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| お店拝見/2008年8月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| 陳列されたパンが自分で自分を表現する - ペッパーズ パントリー | |
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| 多くのパンが登場する御伽噺 | |
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JR木更津駅から歩くこと約10分、比較的大きな通り沿いに「ペッパーズパントリー」はあった。レンガ貼り風の壁に三角の屋根。ヨーロッパの城のような雰囲気もある。期待が少し膨らんだ。
中に入ると、その期待をはるかに上回る楽しげな雰囲気があった。 売り場は2階まで吹き抜けになっていて、様々なパンが所狭しと並んでいる。ただ、並んでいるだけではない。パンが自分で自分の魅力を語っている。多くのパンが登場する御伽噺のような世界だ。この雰囲気は何に由来するのか。 「最初から売れていたわけではありません」 同ベーカリーのオーナー、松井修さんはこう切り出した。 「すべての根源は商品です。おいしくなければ何も始まりません。そしてそれを表現することです」 松井さんは、商品ひとつひとつについて、使用する材料を綿密に検討した。特に小麦粉にはとことんこだわる。ポイントとなる商品には、他ではあまり使われていないマイナーな製粉会社のものを使用しているという。 パン生地だけではなく、フィリングやトッピングなどの具材にもこだわっている。基本的に商品名に名前が入っている具材は高品質で量が多く、サイズも大きい。「エビとたまごのサンド」のエビカツとタマゴサラダは、高品質で、量が多く、サイズが大きいのだ。そしてそのことを商品の陳列方法などで、顧客に素直に伝えている。 「私とスタッフ全員がおいしいと思うパンをどうやったらお客様にわかっていただけるのか。それに尽きると思います」(松井さん) |


| 客のパンを見る目が違う
取材メモ 「パンの御伽噺」。そんな表現がぴったりの売り場だ。客のパンを見る目が違う。その客達の楽しそうな表情が、さらに店内の雰囲気を盛り上げる。店全体がいい方向にまわり出し、そのまわる勢いが、どんどん加速している典型的な例だ。ここまで持ってくるのには、相当な忍耐力と手間が必要だったと思われたが、オーナーに聞いてみると、その答えは意外と単純だった。「一度食べてもらえたら絶対にリピーターになってもらえる商品を開発することと、一度食べてもらうための演出をすることです」
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