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| 海外情報(35)/2003年12月号 |
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| アメリカのスーパーマーケットインストアベーカリー最新情報
米インストアベーカリーはセルフにシフト傾向
スーパーのストでリテールに客が殺到 アメリカ人の日常生活に不可欠なものは何か? 冒頭からクイズ番組のようであるが筆者が察するに「車」 「クレジットカード」そして「スーパーマーケット」を加えるのが妥当と思う。 日本ではカリフォルニア州の山火事が報道されたが、この州ではスーパーマーケット大手3社の従業員が賃金問題に端を発してストライキに突入し、本日(11月15日)の時点で解決の糸口が見いだせないまま、2ケ月が経過した。 この影響で焼きたてのパンをスーパーマーケットで買えないお客が地元のリテールベーカリーに殺到し、売り上げが2倍になった店もあるという。 またスーパーマーケットに卸していた生鮮野菜業者は商品の供給先を失い、価格が急落したという。まさに悲喜こもごもの事態が発生しているという。 インストアは利益確保が今後の課題 さて、そのスーパーマーケットであるが、インストアベーカリーの存在は極めて重要視されている。 最近になって行なわれた「あなたはどのような店(業態)でベーカリー商品を購入するか?」という消費者の購買行動調査では、スーパーマーケットのインストアベーカリーが53%、地元のリテールベーカリーが32%、スーパーマーケットのセルフサービス棚が8%、超大型廉価販売店舗(スーパーセンター)が3%、ベーカリーカフェが3%、コンビニエンスストアが1%という結果が出た。 つまりスーパーマーケットのインストアベーカリーおよびセルフサービスベーカリーでべーカリー商品の61%が売られているということになる。 この調査結果で明らかなように、アメリカの消費者にとってスーパーマーケットのインストアベーカリー(以後IBと称す)は不可欠なものであるが、最近になっていくつかの問題点が指摘されている。 そこで今回は筆者が入手した最新情報をもとにしたIB分析をしてみよう。 ◎2003年度9月の時点での年間伸び率は6・2%である。 ◎IBの45%は売り上げが伸びていると回答した。昨年度における同じ設問に対しての回答は41%であった。 ◎今後もIBを重要視し、新製品の投入などの積極的な販売戦略をとるか、という設問には70%のIBが同意している。 ◎しかしながら「IBは期待している十分な利益が確保できているか?」という重要な設問には55%が「イエス」と答えているが、これが1年前の調査では61%であった。つまり利益率の低下が今後の問題点であろう。 利益率が高いのはブレッド類、ケーキ類 さらに各種の調査結果をお知らせする。 (1)スーパーマーケットIBの平均年商額は?
(2)前年に対する売り上げ増減は?
(3)主要商品群別の売り上げ構成比率は? 結果を表1に示す。大きい順にあげたが併せて前年度の数値を記す。 これによりそれぞれの商品群の売り上げ増減傾向を読み取る事ができる。 (4)IBにおける最も効果が得られる販売促進の手段は?(10段階法で表示、単位=ポイント)
(5)利益率の高い商品群は何か?
(6)利益率の低い商品群は何か?
インストアはセルフ化、リテールはどうする? (7)2003年に新商品化したのは?
(8)2003年に販売を中止したのは?
(注)作るのに手間ヒマがかかると思われるものが店頭から消えている。 (9)販売方式の変化
(注)熟練した販売員を雇うにはより高額な時給が必要、または人材難が原因と思われる。 (10)販売方式の実情(各商品群別に見た売り上げ構成比率による)
(注)圧倒的にセルフサービス方式が多いことに注目。このあたりにリテールベーカリーがIBに対抗できる手段を探るヒントがあると思われる。 さてIBを担当する管理職が念頭に置いている課題とは何であろうか? 彼らが日頃かかえている悩み事は何であるかを理解できる(複数回答)。
アメリカのリテールベーカリーはスーパーマーケットのインストアベーカリーと熾烈な顧客争奪戦のさなかにあると言われるが、これらの調査結果を注意深く読むことで、対抗手段を見いだす重要なヒントが得られよう。 |



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