
いちじくを練り込み、クリームチーズを巻き込んだ「いちじくとクリームチーズのライ麦パン」(左)と、くるみとレーズンを練り込んだ「クルミとレーズンのライ麦パン」(右)。いずれも、麦焦がしを使用したライ麦パンの生地を使用している。

「ライ麦パン」(左)と「マカダミアとオレンジピールとクランベリーのライ麦パン」(右)

ホシノ酵母使用の生地に、大麦、玄米、キヌアなどを練り込んだ「五穀米」

「ホテルカレーパン」(右、116円)とたこ焼きが入った「たこやきドーナツ」(左、95円)

黒米を練り込んだ「古代米パン」も人気

中央の平台には、人気商品の数々が並ぶ

シュトーレンはスライスでの販売も行っている(1袋297円)
今の課題は、観光客をいかに取り込むか、ということだ。そのひとつの方法は「特産物的な商品」を開発すること。
「例えば、麦焦がしを使ったライ麦パンは、7月に開かれる地元熱海の例大祭『こがし祭り』(天狗が蒔く麦焦がしを頭からかぶると、無病息災で長生きができるとの言い伝えがある)をヒントに作った商品です。このようにパンにストーリー性を持たせることは大事です。現在は、観光客のお土産として喜ばれるような商品を開発中です。観光地熱海の復興にも一役買える店になりたいですね」(武山さん)
売り場の一角には、約15席のイートインのスペースがある。取材中もゆったりとくつろぎながらパンと飲み物を味わう人の姿が多く見られた。
「イートインは、観光客の方が一休みに立ち寄られることも多いんです。より多くの観光客を取り込んでいくには、欠かせないと思っています」(武山さん)
品揃えはおよそ80品目。顧客のニーズを探りながらの試行錯誤の結果の商品ばかりで、一つ一つに店の思いがこもっている。
「いちじくとクリームチーズのライ麦パン」(420円、ハーフカット210円)は、麦焦がしを使ったライ麦パンのバラエティーのひとつだ。ライ麦パンの生地にいちじくを練り込み、クリームチーズを巻き込んだものをプレーンの生地で包んで焼き上げた商品。
「クルミとレーズンのライ麦パン」(116円)も、ライ麦パンの生地を使用し、くるみとレーズンを練り込んでいる。
マカダミアやオレンジピールなどを練り込んだ「マカダミアとオレンジピールとクランベリーのライ麦パン」(210円、ハーフカット105円)もライ麦パンの生地を使用。
この他、ホシノ酵母使用の生地に、大麦、玄米、キヌアなどを練り込んだ「五穀米」(116円)や、黒米を練り込んだ「古代米パン」(84円)などが人気だという。
同ベーカリーは。売り場面積約20坪、厨房が約10坪。スタッフは、製造が3人。販売が2人。平均日商はおよそ12万円という。