをまともに受けた年でもある。傷つけた方は直ぐに忘れるが、傷つけられた方はいつまでも忘れない。 様々なことがあった一年だが、これも長い人生のほんの一コマの出来事として割り切る以外にない。 午後の京王線の車内は七人掛けの座席がほぼ埋まる程度の混雑であった。 ふと向い合せの座席をみたら、明らかに見ず知らずと思える七人全員が携帯電話を開いていた。老若男女が無言で同じポーズをとっている異様な光景であった。 多くの情報収集手段は、パソコンや携帯電話やテレビやラジオなどによるのだろうが、その情報量の多さとスピードは私の想像をはるかに超えている。 多くの情報を多くの人達が私より先に知っていることに度々出合う。「それはこうなって、その後はこうなった」と何倍もの情報となって跳ね返ってくることも多い。 京王線でみた携帯電話の七人の姿は情報戦争の中で生き延びる策だったのか。それともただ単に情報にもてあそばれていただけなのか、それは定かではない。 業界の情報はその多くを業界紙などで知ることが出来る。その点から業界紙の果たす役割は大きいと思っている。表からだけでなく、裏側や横から多様な視点で事実に食い込み、的確な提言がなされて業界の活性化に結び付けて欲しいと願っている。 低迷するパンの売上傾向に大きな変化が見つからないままに新たな年を迎えることになる。 来る年は売上低迷からの出口探しをさらに進めなければならない。 自店で遣っていることや自らの行動を振り返って、新たな計画を立て直し、行動を起こし、チェックすることが必要となる。 情報は奪い取るものだと教えを受けたことがあるが、様々な情報収集は低迷からの出口探しに大きく貢献すると確信している。 |




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