裏原宿に建つエコベーカリー-ピアザ エコファームカフェ - ブランスリー電子版

2026年10月21日に公表されたPHPの脆弱性(CVE-2026-109618、CVE-2026-109619)については、いずれも対策を完了しています。

ブランスリーアーカイブ(創刊号からの全記事)
記事の閲覧
<<戻る写真をクリックすると拡大写真が見られます。
お店拝見/2009年12月号

2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。


裏原宿に建つエコベーカリー-ピアザ エコファームカフェ
鈴木哲店長(左)と、ベーカリー担当の�標粁蘯造気鵝扮Α�
オープンテラス。1階のパンは、ドリンクをひとつ注文すれば2階のレストランで食べることもできる
サンドイッチをはじめとした惣菜パンや、サラダがセットになったデリボックス(550円)といったパン食のお弁当も人気
 原宿駅から徒歩10分、表参道と明治通りが交差する裏原宿に、緑の植物で飾られたカフェが佇む「ピアザ エコファームカフェ」。ファッションの中心地である原宿で、屋上に風車をあしらい、ロッジ風のオープンテラスを持つモダンなこの店は、太陽光発電や風力発電などを利用し、建物設備の面でもエコロジーに取り組む『地球に優しいカフェ』だ。1階がベーカリー、2階がレストランとなっている。



自給自足を目指して
店内では自社農場で採れた根菜やきのこなども販売している
メープルなど自社ブランドを使ったオリジナルの味わいも多数
購入時にポイントをためるとプレゼントされるオリジナルエコバック。イラストは、お店のシンボルであるネイティブアメリカンの高名なリーダー、デニス・バンクス氏
「野菜のカレーパン」。具はニンジン、ジャガイモ、サツマイモ、カボチャなど7種
「小豆バターフランス」(200円)。同社全店で一番人気のロングセラー
 昨今、企業レベルでの環境への取り組みが注目されているが、隅田商事(東京都渋谷区、山本正旺社長)の食品事業本部を母体とする「ピアザ エコファームカフェ」は、2006年春に、当時の同社における環境への取り組みの最大限を盛り込んだベーカリー&レストランとしてオープンした。同店は系列の6店舗目に当たり、それまでのベーカリーカフェ運営で蓄積したノウハウに、同社のエコに対する技術と運営方法を組み合わせた環境型ショップとなっている。
 同社は2004年にISO14001を認証取得。大きな事業テーマである環境経営実践の一環として、2001年に千葉県富津市志駒に約33万坪の自社農場ピアザ・エコ・ファームを開設した。そこで栽培した無農薬野菜がピアザ エコファームカフェで提供されている。また、同店から出た食料残渣は、この畑の肥料として「ゴミゼロ」を目指しリサイクルしている。循環型経営が成り立っているのだ。
 同店が目指す第一の目標は「自給自足の実現」。中でも注目すべきは、店舗に導入された同社外商部が扱うエコ設備の数々だ。店舗設計から設置まで同社が行っており、同店はその設備のモデルショップでもある。主な設備内容は、照明電力の一部をまかなう太陽光発電(3・5キロ�表侘枠�電設置)と風力発電(マイクロ風車)や、地球に優しい灯油を使い空調用電力を抑制する灯油ヒートポンプエアコン(KHP)など。また、マイナスイオン水を生成し給水管内を良好な状態に保つことで安全な水を供給する、水の活性化システム「エコジェム」も使用されている。これらの設備は同店での活用状況をモデルとし、他社への普及も視野に入れている。
 こういった一連の取り組みに対し鈴木哲店長は「現時点で、自分達のエコへの取り組みやサービス、運営方法が100%完成しているとは考えていません」と言う。
 「エコ設備の開発も日進月歩で進化していますし、店舗内の商品開発や運営も更なる工夫、更なる充実を目指しています。無農薬野菜を始めとするオリジナル食材でベーカリーの品質も充実し、目標までの距離は随分縮まってきています。しかしそういった、自分達の手で作り、自分達で見つけ品質の良さを熟知した品物だけを100%提供できているかといえば、まだそこまでではないんです。今後目標設定が更に高くなる可能性もあります。日々アップデートしていくことが一番大切だと考えているからです」(鈴木氏)
 現在、吟味の上で他社製品を一部利用しているが、同店の目標は自給自足と自社内での循環にある。鈴木氏は「それが独自性になるとも考えています」と強く訴えた。



都会に土のぬくもりを
「インディアン・ラブティーのメープルクリームパン」(200円)。さわやかな甘みを持つハーブの清涼感と、あっさりした甘み、しっとりした舌触りが特徴
 同店がファッションや流行の発信地である裏原宿に店舗を置いたのは、「都会の街でも、地方で実践している循環や営みを実現し、自然を感じてもらいたい」といった山本社長の考えが動機のひとつという。以来、地域密着を心がけ、商品開発を続けてきた。
「主なお客様は地元の方です。地域住民も、近隣にお勤めの方も来店されます。今では、人気商品を目当てに、遠くの地域から買いに来てくれるお客様も増えました」と、ベーカリー部門担当の�標粁蘯損瓩聾譴襦�



体にやさしく斬新なレシピ
売り場の一角に配された陳列棚には、野菜やエコバッグが飾られていた
自社ブランドのメープルシュガーだけを使い、厳選した良質ないちごを使って仕上げた「メープルジャム」(1260円)
「メープルスティック」(140円)。フィリングはメープルシュガー、バター、コンデンスミルク。メープルシュガーのつぶつぶした食感が楽しめ、噛んだ時に甘みが広がる
 同店では、自社農場の野菜や、米国ミネソタ州の天然メープルやハーブといった自社のオリジナル食材のよさを味わってもらうパンづくりを心掛けている。
 今秋登場した新製品「野菜のカレーパン」(200円)では、自社農場の野菜7種をたっぷり使用。野菜は3〜5センチ角で大きく刻まれており、噛み締めると染み出す味がカレーと混じり合い、噛むほどにおいしさが増す。
 他にも、紅茶用ハーブのインディアン・ラブティーを生地に練り込んだ「インディアン・ラブティーのメープルクリームパン」(200円)といった、ロングセラーも。ラブティーは、9種類のハーブをブレンドした香り高いアメリカインディアンの伝統の紅茶。フィリングのクリームには、メープルシュガーが混ぜ込んである。「電車で何駅もかかる場所から、このクリームパンを電話で取り置きをして買いに来る方もいます。その時は店頭の残数全部を買って行かれるんですよ。女性に人気ですね」と�標胸瓠�
 「お店の運営と同じく、商品開発も常に新しいものを取り入れ、お客様の期待にお応えしていきたいです」と、�標胸瓩肋亟蕕鮓�せた。



ピアザ エコファームカフェ


住所 東京都渋谷区神宮前4‐27‐2
電話 03‐5771‐0427
営業時間 午前9時〜午後8時30分
定休日 無休 
品揃え 約30品目
店舗面積 売場26坪、厨房16坪
スタッフ 製造・販売計10人
日商 約25万円

原価計算女王
原価計算女王

2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。

今月の公開記事

  1. POLINの高性能オーブンを日本市場へ 。450℃の焼成力と緻密なヒーター制御 - スズキ産業の下河拓磨社長
  2. 見やすい売り場と旬の味で、地域が誇れるベーカリーへ - アリマベーカリー
  3. 「ちいかわ」の世界観を表現したパンと店づくり - ちいかわベーカリー
  4. 掲載から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文を公開しています。
    ブランスリーアーカイブ
ブラ立ち読み
(記事の無料メール配信)
詳細はこちら