
フランスパンに近い生地を長時間熟成させて作る「パン・ド・ミー」

コーヒーフィリングと、ヘーゼルナッツ、アーモンドを巻き込んだ「カフェ」

ショーケースには様々な商品が陳列されていた。

「ミルク・クリーム」(120円)は、冷やして食べることを提案している商品だ。

カレンズとくるみが入った生地で、クリームチーズを包んで焼き上げた「クリンズ」
全体の商品構成について望月さんは「ハード系40%、デニツシュ30%、食パン20%、その他10%くらいの割合で作っています」という。
パンの製法については「ドライフルーツやナッツを練り込んでパンを作る際は、焦げないように粉をふって、見た目にもグラデーションをつけています。基本的に一種類の粉で生地を作っているものはありません。灰分の多い粉や、食感や風味を出すための粉や、ボリュームや雑味が欲しい時に使う粉など、12種類以上の粉を使い分け、ブレンドしています」。
ほとんどが長時間発酵の商品で、イーストを通常の20分の1くらいにおさえて、ゆっくりと発酵をとり、小麦本来の味を引き出す。クラストに甘みを出す目的でレーズン種など、数種類の天然酵母も使っているという。
「自信作は?」との質問に望月さんは、多くの商品を紹介してくれた。
「イーゴのパン」(230円)は、イチジクとくるみが入った生地を使用。生地には、牛乳やはちみつ、マッシュポテトも入っていて、比較的リッチな配合。生地を丸めて、スケッパーで4等分し、再び切り口どうしをくっつけてホイロをとる。「こうすることで、商品の表面積が大きくなリます。皮の部分がおいしいので、おいしい部分が多くなるわけです。火通りもよくなります」と望月さん。「イーゴ」とは、スペイン語でイチジクのこと。
「カフェ」(230円)は、デニッシュ生地に、コーヒーフィリングを塗り、ヘーゼルナッツ、アーモンドを散らしてロールし、カットしてホイロをとり、焼成する。焼成後、ブランデーシロップを塗り、コーヒーチョコとフォンダンをかけて仕上げる。
「パン・ド・ミー」(520円)は、フランスパンに近い生地を長時間熟成させて作る。「薄めにスライスしてトーストして食べてください」と提案しているという。
「クリンズ」(230円)は、カレンズとくるみが入った生地で、クリームチーズを包んで焼き上げた商品で、「カレンズとクリームチーズの相性が抜群」と評判の商品。望月さんは、赤ワインが好きで、よくこのパンと赤ワインを楽しんでいるそうだ。
パンがおいしく見えるように陳列方法も、工夫している。「バゲットなどは、藤かごを使わず、出来上がったバゲットがそのまま見えるように壁の棚に直接立てかけました。ショーケースの中のかごも、あえて黒にしました。実際、パンが映えて、おいしそうに見えるんですよ」(望月さん)