
フランスパン生地に、マンゴー、パイナップル、アーモンド、チョコチップなどを練り込んで焼き上げた「パラオア」(250円、左)と、フランスパン生地にクランベリーとくるみを練り込んだ「フリュイ」(250円、中)

オーナーの池口康雄さん

大納言とチョコレートを巻き込んでUの字形に成形した「大納言ショコラ」(250円)

パラオアの外観。通りから見ると、広い敷地に小洒落た小さな建物(建坪約10坪)がぽつんと立っていて、「何のお店だろう」と興味をそそられる
「自分が食べて美味しいと感じられ、自分の家族にも食べさせたいと思うパンを作りたいですね」
今年1月、千葉県白井市にオープンした「パラオア」の池口康雄オーナーは 作業する手を休めてこう話した。
「余計なものは入れないで、自分が納得できるパンだけを作って販売していきたいと思っています」
クリームパンに使うカスタードクリームはもちろん、チョコレートクリームやあんぱんに使うあんも自家製のものを使っている。
チョコレートクリームは、カスタードを炊く際に、一部を取り分けて、溶かしたクーベルチュールチョコを混ぜ入れて作る。このチョコレートクリームを使ったチョココロネ(冬季限定商品)は、リピート率が高い商品。
また、菓子パン生地でチョコレートクリームを包んで焼き上げた「チョコパン」(150円)もあり、こちらもリピート率がかなり高いという。
あんぱんのあんも、北海道産の小豆を仕入れて、自分で炊いた粒あんを使用している。
「最も数が多く出る商品は?」の質問に池口さんは、「『ミルクフランス』ですね」と答えた。ソフトフランスパンに、ミルククリームをサンドしただけのシンプルなパンで、価格は160円。
「バゲット」(230円)は、低温長時間発酵の味わい深い製品だ。粉は内麦を使用。オーバーナイトで熟成させたポーリッシュ種を配合して仕込み、その生地をさらに、低温で一晩発酵させる。ポーリッシュ種の仕込みから焼き上がりまで3日間を要する手間隙かけた製品だ。
「パラオア」(250円)は、ハワイをイメージした製品だという。
フランスパン生地に、マンゴー、パイナップル、アーモンド、チョコチップなどを練り込んで焼き上げたもの。店名がそのまま製品名になっていて、「看板商品になってほしい」という池口さんの願いがこめられている。「パラオア」とは、ハワイの原住民の言葉で、「パン」を意味するという。
この他にも、フランスパン生地にクランベリーとくるみを練り込んだ「フリュイ」(250円)や、フランスパン生地に大納言とチョコレートを巻き込んでUの字形に成形した「大納言ショコラ」(250円)、自家製のライサワー種を使用し、ライ麦粉を60
%配合したライ麦パンの「バオアーンブロート」(600円、ハーフ300円)など、手間隙かけたパンの数々がショーケースを飾っている。