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| いろいろ、エッセイ/2009年2月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| 数字は行動の結果である - 武市 多美夫(パンを売り続けてきた男)
いろいろ、エッセイ(26)
ベーカリー関連の売上は厳しく、特に昨年11月からのダウン傾向が著しいと聞く。 年明け早々の新聞の経済欄には、「不況の影」「雇用減」「販売不振」「破綻」「上場廃止」等の文字が躍っている。今更言うに及ばないが、経済環境は相変わらず凄まじい状態が続いている。 その反面、世間の厳しさとは無縁のようにユニクロの好調が不景気記事と同じ紙面で紹介された。 記事によれば、昨年9月から11月期の連結決算は、売上高が前年同期比17・5%増、営業利益が45・6%増、税引き後の利益が43・6%増。いずれも過去最高で、多くの会社が目標や業績予想を下方修正しているのに対して、ユニクロは上方修正するほど磐石な経営を貫いている。 ユニクロの成功事例は、「お前達、何、もたもたしている」と言っているようにも聞こえて大きな刺激を受けた。経済関連では久しぶりに明るいニュースである。 数字は行動の結果である。計画を立て、行動し、途中チェックして、計画を達成させる行動パターンが望ましい。ユニクロがどのような行動パターンを実行したのか詳しく知りたいが、ヒントになると思われる内容が紹介されていた。 それによると、衣料品の機能性や豊富な色数、手ごろな価格が支持された。発熱素材の製品もヒットした結果とのことだ。 そんな記事を読んだ後ページを捲ると、一面のユニクロの広告記事が出ていた。広告文面には「色のチョイスを自由に」「色で元気に」「洗濯機で洗える」「価格をもっと手ごろにする」とあった。 「選べる」「製品に満足出来る」「手ごろな価格」「製品開発」が成功事例のキーワードである。 今年も厳しい経営を強いられることは確実である。経営トップは明確な目標を掲げ、スタッフのモチベーションアップを図り、協力と工夫を求め、日々の行動に結び付けることが今まで以上に必要である。 製パン技術者と販売する側に、何人のお客様が見えているだろうか。お客様が欲しいパンを、欲しい時に、手ごろな価格で提供出来ているだろうか。お客様の価値感と売る側の価値感が近づいた時、新たな成功事例が誕生するはずである。 今年の皆々様のご活躍とご健康をお祈り申し上げます。 |




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