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| ブランスリー新聞／2007年12月号 |
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| 吉崎達彦氏を招いて講演会 - 日本食品機械工業会 | |
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社団法人日本食品機械工業会は１０月２２日、東京・港区の第一ホテル東京で、「時局講演会」を開催した。講師には双日総合研究所の吉崎達彦副所長を招いた。講演のテーマは「食から考える現代ニッポン」。
吉崎氏の講演要旨は次の通り。 ◇ 情報の非対称性が顕著なのが食の世界だ。中身がよく見えないというのが問題なのだ。壁の向こうで何が行われているかがわからない。この情報の見えなさ加減に、消費者のイライラが募っている。情報化時代だからこそ疑心暗鬼になる。 食の世界ほど、追体験ができる世界はない。「カリスマ」「名店」 を消費者は求めている。 いかに付加価値を高めるかが大切だ。これからは、消費の量が増えない、もしくは減っていく「ゼロサムスタマック」「シュリンキングスタマック」の時代だ。 中国の１３億人がマグロを食べだしたらどうなるか。食のピラミッドの頂点の部分を、かつて日本は世界中から買ってくることが出来た。しかし、現在は金を持ち、金に任せてうまいものを食べたいという、かつての日本みたいな国が増えてきた。 これからの日本が生き残る道は、食のソフトパワーを発揮していくことだ。 |
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