
自家製酵母と石臼挽き小麦粉を使った「プティカンパーニュバゲット」(160円、左)、同じ生地にくるみを練り込んだ「プティノア」(160円、右手前)、かぼちゃの種、ひまわりの種、オートミールなどを練り込んだライ麦パンの「メアコーンブロート」(380円、ハーフ190円、中央奥)、オレンジピールやくるみなどが入った「パンオフリュイ」(320円、ハーフ160円、右奥)

子供を抱いた客にはスタッフが注文を聞いてパンをトレーにのせる。

右から「マヨネーズコーンフォカッチャ」(140円)、「きのこフォカッチャ」(180円)、「バジルフォカッチャ」(180円)

「パン ド ミ」(1斤240円」は、すでに多くの固定客がついているという。

スイート系のパンの中でも人気が高い「レーズンバンズ」(110円)

栗をたっぷりと使用した期間限定商品の「マロンまろん」(200円)
店内は、中央の平台がなく、広々とした感じだ。
「最初は、平台を置いていたのですが、ベビーカーで子供を連れていらっしゃるお客様が多く、そのまま入って楽に買い物が出来るようにと、中央のスペースを広くしたんです。子供を抱いたお客様には、スタッフがトレーを持って、希望のパンをとって差し上げることもあります。その意味でうちは、セルフと対面の中間ですね」(橋本さん)
パンの専門家として、店の方からの提案も欠かせないと、橋本さんは考えている。
「うちなりにこういうパンもやっていきたい、という思いもあるんです。お客様の選択肢にはまだないパンをこちらから提案していきたいということです。やはり、ハード系のパンですね。そのためには、食べ方の提案をしないといけないと思います。今はまだ出来ていないのですが、ゆくゆくは、パンと共に食べる食材も販売したいと思っています。それと、お客様がパンをいつ食べるのかについても気をつかっています。ハード系のパンだったら、お昼に買って、翌日食べるとしたら、本来の美味しさを味わっていただけないということになってしまいますから」(橋本さん)
顧客からの要望で品揃えに加える商品についても、その中に橋本さんなりの主張をさりげなく盛り込むようにしている。例えば、調理パンの「窯出しソーセージドッグ」は、コッペパンではなく、コッペ形のダッチブレッドを使用して、ジューシーなソーセージの食感と、表面がカリッとしたダッチブレッドの食感を対比させる、といった具合だ。
「やはり、『ここでしか買えない』ということが大事だと思いますから」と橋本さん。
現在の日商は、7〜8万円で、土日は10万円近くになることもあるという。常駐のスタッフは、橋本さんと恵美夫人の2人。この他、恵美夫人の姉の本名有紀さんらが、販売のパートとして忙しい時間帯に入る。恵美夫人は、製造と販売を臨機応変に兼務する。
売り場面積はおよそ10坪で、厨房がおよそ18坪の広さだ。
「幸いにして、店舗面積が37坪と広いので、将来的にはカフェなんかも出来たらいいなと思っています。8坪ほどのスペースが今は事務所になっていますが、このスペースで充分カフェが出来ると思うんです」(橋本さん)