パンとタルトとパスタの店 - ルージュ・トマト タルト&ベーカリー - ブランスリー電子版

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お店拝見/2008年3月号

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パンとタルトとパスタの店 - ルージュ・トマト タルト&ベーカリー

赤と緑を基調とした外装は、とても楽しげな雰囲気を醸し出している。
住所:大阪府和泉市のぞみ野2-1378-5
電話:0725-57-8083
営業時間:午前10時〜午後6時30分
定休日:火曜日



ベーカリーとレストランの相乗効果

紅茶葉を練り込んだ「紅茶シフォンパン」(右)と、チョコチップを練り込んだ「チョコシフォンパン」(左)


上生地をトッピングして焼成する「小山さんのクリームパン」


茹でたじゃがいもをくずしたものと、ベーコン、コーンを練り込んだ「じゃがいもベーコン・コーン」


もっちり感にこだわった看板商品の「もっちり食パン」
 大阪府和泉市の「ルージュ・トマト タルト&ベーカリー」は、ボリューム感のある本格的なタルトと、様々な種類のパンを製造販売するユニークな店だ。2階のレストランでは、本格的なパスタ料理も提供している。
 同じく大阪府和泉市にあるイタリアンレストラン「ルージュ・トマト」が、2号店を出すに当たって、新しい業態として考えたのが、パンとタルトを販売する店だった。
 「ルージュ・トマト タルト&ベーカリー」の責任者、渡部さんは、脱サラのパン職人。25歳のときに、辻調グループ校のパンの専門学校に入学。1年間、製パンの勉強をし、数店のベーカリーで修業を積んだあと、「ルージュ・トマト タルト&ベーカリー」のオープンの企画・立案から関わった。
 「2階のレストランで、食事をされたお客様は、1階のパンを1割引で買えるようになっています。レストランでも、食事と共にベーカリーのパンを提供していますので、レストランで食べたパンがおいしかったといって、下に降りてきたときにパンを購入していかれる方も多いようです」と渡部さんはいう。
 取材した日の午後2時ぐらいの時点で、レストランはほぼ満席の状態だった。
 「レストランは、利益率もいいし、ウチの大きな柱のひとつになっています」と渡部さんは話す。
 タルトは専用の冷蔵ショーケースに陳列し、種類も多く、どれも華やかでボリューム感がある。本店で製造したものを運んでいる。「洋なしづくしのキャラメルポワールタルト」(480円)、「王様メロンのタルト」(480円)、「フルーツいっぱいのタルト」(480円)などが人気だという。



ベタなパンが好まれる

厨房でパン作りに励む渡部さん(右)。「仕事は楽しくするもの」が渡部さんのモットーだ。


ベーカリーでは、平台を多く用いて、平面陳列を実践し、楽しげな雰囲気を演出している。


様々なタルトが並ぶ冷蔵ショーケース。


2階のレストランは、ほぼ満席の盛況ぶりだった。


天井を見上げると、インテリアとして、籐かごなどが吊り下げられていた。


レストランの人気メニュー「ルージュトマト モッツァレラチーズ」(980円)。


人気のタルトのひとつ「洋なしづくしのキャラメルポワールタルト」
 1階のベーカリーは、およそ15坪の広さで、様々なパンが並んでいた。パンの品揃えはおよそ50品目だ。
 「あるコンサルタントの方に多くのヒントをいただいて品揃えを決めました。その後も、お客様の声をとり入れる形で、いろいろな商品を投入してきました。この辺のお客様は、ベタな(普通の)パンを好むようですね」(渡部さん)
 「シフォンパン」(199円)は、卵や牛乳を配合した生地を、特注の細長い型に入れて焼き上げた商品で、「食事にもおやつにもなる」と喜ばれているという。6つの山になっていて、手でちぎって食べられる。子供に人気があるという。
 同じ生地に紅茶葉を練り込んだ「紅茶シフォンパン」(220円)と、チョコチップを練り込んだ「チョコシフォンパン」(290円)もある。
 「じゃがいもベーコン・コーン」(160円)は、練乳入りの生地に、茹でたじゃがいもをくずしたものと、ベーコン、コーンを練り込み、ブール形に成形して焼き上げた商品だ。同じ生地に、生のほうれん草とナチュラルチーズを練り込んだ「ほうれん草とチーズのパン」(140円)もある。これらの商品は、レストランでも、食事パンとして出していて、人気が高いという。
 「もっちり食パン」(1斤220円)は、もっちり感にこだわった看板商品のひとつで、「厚めに切ってお召し上がりください」と提案している。
 「小山さんのクリームパン」(140円)は、渡部さんが修業時代に教わったもので、開発者に敬意を表して、命名したという。自家製のカスタードクリームをパン生地で包んだあと、上生地をトッピングして焼成するユニークなクリームパンだ。
 「このような大掛かりな店を立ち上げからやらせていただいて、とても感謝しています。とにかく、基本的なことをしっかりと手を抜かずに行っていくことを心掛けています」(渡部さん)
 同店は、ベーカリーの厨房が約15坪、売り場が約15坪。2階のレストランが、66席で、約20坪の広さだ。
 スタッフは、ベーカリーが、製造2人、販売常時1人。2階のレストランは、厨房にシェフが1人、ホールスタッフは常時3人の体制だ。
 平均日商は、ベーカリーが、タルト類を含めて約12万円、レストランの方が約8万円という。 



複合業態の強み

取材メモ ルージュ・トマト タルト&ベーカリーは、イタリアンレストランとベーカリーの複合店舗だ。ボリューム感のあるフルーツタルトも販売している。1階のベーカリーでは、平台を多く使ってパンを陳列し、どこか「市場」のような雰囲気で、楽しい。フルーツタルトの冷蔵ショーケースは、真っ赤な垂れ幕を背景に置かれていて、こちらもとても楽しげに見えた。2階のレストランもほぼ満席の状態。これらの3つの柱の相乗効果で、全体として、アミューズメントパークのような雰囲気が醸し出されていた。

原価計算女王
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