金券のプレゼントは、リピーターになってもらうための後押しになる。感謝祭に2日間で2100人 - サンセリテ - ブランスリー電子版

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話題/2008年7月号

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金券のプレゼントは、リピーターになってもらうための後押しになる。感謝祭に2日間で2100人 - サンセリテ

レジも大忙し。いつ絶えるとも知れない顧客に丁寧に応対し、手際よくレジを打ち、パンを包装していた


店舗の隣のオープンカフェスペースでは、綿飴をプレゼントするコーナーも設けられた


店の出入り口横で、購入したパンのレシートと引き換えに、購入額の50%の金券をプレゼント


郊外立地で、大きな通り沿いにあるサンセリテは、毎年、感謝祭と創業祭を開き、顧客サービスに努めている
 「自分の家に大切な人を招待するときのように、お客様を心からもてなして、楽しんでいただくことが目的なんです」
 5月24、25の両日、「感謝祭」と題して大きなイベントを行った埼玉県狭山市のベーカリー、サンセリテの高田知明社長はこう話した。
 同ベーカリーは、毎年5月と9月に、大きなイベントを開催している。5月が感謝祭で、9月が創業祭だ。
 「今回は、事前の告知方法を変えてみました。前回までは、市内でチラシ3万枚をポスティングしていたのですが、今回は、より広範囲の地域から来ていただこうということで、近隣の所沢市や入間市、川越市などの25万世帯に配られているタウン誌に告知広告を載せました」と高田さんはいう。
 感謝祭では、来店客に楽しい思いをしてもらおうと、様々な企画が行われた。まず、購入金額の50%の金券をプレゼントした。レジで清算を済ませた客は、出入り口の脇の特設コーナーで、レシートと引き換えに半額の金券を受け取る。
 「金券を出すことには、明確な目的があります。それは、リピーターになっていただきたいということです。例えば『感謝祭』をきっかけに初めて来店していただいたお客様に、もう1回来ていただくための後押しになってくれればということなんです。また、何かの理由で、何となく遠ざかっていたお客様にもう1度リピーターになっていただくための後押しになってくれればということなんです。パンは日常の食べ物なので、習慣的に来店されることが多いと思います。うちの店を『習慣』にしてほしいんです」
 高田さんがいつも考えているのは、「とにかく1度パンを食べてもらう」ということだ。年に2回大きなイベントを継続的に行っているのも、まだいちども来店したことがない人に、1人でも多く来店してもらって、とにかくパンを食べてもらいたいからだ。



顧客をもてなす気持ちでさまざまな企画を準備

店内は多くの人で賑わっていた。レジでの清算を待つ列に並びながら、パンを選ぶ状態だった。厨房から、焼き上がったパンが運ばれてくると、客達は先を争うようにして手をのばしていた


人気商品のひとつの自家製カスタードクリームを包んだ「ふんわりとろけるクリームパン」(136円)


人気商品のひとつで、カレーパンの上に、ポテトサラダやきゅうりなどをトッピングした「サラダカレーパン」(178円)


店舗の隣にある屋外カフェスペースでは、プロのマジシャンをよんでのマジックショーも開かれた
 感謝祭では、金券のプレゼント以外にも、顧客を楽しませるための様々な企画が用意された。
 おもちゃのプレゼントコーナーは、子供達に大人気だった。輪投げをして、入ったら、ディズニーのキャラクターのおもちゃや、トランプセットなどをプレゼントするというもの。輪投げの輪を3つ渡して、1つでも入ったら、プレゼントするというルールで行われた。綿飴のプレゼントのコーナーも、終日多くの人で賑わっていた。
 これら2つのコーナーは、金券をもらうときに、一緒に「輪投げ券」と「綿飴券」をもらって参加する仕組みだ。
 プロのマジシャンをよんでのマジックショーも開かれた。水を入れたはずのコップを頭の上で逆さにしても、水がかからないマジックなどが披露され、多くの人を楽しませていた。
 感謝祭では、2日間でおよそ2100人がレジで清算したという。売上は2日間で200万円を超えたという。
 「今回の感謝祭が終わってから、予約の電話が狭山市以外の市外局番からもかかってくることが多くなっているので、商圏を広げようという目的は、ある程度果たせたかなと思います。こうしたイベントは、普段の営業で、やることをきちんとやっていて初めて効果があります。普段から焼きたてを出し、丁寧な接客をしていれば、イベントが生きてくるんです」と高田さん。
 サンセリテは、5年前に、大胆な改革に着手した。それまで看板商品がなかったことから、品質に自信があった「天熟食パン」を選び、チラシのポスティングを積極的に行った。焼き上げ回数を多くしてPRした。さらに、同じ年の8月に店舗を改装し、新商品を次々に投入した。このころからフェアも積極的に開くようになり、感謝祭と創業祭が2大イベントとして定着した。
 この間、売上は伸び続け、現在の日商は平日で40万円以上、土日は60万円近くになっている。5年前と比べると4〜5倍になったという。
 「お客様をもてなすという気持ちが大事だと思うんです」
 高田さんは、こう繰り返した。







原価計算女王
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