
厨房でパン作りに励む渡部さん(右)。「仕事は楽しくするもの」が渡部さんのモットーだ。

ベーカリーでは、平台を多く用いて、平面陳列を実践し、楽しげな雰囲気を演出している。

様々なタルトが並ぶ冷蔵ショーケース。

2階のレストランは、ほぼ満席の盛況ぶりだった。

天井を見上げると、インテリアとして、籐かごなどが吊り下げられていた。

レストランの人気メニュー「ルージュトマト モッツァレラチーズ」(980円)。

人気のタルトのひとつ「洋なしづくしのキャラメルポワールタルト」
1階のベーカリーは、およそ15坪の広さで、様々なパンが並んでいた。パンの品揃えはおよそ50品目だ。
「あるコンサルタントの方に多くのヒントをいただいて品揃えを決めました。その後も、お客様の声をとり入れる形で、いろいろな商品を投入してきました。この辺のお客様は、ベタな(普通の)パンを好むようですね」(渡部さん)
「シフォンパン」(199円)は、卵や牛乳を配合した生地を、特注の細長い型に入れて焼き上げた商品で、「食事にもおやつにもなる」と喜ばれているという。6つの山になっていて、手でちぎって食べられる。子供に人気があるという。
同じ生地に紅茶葉を練り込んだ「紅茶シフォンパン」(220円)と、チョコチップを練り込んだ「チョコシフォンパン」(290円)もある。
「じゃがいもベーコン・コーン」(160円)は、練乳入りの生地に、茹でたじゃがいもをくずしたものと、ベーコン、コーンを練り込み、ブール形に成形して焼き上げた商品だ。同じ生地に、生のほうれん草とナチュラルチーズを練り込んだ「ほうれん草とチーズのパン」(140円)もある。これらの商品は、レストランでも、食事パンとして出していて、人気が高いという。
「もっちり食パン」(1斤220円)は、もっちり感にこだわった看板商品のひとつで、「厚めに切ってお召し上がりください」と提案している。
「小山さんのクリームパン」(140円)は、渡部さんが修業時代に教わったもので、開発者に敬意を表して、命名したという。自家製のカスタードクリームをパン生地で包んだあと、上生地をトッピングして焼成するユニークなクリームパンだ。
「このような大掛かりな店を立ち上げからやらせていただいて、とても感謝しています。とにかく、基本的なことをしっかりと手を抜かずに行っていくことを心掛けています」(渡部さん)
同店は、ベーカリーの厨房が約15坪、売り場が約15坪。2階のレストランが、66席で、約20坪の広さだ。
スタッフは、ベーカリーが、製造2人、販売常時1人。2階のレストランは、厨房にシェフが1人、ホールスタッフは常時3人の体制だ。
平均日商は、ベーカリーが、タルト類を含めて約12万円、レストランの方が約8万円という。