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| 業界アンテナ/2008年5月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| 共に手を取り合い、がんばっていきたい | |
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オーブンメーカーやドウコンディショナーのメーカーは数多い。日本の産業構造が根本的に変わりつつある今、いかに「今仕様」に体質改善を行うかが生き残りのカギだ。今回は、製パン製菓機械メーカーの共立プラント工業、見米健・営業2課係長に話を聞いた。
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| 業界は二極化が進んでいる
―――最近伸びている製品はありますか。
見米 際立って伸びているという訳ではありませんが、2室独立制御のドウコンディショナー、そして、デッキオーブンが安定して売れています。 また、小型機器の動きがいいですね。ドウコンディショナーは、私どもが最も得意とする機械で、多くのユーザー様から支持をいただいています。 一方で、オーブンは、後発ということもあり、ドウコンディショナーほど知名度は高くありませんが、そのよさが浸透しています。 ―――共立プラント工業さんのドウコンディショナーの特徴は。 見米 加湿方式がスプレー式で、パン生地に悪い影響を与えないのがポイントです。また、他社の同等の能力の機械に比べて、幅が狭くスリムなこともセールスポイントです。 当社は、もともと、空調設備からスタートした会社で、その温度と湿度の管理の技術を活かせるということで、パン生地の発酵管理を行うドウコンディショナーの開発・製造を手掛けるようになりました。ですから、ドウコンディショナーは、当社が最も得意とする分野なんです。 ―――オーブンについてはいかがですか。 見米 ドイツ語で感謝を意味する「DANK」という名前で、製造販売しています。8つの焼成メモリーと手動、オートスチームのメモリーでいろいろなレシピも簡単にマニュアル化し、パートの方でもプロのレシピで簡単に焼成できます。 ―――そのほかには、どんな機械を扱っていますか。 見米 ドイツ、デバック社のモンスーン式のオーブンや、同じくドイツのマンズ社の小型デッキオーブンなどの輸入販売を行っています。 ―――普段の営業活動を通して見えてくる業界動向などはありますか。 見米 製パン製菓業界は、二極化が進んでいます。 駐車場があるような大型店が繁盛する一方で、昔ながらの小規模店は、苦戦を強いられているように思います。小規模店でも、繁盛店はありますが、そうした店はみな何かしら個性を打ち出しているように思います。 ―――製パン製菓の機械について何か最近の傾向といったものはありますか。 見米 機械を選定する際に、性能よりも価格を優先させる傾向が強まっていると感じます。 「いいパンやお菓子を作るには、いい機械が必要であることはわかっているが、ない袖はふれない」というケースが増えていますね。 昔は、即決ということも多かったのですが、今は、複数の会社から見積りを取り、価格を競わせるユーザーさんがほとんどです。 当社としては、機械のクオリティーを保とうとすれば、それなりの価格になりますし、一方ではお客様から、低価格を要求されるというジレンマをいつも感じています。 ―――個人で、小型のデッキオーブンなどを購入される方が増えていると聞きました。 見米 家電として販売されているオーブンでは物足りないという方からのお問い合わせは、確かに増えています。 特にインターネット経由のお問い合わせが多いですね。 当社は、テストキッチンで定期的にパン教室を開いているのですが、その生徒さんが購入するケースもあります。また、当社がお付き合いさせていただいているパンの先生からのご紹介で購入される方も多いようです。 ―――今後の展望について聞かせてくださ い。 見米 メンテナンス体制をさらに強化していきたいと考えています。 現在は、大阪本社のほか、東京、名古屋、石川、福岡の合計5事業所体制で、代理店にも協力してもらい、さらなるアフターサービスの向上を目指していきたいと考えています。 また、ユーザーの方々と共に機械開発を 行っていきたいとも考えています。当社の機械は、これまでも、ユーザーの方からご意見をいただき、様々な改良を行ってきました。 このところの原材料の値上げで、苦労されているパン店や菓子店も多いかと思いますが、機械を通して、個性あふれるいいパンやお菓子を作るためのお手伝いができたらいいなと思っています。共に手を取り合いながら、がんばっていけたらと思っています。 |

| 共立プラント工業
1966年、冷凍・冷蔵設備工事を中心に「共立冷機」の名称で、個人創業。1973年に共立プラント工業株式会社を設立。1984年、製菓製パン機器の製造販売へ事業を拡大。パンステージドウコンディショナーの性能のよさには定評がある。問い合わせの電話番号は、03‐5847‐0578。
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